イベントのまえに記者会見が行われ、前日東京に到着したイ・ドヒョンさんが白いTシャツに黒いスーツ姿で登壇、「韓国のおすすめの場所は、たくさん美しいところがあるので、ひとつだけあげるのは難しいけれど、ソウルなら漢江です。そこで食べる漢江ラーメンというのも有名ですし。犬の散歩や運動している人々を見ているだけでも面白いと思います。それから、江原道の海も美しく、南海の海も美しくそれぞれに違う魅力があります。韓国に旅行をしたら、韓国でよく使われる言葉「元は取れる旅行」以上の旅行が待ち受けていると思います」。
また、ターニングポイントになった作品はとの質問に、「今まで参加したどの作品にもその時々、全力で取り組んで来たので、大きくも小さくも、どの作品も人生におけるターニングポイントになった」と。また、日本での人気に、「今まで実感がなかったのですが、昨日日本に到着するやいなや、たこ焼きの店に行ったのですが、そこで僕に気がついてくださった方がいらして、ああ、「ザ・グローリー」が日本でもとても愛されたんだな、ヨジョンというキャラクターが愛されたんだなと感じて嬉しかったです」。たこ焼きは「すごい、美味しい」と日本語を披露し、笑顔でサムズアップ。
韓国でのお勧めの食べ物は、これもまたたくさんあるようで「すごくたくさんあるのですが、キムチチゲ、タッポックムタン、ビビンバ、肉のチヂミ、ユッケ、チャプチェ」と饒舌に。ちなみに辛いものは苦手だそう。さらに、世界的に注目されている韓国のドラマの魅力は、「多様なジャンル、素晴らしい脚本を書いてくださる作家たち、演出家が俳優をリードしてくれる。本当に幅広く上手い俳優が多く、僕もそんな俳優のひとりになれたらいいなと思っています。挑戦することが好きなので、多様性のある作品の多い時代に運良く生まれたなとも思います。恐れずに果敢にチャレンジしていく、チャレンジングなところも魅力なのでは」と続けました。
そして、10倍近くの応募が殺到したというイベント「韓国 DRAMATIC NIGHT」では、「初めまして、ヨジョンです。処刑人です(笑)」と、「ザ・グローリー」の役名で挨拶。MCの方がドヒョンさんの知人によく似ていると親近感が湧いたそうで、ファンのまえで話をするのは人生で初めてとは思えない、笑顔を絶やさず余裕のファンサービスぶり。ファンからの手ハートを、MCの方に振ってみたり人懐こいお茶目な姿も見せていました。
時折、驚くほど自然に「あー、はい、はい」「行くぞ!」など日本語も飛び出し、”ドヒョンさんと行くロケ地旅行”トークでは、彼が一躍注目された「ホテルデルーナ〜月明かりの恋人〜」、一人二役で初主演を果たした「18アゲイン」、寒さと戦った「五月の青春」、チェジュ島を旅するなら癒されるし、魚介もお肉も美味しいものが多いくひと月ほど滞在する方も結構いらっしゃるので長期滞在がおすすめだという「メランコリア」、そして記憶に新しい「ザ・グローリー」の韓国各地で行われたロケ地を紹介、撮影裏話も披露し盛り上がりました。「ザ・グローリー」は、雪の降るシーンもあるのですが、ずべて真夏に撮影したため、雪の降る中ビールを飲むシーンのビールは、「実際はホットビールでした(笑)」。タートルネックにコートという衣装で、暑くて大変だったそうですが、ある時ソン・ヘギョさんが、コートの下にノースリーブのニットを着ているのを見て驚き、「なぜ袖を切らないの?とヘギョ姉さんに言われて、速攻ハサミでニットを半袖にしました」というエピソードまで聞かせてくれました。美味しいものと美しいロケ地の聖地巡礼、韓国旅に今すぐ行きたくなるイベントでした!