【代官山】ビブグルマン「falo」の炭火イタリアン。2025年を締め括る冬のご褒美ディナー

2025年の食べ納めは、夫との大切な納会。代官山「falo」の炭火を囲み、共に走り抜けた一年を振り返る至福の時間でした。

いよいよ2025年も幕を閉じようとしていますね。

一年の終わりは、背伸びしすぎず、でも自分を心から甘やかせるような特別な場所で「食べ納め」
は、夫と二人で営むマイクロ法人の、いわば「納会兼忘年会」になりました。

【Shop Information】
falo（ファロ）

住所：東京都渋谷区代官山町14-10 LUZ代官山 B1F
アクセス：東急東横線「代官山駅」より徒歩3分
特徴：炭火をコンセプトにしたカウンターイタリアン。ミシュラン・ビブグルマン掲載。

代官山　falo

共に走り抜けた相棒である夫と、一年間の労をねぎらい、新しい年への英気を養う場所に選んだのは、大好きな代官山の地下に佇むイタリアン「falo（ファロ）」です。

ミシュラン・ビブグルマンにも輝く実力店でありながら、どこか懐かしい温もりに満ちた、大人のための秘密基地のような一軒。夫婦二人、肩を並べて過ごした至福のひとときをご紹介します。

代官山「falo」とは？炭火を囲むカウンター席で五感が目覚める体験

店名の「falo」はイタリア語で「焚き火」を意味します。階段を下り、扉を開けると、そこには都会の喧騒とは無縁の世界が広がっています。

お店の主役は、何といってもセンターに鎮座する大きな炉。それをぐるりと囲むカウンター席は、シェフの技を目の前で堪能できる特等席です。

シェフが赤々と燃える炭をくべ、肉や魚の状態を見極めながら、炭との距離をミリ単位で調整していきます。

•近火で一気に表面を焼き固める力強さ

•炭の熱を間接的に当て、じっくりと中まで熱を通す繊細さ

煌々と燃える炭と対話するように食材を操るシェフの所作は、まさに芸術。揺れる炎を眺めているだけで、不思議と心が凪いでいく。

炎があがる姿に終始釘付け、火の粉が爆ぜる音や香ばしい匂いを感じられるオープンキッチンの醍醐味を味わえる贅沢な時間を過ごせます！

「falo」のおすすめメニュー。藁焼き・炭火焼きで味わう絶品料理

今回いただいたのは、炭火のポテンシャルを最大限に引き出したアラカルトの数々。一皿ごとに驚きがありました。

冷菜からグッと心を掴まれる逸品！
まずは「アンティーブとリンゴのゴルゴンゾーラサラダ」。シャキッとした野菜にリンゴの酸味、そしてチーズのコクが重なり、この後に続く炭火料理への期待を高めてくれます。

続いて届いた「あん肝のクロスティーニ」は、炭火で炙られたパンの香ばしさがあん肝の濃厚さを引き立てる、冬ならではの幸せ。

「火」の力強さを知るメインディッシュ
驚いたのは「鰤（ブリ）の藁焼き」。
一気に立ち上がる藁の炎で燻された鰤は、香りの奥行きが格別です。

そして主役の「ハラミ肉」。
炭を直接当てるような近火で焼き上げられたそれは、外側はカリッと芳ばしく、中は驚くほど瑞々しい。噛み締めるたびに、炭火特有の遠赤外線効果で閉じ込められた肉汁が溢れ出します。

余韻まで楽しむパスタ
締めは「山椒と燻した穴子のオイルパスタ」。
穴子のふっくらとした身から広がる燻製香がパスタ全体を包み込み、重厚感がありながらも山椒の爽やかさが後から追いかけてくる洗練された味わい。

代官山「falo」で過ごす特別な時間。2025年の自分へのご褒美に

faloの料理をいただいて感じるのは、「食材をいかに炭火で美味しく食べるか」というシェフの真摯な哲学です。

肉、魚、野菜など、炭火という最もコントロールが難しい調理法を選び、食材と真っ向から向き合う。その潔さが、食べた人の心に深く響くのだと思います。

煌々と燃える炭火を囲み、美味しいワインを片手に一年の出来事を振り返る。「火」の温もりに癒やされる時間は、単なる食事以上のパワーを私に与えてくれました。