2021年11月13日

どぶろくに合わせる鶏肉とかぶのクリーム煮ブルーチーズ風味【平野由希子のおつまみレシピ #97】

簡単！おいしい！今回はどぶろくに合うレシピをご紹介

【今月のメニュー】

どぶろく×鶏肉とかぶのクリーム煮ブルーチーズ風味

このところ、東京の街中にどぶろくの醸造所が続々と誕生している。「微発泡だったり、軽やかな酸味があったりと、とても飲みやすく、いろんなタイプがあります。体にいい発酵ブームを背景に注目が集まっていて、アルコール度数も低めなので女性にもおすすめですね。いろんな料理と幅広く合わせられますが、白いクリーム系の料理とよく合います。今回はシンプルに鶏肉とかぶを軽いクリーム煮にして、ブルーチーズを少し加えてコクをプラスします。ブルーチーズの種類はお好みのものでOK」

【レシピ】
鶏肉とかぶのクリーム煮ブルーチーズ風味

【材料】［2人分］

鶏もも肉…（小）2 枚
かぶ… 2 個
玉ねぎ…1/2個
白ワイン…70㎖
生クリーム…200㎖
ブルーチーズ（ブルードー・ヴェルニュ、ゴルゴンゾーラなど）…30ｇ
塩、こしょう、バター…各適量

【作り方】

❶鶏肉は大きめのひと口大に切り、塩、こしょう各少々をふる。かぶは皮をむき、8等分のくし形に切る。玉ねぎは薄切りにする。

❷フライパンにバター少々を溶かし、鶏肉の皮目を下にして入れ、皮だけをこんがりと焼いて取り出す。

❸②のフライパンにバター大さじ1 を溶かし、玉ねぎをしんなりするまで炒める。②の鶏肉、白ワインを加えて煮立て、生クリームとかぶを加えてふたをし、弱火で10分煮る。

❹ブルーチーズをほぐして加え、煮溶けたら塩、こしょう各少々で味をととのえる。

【今月のお酒】
どぶろく

（右）木花之醸造所 ハナグモリ～THE酸
（左）WAKAZE 三軒茶屋のどぶろく

（右）2020年に浅草に誕生したどぶろく醸造所。カフェ＆バルを併設。麹室のある醸造所で、酒造りの工程で重要な麹を自ら造ることで、バリエーション豊かな味わいを実現。ラベル表示義務のない添加物不使用。白麹由来のクエン酸の酸味を生かしたシャープでドライな味わい。アルコール度数12％、500㎖￥2,178／木花之醸造所　　　

（左）日本酒の新たな世界に挑戦すべく、2018年、世田谷区三軒茶屋に醸造所を立ち上げ、2019年にフランス・パリ近郊で現地の米を使って酒造りを始める。どぶろくは山形の米と三軒茶屋の湧き水を使用。無添加の造りで、飲み心地のいい甘酸っぱい味わい。造りたてが飲めるバルも併設。アルコール度数12％、500㎖￥1,980／WAKAZE　※10月に容量、及びボトルデザイン変更予定

平野由希子
料理研究家、日本ソムリエ協会認定ソムリエ、フランス農事功労章シュヴァリエを叙勲。ワインバー「8 huit.」オーナー。フレンチをベースにしたおしゃれな料理とワインのペアリングを学ぶ、少人数制の料理教室「cuisine et vin」を主宰。詳細はホームページで。（https://www.yukikohirano.com/）　近著に「ソムリエ料理家のワインを飲む日のレシピ帖」（KADOKAWA）。