新千歳空港から札幌駅は、電車で約40分。札幌駅から「クロスホテル札幌」は徒歩5分という便利さで、弾丸旅に最適な立地です。しかも、居心地の良さが抜群で、きめ細やかなインテリアの素晴らしさに一目惚れ。客室のカラースタイルは、ヒップスタイル、ナチュラルスタイル、アーバンスタイルがあり、内装作品を手がけるのは北海道の作家たち。アイヌ文様デザイナーのTOYTOYさんのクロスをデザインしたナラ材の木彫りを配してあったり、カンディハウスの深澤直人さんデザインのファニチャーもスタイリッシュです。どの部屋も調度品が少しずつ異なるのも楽しい。記念日のイベントでの宿泊も好評で、年間千件を超えるリクエストがあるそう。素敵な客室で、ゲストのリクエストに寄り添い、ホテルスタッフがコーディネートしてくれるのだからその人気はしかり。さらに、睡眠改善インストラクターのセレクトした心地よい寝具環境を再現した、寝具、香り、石狩市の無農薬ハーブティーにもこだわったグッドナイトスリープルームが1室あり、気に入って連泊するリピーターが多いといいます。
眺めのいい14階から17階の高層フロアはクロスフロアで、特別なギフトが用意されています。ウェルカムドリンクに、北海道のジンジャーエール、ノースファームストックのクッキー、岩井コーヒーのクロスホテルオリジナルブレンドの中煎りの豆とコーヒーミル、フレンチプレスが、部屋によってはファイヤーキングや、旭川の高橋工芸の軽やかな木のカップが配され、部屋でゆっくり過ごしたくなります。最上階の18階には、ラウンジと大浴場があり人気です。
ロビーフロアのギフトショップのセレクトも秀逸で、北海道のセンスのいいものが揃っています。ICORというニセコ羊蹄山の雪解け湧き水を使ったスキンケア、はぐりらという北海道のアカエゾマツをベースにブレンドしたアロマエッセンス、Liaisonの4万年まえに支笏湖が誕生するきっかけとなった噴火でできた札幌軟石を使ったアクセサリーなど、北海道愛がそこここにあふれていて、短い滞在でもその愛に浸れます。ホテルのレストランhacheのビュッフェで、グラスフェッドヨーグルト、札幌近郊で採れた新鮮な野菜のサラダにサーモンカツとタルタルをのせ、シェフのスペシャリテでおしゃれで美味なトリュフ風味の卵料理エッグスラットをいただいてから、大好物の朝の市場へ!札幌市中央卸市場場外市場では、ヒトビロと呼ばれる旬の行者にんにくや、今野食品のかまぼこ、コロッケや干物、利尻のわかめを買い大満喫! 見たことのないものもたくさん並んでいて、市場巡りはマストだと再確認。「菊水」という寿司店や、2月にオープンしたばかりの地鶏のコンソメで作るらぁ麺「NOUILLES JAPONAISE とくいち」も有名だそうですが、ホテルの方に教えていただいて、札幌のソウルフード店だという中国料理「布袋 中央市場店」へ。こちらがまた最高に美味しく、この日メニューにあった、蟹の香りが濃厚な焼きそばや、鶏の唐揚げザンギと水餃子、サラダ付きのアワビ粥の定食は忘れられない味でした。
ホテルに戻ってチェックアウトを済ませ、荷物を預けて札幌駅のバスターミナルへ。日帰り温泉と往復バスがセットの「温泉日帰りパック」を予約して、友人に勧められた豊平峡温泉に1時間強で到着。北海道らしいパワフルな美肌の重曹泉と、香ばしい焼きたてナンの美味しいインドカレーランチを楽しみ、ホテルの近くにとんぼ返り。活気づく二条市場辺りのビーントゥーバーチョコレートの「SATURDAYS」や、お惣菜パンが人気の「どんぐり」に寄りほっと一息、お土産も買い込む。そして、夜の便に乗るべく札幌駅から帰途につきました。次はホテルでオススメされた食文化発信横丁「狸COMICHI」にも寄りたいし、行きつけの「珈琲とサンドイッチの店さえら」にも行きたいので、この北海道愛に満ちた特別なホテルにゆっくり連泊したいです。