今回は、池袋に新規開店した湖南料理のレストランに行ってきました!
じっちゃんの名にかけてってやつか?
湖南料理とは中国・湖南省の料理で、
湖南省の位置はこちら↓
「洞庭湖」の南にあるかららしい。
で、この洞庭湖、初めて聞いたので調べると、
面積が通常期で2,820km²=琵琶湖の4倍、
水が増す夏だと20,000 km²=関東平野以上
の広さに達するんですと。
スケール、ぱねえっす。
広い中国にはもっと辛いもの好きな地方があって、
なんだったら四川は大した辛さじゃないらしい。
そんななか、湖南省の料理は中国一の辛さ、
と称されることもあるらしいんだが、
ココイチカレーの「普通」でヒーハー!な私、
大丈夫なのか?!
でもなんか美味しそうだから、行ってみよー!
【湘聚・湖南菜館】
タイミング悪かったら満席だったかも。
見た限り中国人のお客さんばかりで、期待が高まります。
ネットで「湖南料理 代表」と検索して
出てきたのを注文しました。
では、一品ずつ食べていきます。
<擂椒皮蛋>
見た目からシシトウとピータンの和え物だと思って
勢いよく食べたら、
でもただ辛いだけじゃなくて、
ピータンとか豆鼓が奥深い旨味を出してて、
青唐辛子も肉厚で、しっかり野菜の味がして
箸が止まらない美味しさ。
ちなみにピータンは、白身のゼリーっぽいところは
くずして和えてあり、
とろっとした黄身は、ソースみたいに絡めてあって、
こんなピータンの食べ方があるのか!と驚きました。
つづきまして、
<長沙臭豆腐>
噂には聞いていた、黒い臭豆腐。
湖南省の中心都市・長沙を代表する
ローカルB級グルメだそうです。
味は普通の臭豆腐と変わったところはなく、
サクサクカリカリの揚げ豆腐って感じ。
臭豆腐は大豆くささが無いので、
個人的には普通の揚げ豆腐よりも食べやすい。
そして素晴らしく美味しかったのが臭豆腐のタレ!
醤油とラー油ベースのタレに、
にんにく、唐辛子、刻んだ漬物、ピーナッツ
パクチーが入っていて、
これ、何にかけてもいけちゃうやつだ……!
あまりに美味しくて、
臭豆腐を食べ終わってもタレを下げられないように
店員さんの目が届きづらいところに隠したのだった。
このあたりで気づき始めたのですが、
湖南料理、漬物をよく使っているのですね。
花椒は使っていないので
四川料理みたいに痺れることはないんだけど、
代わりに漬物の酸っぱい味が特徴っぽい。
発酵食品好きにはたまらない感じです。
<羊肉串>
食べたかったから注文。
脂の割合と味付けがほどよくて、
今まで食べた羊肉串のなかでもかなり美味しかった!
<小炒黄牛擂椒拌飯>
具がたっぷりの混ぜごはん。
本当は米粉の麺が湖南料理の定番らしいけど、
この木のバケツが気になりすぎて、ご飯にしました。
そして前菜で食べた皮蛋と青唐辛子の和え物が
醤油ダレをかけた米飯の上にたっぷり乗っかっています。
これをすりこぎで~
美味しくないわけがないじゃないですか……。
この一皿で「一日30品目」が軽く達成できそうだ。
ちなみにこのご飯に
先ほど取っておいた臭豆腐のタレをかけたら
ちょっと言葉に詰まったくらい美味しかったです。
<酸豆角肉沫>
黒い臭豆腐の次に出てきたのが、この料理でした。
混ぜご飯を食べ終わって満腹になったころに
ようやく出てきたんだけど、
酸豆角というササゲ(インゲン豆みたいなの)の
お漬物と一緒に炒めた料理なんだけど、
酸豆角の酸っぱさと、お肉の旨味と
唐辛子の刺激と、野菜の優しさが
口の中で一斉に大宴会を始めた感じ。
これ、ぜったい白ごはんに合うやつじゃんか……!
なんで最後に出てくるんだよー。
辛いのあんまり得意じゃない私は
終始身体に力を入れながら食べていたみたいで、
店を出たらどっと疲れて
帰宅してすぐ寝てしまったくらいなんだけど、
辛さよりも特に発酵の酸味と旨味が印象的で、
湖南料理、ものすごく気に入りました。
実はすでに再訪の日取りも決めておりまっす!
発酵食品好きなら絶対口に合う料理なので、
みなさんもぜひお試しあれ〜!