色々バタバタしていたら前回投稿からまた間があいてしまいました。
久しぶり投稿の今回は、秋旅のお題から、今月初頭に行った神戸旅について書きたいと思います。
私の所属している消化器内科の分野では、毎年一番大きな規模の学会が10月下旬〜11月頭に神戸で開催されます。それはそれはまるでお祭り(勿論真面目な医学的学会です!)のようなビッグイベント。
コロナ禍も挟んで今回久々の現地参加。
最新知見を学んで知識のブラッシュアップをせねば!という気持ちで臨んできました。
2泊3日、赤ちゃん連れの神戸学会旅です♪
朝から晩まで基本的には真面目に学会に参加してきましたが、学会終わりや東京へ帰る日の新幹線乗る前など、隙間時間でせっかくなのでちょこちょこ観光も♡
今回はそんな隙間時間でも楽しめた神戸スポットをご紹介!
まず、学会参加初日、座学に少しつかれたので夕方ちょっぴり早めに退席。
どこに行こうか、迷いましたが、大学時代に友達と行った旅行の記憶から、神戸と言えば私的にまず思い浮かべるのが異人館。
三宮駅から途中坂道もありますが、徒歩圏内。
といはいえ、生後11ヶ月の赤ちゃんを抱っこしながらなので坂道はまぁまぁしんどかったです。
そしてこの日はあいにくわりとしっかり目に雨が降っていました。
ちょっとした苦労の先にたどり着いた北野異人館。
雨にけむる異人館街はなんだか少し哀愁さえ漂い、なんともノスタルジック。
この街に来たのは大学1年のときに仲良し友達メンバーでの旅行で訪れて以来。
あれからはや四半世紀に近い年月が流れてしまいましたが、セピア色の記憶の片隅ではたしか風見鶏の館に行った気がしたので、ノスタルジックついでに若き日の思い出に浸りたくなり、風見鶏の館へゴー!
この時すでに4時半を少し回っていたので、6時頃には閉まってしまう異人館の中から、うろこの家1本に次なるターゲットを絞り、雨の中、坂の最も高い位置にそびえるうろこの家に向かって足早に進みました。
途中、あかちゃんを抱きながら雨の坂道を息を切らして登るしんどさで、私はなぜ一番高いところにあるうろこの家をチョイスしてしまったんだろうかと後悔しつつ、たどりついてみると、、、
本当に名前の通りうろこのような壁には目を見張ります。
さっきまでの後悔はまるで無かったかのごとく、うろこの家をチョイスした自分のセンスをひとまず讃える調子の良さでその外観にうっとり&テンション急上昇↑
これはレトロ好き、アンティーク好きさんたちにはきっとたまらない場所です♪
それにしても大学時代、私は異人館に対してこんな感動と興奮を覚えた記憶がありません。
年月を経て、色々なものに対する捉え方や感じ方が変化していきますが、物の深みや良さに気づきこういう感動を感じられるようになるなら歳を重ねるのも悪くないなと思えたひと幕でした。
すっかりノスタルジックな異空間に夢見心地になったところで、駅までの帰り道、雨宿り兼異人館の余韻に浸るために、行きがけにちらっと視界に入り気になっていた「にしむら珈琲店」さんという喫茶店へ。
(この日の私はノスタルジーをひどく求めていたようです)
内装がまたとっても素敵で落ち着きます。
どうせ苦いんでしょと思いながらひと口飲むとこれが大当たりで、なんともおいしいこと、おいしいこと。
苦味だけでない甘み、コクも混じった複雑な味わい。
今日からコーヒー派に乗り換えようかな、と本気で思ってしまいました。
モンブランも私好みの古き良き安定のお味♪
ゆったりとしたくつろぎ時間。
それにしても、我が子よ、ちょっとくつろぎ過ぎでは、、、まるで玉座の上の王様かワンマン社長の座り方。
そしてその時はあんなに恨めしく思った雨も、こうやって思い出として振り返ると旅の記憶に一層特別感と味わい(Z世代の言葉を借りるならエモさ?)が増し、思い出の中に浮かぶ異人館が雨で良かったと今は強く思います。
いっきに旅の全行程を書くつもりがだいぶ長くなってきてしまったので、神戸隙間時間小トリップの続きは後半戦にて。
それでは、また♪