現在のBunkamuraザ・ミュージアム での最後の展覧会となる「マリー・ローランサンとモード」展 へ行って来ました。
2つの世界大戦に挟まれた、1920年代のパリ。
共に1883年に生まれた、"ローランサン"と"シャネル"。
2人は、大戦後の自由な時代を生きる女性たちの象徴でした。
ただ、同じ「自由」と言えど、方向性は異なりました。
女性的な美をひたすら追求した"ローランサン"と、男性服の素材やスポーツウェア、膝を出したスカートなどを取り入れた"シャネル"。
パリの上流婦人の間ではローランサンに肖像画を注文することが流行っていて、ローランサンと同い年だったシャネルも、肖像画を依頼しました。
しかし、出来上がった絵を見たシャネルが、自分に似ていないことを理由で返品したというエピソードも有名です。
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カール・ラガーフェルド、シャネル 2011年春夏 オートクチュールコレクションより 《ピンクとグレーの刺繍が施されたロング・ドレス》
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シャネルの2011年春夏コレクションは、ローランサンからインスピレーションを受けてつくられたものだそうです。
会期:2023年2月14日~4月9日
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷・東急百貨店本店横)
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1
本日も最後までご覧いただきありがとうございました!
Fumiko