2023年2月3日

【蒸-五箇サウナｰ】京丹後の町と人をあたためるサウナ①【リカ姐のサウナ放浪記 Vol.23】

京丹後に行くべき名サウナが一気に二つもオープン！至福の京丹後サウナ体験をレポートします。40歳を超えてサウナ沼にはまった放浪系アラフォーサウナーのリカ姐がサウナの魅力について独断と偏愛で語るサウナ放浪記。【リカ姐のサウナ放浪記】毎月第1＆3金曜夜更新予定。

ととのってますか？リカ姐です。
サウナブームと言われるようになってから、日々新しいサウナがオープンし、一つ一つのクオリティも高く、私たちは沢山のサウナからどこに行くかを選べるようという夢のような時代になっています。そんな中で「良いサウナの選び方」や「行くべきサウナ」について問われることも多く、そういった観点での情報発信も増えているように思います。

サウナと水風呂の温度？
立地のよさ？
それとも施設の充実度？

基本的には自分が楽しみたいポイントで選べばよいと思いますが、リカ姐は良いサウナは「愛」があるサウナだと思っています。「愛」というと大げさですが「サウナそのもの」「自分の施設」「お客さん」を大切に思う人が作り運営しているサウナは、一見、設備が少なくても、不便そうでも、遠方でも行けば素晴らしい体験ができると思っています。

そんな「愛」に溢れたサウナが京丹後にサウナがオープンし、多くのサウナーの間でわざわざ足と運ぶ価値があると話題のサウナをご紹介します！

【目次】

京丹後の古民家サウナ「蒸-五箇サウナ-」
京丹後に2つのサウナ施設が誕生
支配人の「愛」が詰まった古民家サウナへ

最高のセッティングの本格フィンランド式サウナを体験！

天女羽衣伝説の清流でクールダウン

自然に囲まれた至福の外気浴

自然の中で心も体もととのう施設

施設情報

京丹後の古民家サウナ「蒸-五箇サウナ-」

京丹後は京都府の北部にある町で同じ京都府とはいえ、京都市からはとても離れています。

京都市から京丹後までは在来線、バスを利用してでおよそ3時間かかります。海に面した地域は「海の京都」と呼ばれていて、日本三景で有名な天橋立や蟹で有名な間人などがあります。

２０２２年１１月京丹後の町で初のサウナ施設が２つオープンしました。古民家を改装した「-蒸-（むす）五箇サウナ」と温浴による予防医療をテーマに米ぬか酵素風呂と５種類のサウナを体験できる「ぬかとゆげ」。

本当に素晴らしいサウナだったので、全サウナの体験レポートを今回から数回にわたってお届けしたいと思います。

「蒸-五箇サウナ-」は駅から離れた山中にあるため、移動には車が必要ですが、提携ホテルのKISSUIENの宿泊者向けの送迎（無料）もあります。

ホテルはお部屋もきれいで併設のレストランでは地元の食材を使ったおいしい料理を楽しめるのでおススメです！

参考）KISSUIEN WEBサイト

古民家を改装した蒸-五箇サウナ-
酵素風呂とサウナを体験できる「ぬかとゆげ」

サウナ　ホテル　KISSUIEN ぬかとゆげ　蒸五箇サウナ — 提携ホテルのKISSUIEN。送迎もあるので宿泊とセットがおススメです。

京丹後に2つのサウナ施設が誕生

支配人の「愛」が詰まった古民家サウナへ

京丹後サウナ体験は、「-蒸-（むす）五箇サウナ」からスタート。こちらは2022年11月京丹後の五箇という集落にオープンした古民家を改装した貸し切りサウナです。ここは銭湯のように人と人がゆるく繋がり、みんなで京丹後という地域を温めていくというコンセプト。

ホテルから車で１５分、到着した先は川沿いに立つの古民家。お出迎えをしてくれたのは支配人の足立キリさんです。
キリさんは以前こちらでもご紹介した長野にある有名なアウトドアサウナ「The Sauna」でヘルパーとして働いていました。The Sauna卒業後、地元の京都府にサウナを作りたいと京都に移住しその夢を実現したのがこちらの蒸五箇サウナです。

キリさんご自身でもDIYし、また引き続き整備し続けているというこちらの施設には、キリさんの京都とサウナを大切にする気持ち、お客さんに楽しんでほしいという想いが詰まっていて幸せな時間をすごすことができます。サウナ室を最高のセッティングに保つだけではなく、気候や気温に合わせてこまめに休憩エリアを変えたり、おススメのサウナの入り方を教えてくれたり、、、とキリさんの細やかな心配りで快適に過ごすことができました。

古民家に入ると、新しい更衣室とシャワーやトイレに休憩エリアにサウナ室。また、バスタオルやポンチョなども貸し出し、ドライヤーも使えます！

エントランスには手作りの看板。ネコもロゴもかわいくて暖かい気持ちになります。
シャワールーム兼更衣室は清潔で快適です。
ドライヤーも完備。

最高のセッティングの本格フィンランド式サウナを体験！

水着に着替えてさっそくサウナへ！

サウナ室には北欧から取り寄せた薪ストーブと沢山のサウナストーン、また高さの異なる2種類のサウナベンチが設置。
明かりは足元の照明と小さな窓から差し込む自然光のみで落ち着きます。
ベンチは座面が広く、寝そべることもでき、ロウリュの蒸気を寝そべって全身で受ける気持ち良さは貸し切りならではの楽しみです。

薪の燃える音、はぜる音、外からの自然音をBGMに一人静かに自分と向き合うのもよし、仲間と静かに語らうのもよし、と、都会の喧騒から離れた唯一無の贅沢な時間を楽しむことができました。

また、タオルやポンチョを乾かし温めることができるサウナ室のフックはアウトドアサウナでは非常にうれしい。こういう小さな点もサウナが大好きで色々なサウナを体験しているからこそ、気が付けるのだと思います。

フィンランドから取り寄せたサウナストーブと大量のサウナストーン
サウナ室内でポンチョやタオルをかけられるフック。

設備も勿論最高なのですが、ストーブの炎や湿度の管理にとどまらず、頭に冷水をかけてくれたり、水風呂に入る最適なタイミングを教えてくれたりと、常にサウナを最高のセッティングに保ち、そのサウナのポテンシャルを１００％楽しめるようにしてくださるキリさんの全方位的な心配りのおかげで最高の時間を過ごすことができました。