実は私が最初に亜希さんにお会いしたのは今からさかのぼること8年ほど前でしょうか。当時はエクラ編集部に在籍しており、まだまだマリソルでの登場をメインにされていた亜希さんですが、エクラにもぜひご登場いただきたい!ということで、ラブコールがかなったのでした。その後、何年にもわたって、エクラでお世話になることとなりました。
亜希さんのすごいところはいくつもあるのですが、飛びぬけていたのはモデルさんとしての表現力。ページを作る側としては、写真を撮る前にいろいろな妄想があるわけです。「こんな表情だったら、しぐさだったら素敵」という。1枚の写真なのに、何かストーリーだったり、奥行きを感じさせるような厚みのある写真。それがいつも、バッチリと叶ってしまう、夢のようなモデルさんでした・・。今さら私がいうことではないのですが、皆さんもきっとページをめくる手が何度も止まっていたことでしょう。
さらには、本当に私服のセンスも素晴らしくて。亜希さんはよくセルフスタイリングもされていたのですが(今回の特集も、亜希さんのスタイリングですよ!)、エクラ時代に一緒にロケバスでプレスルームを実際に廻ったりさせて頂いていましたが、物集めも早くて的確。そして数日後に送られてくる出来上がりのコーディネート写真は、リアルでありながらどこか新しさを感じさせるものばかり。また、亜希さんが注目したりヘビロテをしているアイテムは、まもなくいわゆる流行アイテムになった、ということも多かったです。
それに加えて、まったく飾らないひまわりのようなお人柄。ロケバス内でも、撮影現場でも常にムードメーカー。(毎回、個人的にもお会いするのが楽しみだったなぁ・・。)人生でも様々なことを経験されて、しっかりお仕事をしながら肝っ玉母さんでもあり。周囲の皆に対してもお母さんみたいな、明るくパワフルな声掛けを絶やさず。
・・すみません!! 思い出話が過ぎますが、正直言ってこんな亜希さんのような方に何度もお会いできていたことは、私の自慢です(笑)。
この春は、10周年ということもあり、過去からのアーカイブをアレンジして復活させたというアイテムが複数。中でも、「リネンマキシススカート」は、私自身もとてもよく覚えていました。今回、マリソルで別注をさせていただいたのがこちら。
亜希さん、という言葉を聞くだけで胸がいっぱいになってしまう、怪しい編集長が私です(笑)。服としての可愛さ、汎用性。そこはもう10年の歴史が裏付けるもの。ぜひ、マリソルの特集をご覧になってくださいね!
Marisol編集長ウド