大歓声に包まれ、愛嬌たっぷり、笑顔で登場したソン・ガンさん。イ・ムンセさんの「深い夜を飛んで」を歌い、「こんばんは、ソンガンです、愛してるよ!」と挨拶。「いつでも僕の味方でいてほしいし、響きも可愛いと思いました」というソン・ガンさんのファンの名称は“ソンピョン”。そんなソンピョンたちが見守るなか、トークがスタート。日本には4・5年まえに一人でも来たことがあり、福岡、東京、大阪、名古屋にも足を運んだことがあるといいます。トンカツやすき焼き、寿司やラーメンも好きで、半身浴をよくするので温泉にも行ってみたいと続けます。「いまは、『Sweet Home -俺と世界の滅亡- 』シーズン2&3の撮影中で地方に行くことも多く、みなさんに会うためにダイエットもして来ました、どうですか?」と満面の笑顔で拍手を促す。
そんな彼を深堀すべく、手書きの自身の挿絵入り年表グラフが登場。1994年に生まれ、子供の頃は静かで恥ずかしがり屋だったそう。グラフが落ち込んだところは弟誕生の頃で、嫉妬心から両親の目を盗んで弟を睨んだこともあると告白。「俳優になりたいと母に話したのは20歳の時で、『タイタニック』のレオナルド・ディカプリオを観て、かっこいいな、こんな風に演技してみたいなと憧れました」。2018年の「人気歌謡」のMCは常に明るいトーンで、生放送だったから少し難しかったとも。
そして2019年、Netflix「恋するアプリ Love Alarm」で初主演。「多くの人に僕のことを知ってもらう意味のあった作品です」。たちまち人気が爆発し、シーズン2も。ここで、Netflixの息子と言われるのはソン・ガンさんのほかにいないですよね?と聞かれ、「そうですね、Netflixの息子は僕ひとりだけでしょう(笑)。光栄だし、とても嬉しく思ってます」とキラースマイル。続く2020年のKゾンビを世界に知らしめたNetflix「Sweet Home -俺と世界の滅亡- 」で世界のスターとなったソン・ガンさん。「初めは僕は怖がりだし、大丈夫かなと思ったんですが、セットがすごくリアルで役に入り込めました」と打ち明けました。2021年はNetflix「ナビレラ -それでも蝶は舞う-」でバレエダンサーを演じ、また、驚異的なヒット作となった「わかっていても」では「同年代の俳優と作品に楽しく取り組めた」そうです。昨年のNetflix「気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!」では「演技の上で先輩に助けられました。そして雨がすごく降って、たくさん雨に打たれて撮影した記憶があります」。この2022年はソンピョン誕生でグラフも最高値を示していました。大躍進、快進撃の止まらない彼にとって、ソンピョンの存在は、原動力になりキュートな気持ちになれ、頑張れるし支え、助けになっているともいいます。
2部では、ピアノの弾き語りでのGEORGEのバラード「好き」を披露。冒頭からミスタッチで、「あれ?」(汗)となるも、ファンへの贈り物の演奏が終わると会場からはもちろん大喝采!「すみません、ピアノを弾きながら歌うのはすごく難しい」とはにかむ姿も愛くるしかったです。トーク中無茶振りで、バレエのポーズを見せてと言われると、「記憶の中から削除されてるんですけど」と前置きしつつ披露。その彼の破壊的な美しさに黄色い声が!「ファンの皆さんが温かい心を送ってくださるので演技にベストが尽くせる」と、チェジュ島の西帰浦の毎日オルレ市場、太刀魚の煮付けをお勧めしたり、白が好き、飛ぶもの足がたくさんあるものが怖いといい、New Jeansの「Hype Boy」とSEVENTEENの「HOT」のダンスまで披露。ナビレラのチェロクはどこに? と、思わずにはいられないフリースタイルのダンスに会場は大喜び。最後に「賢い医師生活」でチョ・ジョンソクが歌ったプロポーズソングで知られる「アロハ」も爽やかに歌い幕を閉じました。全方位的に可愛らしいチャーミングなソン・ガンさんの魅力が伝わる楽しいファンミーティングでした。