夜のサイゴンJeepツアー！

アンティークなJeepでベトナムの市場や歴史的建造物、ルーフトップバーを巡ります。

ホーチミンはそろそろ雨季が始まりそうな、季節の変わり目。非常に蒸し暑く、空気がじっとりしています。

そんな中、先日長男が12歳の誕生日を迎えました。
お誕生日会はどうする？お友達連れてウォーターパークかトランポリンでも行く？とウキウキで聞いたら予想外の生返事が。

最近急速に大人びてきた長男。
Teenagersが近づいてきて、あまり話さず不機嫌になったり言い返してきたりすることもついに増えてきました。
お友達呼んで誕生日会ももう微妙に感じるお年頃なのか、今何となくそういう気分じゃないだけのかもはやこの年頃男子の気持ちは何も分からないけど、あまり深追いせず「じゃあ何がしたい？」と聞くと、「旅行」とのこと。

急に旅行は行けないので、ではとりあえず！ということで夜の街をJeepで走るジープツアーに申し込んでみました。

待ち合わせ場所はオペラハウス前。
夜のグエンフエはとっても綺麗で、古いフランス映画を観ているようで大好きです。

今回お世話になったのは Jeep Tour Saigon。
1960年代に米軍が使用していたジープ15台が現在も残っていて、そのうち11台を所有してツアーをしているとのこと。
年代物のジープは乗るだけでベトナムの歴史を感じさせられる不思議な体験でした。

ぎゅうぎゅうに乗れば親子5人で一台もいけたかもですが、2台に分かれて乗ることに。

オープンエアのジープに乗って夜のホーチミンツアーがスタート！
昼間の暑さが幾分緩まり、生暖かい空気を感じながら、ホーチミンの中心地グエンフエや大聖堂、郵便局、統一会堂などを巡ります。

アジアは昼は暑いので、日が落ちてからが1番活気付く時間帯。みんな思い思いに夜の街を楽しんでいます。

統一会堂では、占領下のベトナムの歴史やベトナム戦争の歴史をガイドさんがレクチャーしてくれました。アメリカによって首相が短期間に4人も変わったこと、首相暗殺目的で爆破された統一会堂、たまたまその時不在で生き残った首相はその後CIAにより亡命先で暗殺されたこと、などなど。
夜だったせいか、ガイドさんの話を聞いていたら歴史の舞台になったこの場所がなんだか生々しく感じられ。

子供達も熱心に聞き入っていて、質問までしていたのが見ていて嬉しかった。
今自分たちが住んでいる国の歴史や文化をたくさん肌で感じで学んで欲しいものです。

統一会堂　ホーチミン　ジープツアー — 統一会堂。ベトナム戦争時に戦車で突入されたため、3つのゲートのうち正面ゲートは後でまた作り直されたものだそう。

なかなか行く機会がない夜の市場や、我が家には縁がないルーフトップバーにも！
ガイドさんイチオシの、ホーチミンが一望できるバーで家族で乾杯できました。

最後新しく開通した橋を渡ってフィニッシュのはずが、突然の突風からの久々のスコールが！笑笑

屋根を出したもののそこはやはりジープ。
ビチャビチャになりあわてて解散。

帰りは一気にタプタプに浸水したタオディエンをなんとか迂回しながら帰路に着きました。ついに雨季の始まりかな。

夜のジープはゆったり気持ちよかったし、いろんな場所を巡りながらガイドしてもらえるし、今回主役の長男もとても楽しかった模様。フランス占領下やベトナム戦争の名残を色濃く残し、それらを全て飲み込んで成長している独特な雰囲気のサイゴンの街を改めて感じられたようです。

日本から親や友達が来たらまたツアーをお願いしたいなと思います。楽しかった！