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【後編】秋冬の新作から見つけた!スタイリスト徳原文子の「次のカワイイキーワード7」

スタイリスト・徳原文子が秋冬の新作の中から、彼女のアンテナに引っかかった最旬の「カワイイ」をご紹介します!
スタイリスト 徳原文子

スタイリスト 徳原文子

トレンドをキャッチする感度の高さと、大人のリアルスタイルに落とし込むスタイリングセンスで絶大な信頼を得る、Marisolのメインスタイリスト

ツヤ、透け、モフモフ。来シーズンは"素材"が主役

思いがけず仕事の「空白期間」ができたこの春夏。一度頭を空っぽにした状態で久々に見る「新しい服」は(まだ全貌はつかめていませんが)、なんだか楽しい予感に満ちていました。

注目すべきはなんといっても、「素材」! モフモフのモヘアやカシミアなど冬らしい質感はもちろん、レザーやナイロンなど艶素材もバリエーションが豊富に。また、一見夏物のような透けるシアー素材をニットと合わせる着こなしも気になります。

特にワクワクさせてくれたアイテムを軸に、7つのスタイリングを考えてみました。


徳原的「次のカワイイ!」7つのキーワード<後編>

04 レトロシックに着るきれい色

“マリソルではここしばらく、「きれい色は、ベージュやブラウンでなじませて着る!」という提案を続けていましたが、不思議なもので気分って変わります(笑)。今断然気になるのは、黒でまとめたレトロシックな着こなし。くすんだブルーも蛍光がかったピンクも品よく、それでいて可愛く見せてくれます。”

04 レトロシックに着るきれい色
「秋冬のさし色は華やかなビビッド系というよりは、ちょっとくすんだスモーキーカラーか、逆に蛍光がかったようなハイキーなトーンが目にとまりました。毎シーズン絶妙なカラーリングが楽しみなドゥロワーの新作は、シックなレトロブルーのクロップドパンツ。部分レースのブラウスやバレエシューズなどパンツ以外を"スイートな黒"でまとめて、フレンチフェミニンな着こなしに」。

パンツ¥46,000/ドゥロワー 六本木店(ドゥロワー) ブラウス¥39,000/サード マガジン ピアス(片耳)¥62,000/ショールーム セッション(マリハ) バッグ¥155,000/八木通商ザンケッティ事業部(ザンケッティ) 靴¥29,000/フラッパーズ(スペルタ)
04 レトロシックに着るきれい色
蛍光トーンとシアーな素材感のおかげで、淡いピンクでも甘すぎず大人っぽくはけるプリーツスカート。「きれい色自体にニュアンスがあるので、黒と合わせてもパキッとしすぎずどこか柔らかい雰囲気で着こなせます。こちらは色もアイテムも華やかなので、右のパンツコーデとは逆に、ゆったりとしたクルーニットやトラッド靴で"マニッシュな黒"を加えました。ストールでピンクを重ねても、黒がもつ引き締め力のおかげでぼやけず、キレのいい印象に」。

スカート¥38,000/オーラリー ニット¥30,000/スローン ストール¥60,000/ebure(ファリエロ  サルティ) バッグ¥57,000/アマン(エレメ) 靴¥69,000/トッズ・ジャパン(トッズ) 

05 レザーの艶とシフォンの透け感

“クラシックブームの流れからのレザーの復活や、秋冬に着るシフォンアイテムの登場。冒頭でもお話ししたように、来シーズンのトピックはなんといっても「質感のバリエーションの豊富さ」。表革のタフな艶やシフォンの繊細な透け感が、ニットの季節のおしゃれをぐっと楽しくしてくれるのです。”

05 レザーの艶とシフォンの透け感
「一時期はエコレザーが増えていたけれど、今年は本革が戻ってきています。なかでも多いのがボトム。特にこんなデザイン性の高いスカートなら、古くさく見える心配もなくトライしやすいと思います。素材が辛口なぶん、ふわふわのカシミアニットやレディライクな小物使いで甘さを足して」。

スカート¥68,000/サード マガジン ニット¥78,000/ebure サングラス¥34,300/オプティカルテーラー クレイドル 青山店(オリバーピープルズ) イヤリング¥11,000/アルアバイル(ドミニク・デナイブ・パリス) ネックレス¥22,000/アパルトモン 青山店(マラ エムシーエス) バッグ¥276,000/トッズ・ジャパン(トッズ) 靴¥72,000/アマン(ペリーコ)
05 レザーの艶とシフォンの透け感
「シンプルなVニット+ワイドパンツの上から、シャツワンピースをはおる感覚で質感を加えて」。

コート¥63,000/ebure ニット¥49,000/ヴェルメイユ パー イエナ 青山店(ヴェルメイユ パー イエナ) パンツ¥38,000/サード マガジン 帽子¥68,000/ドゥロワー 六本木店(ロック  アンド コー) ネックレス(上)¥22,000/エスケーパーズオンライン(ハルポ) (下)¥40,000/ショールーム セッション(マリハ) バングル¥19,000/アマン(アンセム フォー ザ センセズ) ストール¥34,000/アパルトモン 青山店(メゾン ド バカンス) バッグ¥58,000/八木通商ザンケッティ事業部(ザンケッティ) 靴¥48,000/フラッパーズ(ネブローニ)

06 ストールから始めるフォークロア

“毎シーズンチェックする『ピエール ルイ マシア』のストール。今年の春の特集ではエスニックなスカーフを紹介しましたが、秋冬はこんなフォークロアテイストの大判ストールが気分。この絶妙なカラーリングをヒントに、カーキやグレー、ブラウン、バーガンディ……またひとつ大好きな配色が増えました。”

06 ストールから始めるフォークロア
「このストール一枚で、"ヨーロッパっぽいフォークロア"な感じを出せる。定番のトレンチにひと巻きすれば一気に今年らしくなれる、便利なアイテムです」。

ストール¥68,000(ピエール ルイ マシア)・帽子¥10,000(ラ メゾン ド リリス)/ヴェルメイユ パー イエナ 青山店 コート¥120,000・ニット¥26,000/ebure スカート¥68,000/ドゥロワー 六本木店(ドゥロワー)  ピアス¥12,000/アマン(アンセム フォー ザ センセズ) ネックレス¥12,000(マリッサ メイソン)・バングル(太)¥18,000・(細)¥13,000(ともにベンアミュン)/アパルトモン 青山店 バッグ¥21,000/サード マガジン(マーロン) 靴¥70,000/アルアバイル(ジョセフ)

07 フレアでもなくタイトでもなく

“もうずっと「スカートはボリューム」という流れでしたが、一転、コンパクトなものが増えています。かといって決してタイトではなく、体のラインを拾わない絶妙なシルエット。ゆるっとしたトップスとの組み合わせは、身長や体型を問わず、そして人に与える印象としても大人の女性をきれいに見せてくれます。”

※お買い物マークをクリックしてアイテムを見ることができます
「正面はフラットだけど後ろはボックスプリーツになっていて、大股でガシガシ歩けるのもうれしい(笑)。ニットのすそはアウトして着ても可愛いです。今回はファーつきのフラットパンプスやポシェットで遊んでみましたが、きれいめな小物を合わせたらお仕事にも行けそう。コーディネートの可能性を広げてくれるアイテムです」。

スカート¥39,000/エイトン青山(エイトン) ニット¥52,000(ドゥロワー)・バッグ¥72,000(ワンドラー)/ドゥロワー 六本木店 スカーフ¥13,000/ヴェルメイユ パー  イエナ 青山店(ピエール ルイ  マシア) ピアス¥29,000/ショールーム セッション(マリハ) 靴¥68,000/シジェーム  ギンザ(ブロック コレクション)

▼徳原的「次のカワイイ!」7つのキーワード<前編>はこちら

撮影/佐藤 彩(物) 渡辺謙太郎(MOUSTACHE/人物) ヘア&メイク/森 ユキオ(ROI) スタイリスト/徳原文子 モデル/蛯原友里 撮影協力/バックグラウンズファクトリー

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