着物コーデを考えるときには、まずTPOが大事ですよね。
今回は……
☑ホテルでの少し改まった会
☑年配の女性が多いので、派手すぎる装いは避けた方が良さそう
☑とはいえ、新年会なので華やかさが欲しい
☑司会をする場面もあるので、やや堅さも欲しい
というところから考えると、シンプルな柄付けの訪問着か付下げが良さそう。
式典ではないので、正統派の古典柄ではんなり、といったコーデよりも、自分らしさを出してスタイリッシュな着姿を目指したい……。
いろいろ考えた末に、濃緑色の無地の面積が多い訪問着を選びました。
帯は、シンプルな銀箔のものですっきりと。
面積は少ないのにとっても主張するアイテムなので、柔らかい雰囲気にするか、キリッとさせるか、渋く決めるか、全ては帯締めと帯揚げが握っていると言っても過言ではない気がします。
少し前から、手持ちのものをいろいろ合わせて、ああでもないこうでもないとコーデを試行錯誤。
(実は、こうやって考えているときが一番楽しかったりします。)
淡いピンクを使って、コーデの印象を和らげるのもいいかなぁと思ったのですが、悩んだあげく、今回はカッコいい系にまとめたくて、帯揚げも帯締めも青系を選びました。
カッコいい系着物コーデの一つのコツは、小物に寒色系を持ってくることだと思います。暖色系の鮮やかな色に比べると華やかさには欠けますが、コーデがぐっと締まります。
今回はロエベのアマソナにしました。
アマソナはあまりブランドの主張もなくさらっと持てるし、着物に合う気がしています。
結果、着物の雰囲気とも合って良かったと思います。
逆に、時計は小さいものの方が合うと思います。洋服では小さすぎてあまり出番のないカルティエのミニベニュワールを。
実は、しばらく着ていなかったのですっかり帯結びを忘れていて前夜に特訓したり、帯揚げが皺になっていることに直前に気づいたりとアクシデントもありました。
着物は洋服と違って準備も大変なので、なかなか袖を通さなくなるのですが、今年はもっといろいろな場に着物で行きたいなと思っています。