滅多にお目にかかれない希少性と、清水の舞台どころでは済まないような金額は、もはやバッグの域を超えて資産と言ってもいいのかもしれません。
その昔も昔、20代の頃。いつかはバーキンが欲しいと思っていた時に「バーキンを手に入れるのに必要なのは勇気です」と並行輸入店の店員さんに言われましたが、本当にその通りだなぁと思います。
出会った瞬間に『明日からのことは知らん。エーイ、いったれ!』と思えるかどうか……これに尽きるのだと。
そんな私のHERMES bagコレクションがコチラ↓
ファーストエルメスはボリード27㎝のナチュラル(奥)で、確か28歳の時だったと思います。
何年か後に銀座本店でレザン(紫)も。
最も新しいのはコンスタンスで、ご縁あって昨年の春にお迎えしました。
さて、そのHERMESについて最も多いご質問が、この2つです↓
Q1 :サイズを教えてください
Q2:バーキンかケリーか、使いやすいのはどちらですか?
まずサイズについてですが、バーキンの黒は30㎝、エトゥープは25㎝です。
25㎝といえばケリーも同じですが、なぜかバーキンのほうが大きく感じていて、
素材感や色み、マチの問題でしょうかね。
ケリーは、フタを閉めないとダラーンと口が開くので、思ったほどはモノを入れられないかな。
開口部がファスナーで上に行くほどすぼまったカタチのボリードは、ギュウギュウに入れると下のモノが取り出しにくくなります。
ただ、使いやすいこととコーディネートしやすいことはまた別で、バーキンやケリーは迫力というか貫禄のようなものがあるので、ちょっと考えて持たないといけない気がします。
そうした意味では、金具含めてデザインに主張のないボリードが一番気楽に持てるかも……
ですが、年齢的なところもあって、最近またエルメスのバッグ全般に難しさを感じますね。
〝着こなしによっては、妙に落ち着いて見えてしまう〟というか、奥様っぽくなってしまう!?
エルメスをカッコよく、こなれた感じで持ちたいと思う気持ちの問題だとは思いますが、48歳という若くないけどマダムにもなりきれない微妙な年齢とエルメスのベストな組み合わせに悩みます。
さて、そんなこんなで今シーズン、エルメスらしからぬアイテムをゲットしました↓
バッグと靴をそろえすぎるのは好きではないのですが、砕けた印象のシプレならアリかなと思っています♫
シンプルなオールブラックのスカートコーデに、小物だけナチュラルで。
夏にエルメスのバッグは重たい印象があり、一気に出番が減るのですが、こうした組み合わせならイケるなと新たな発見です。
skirt:betoupe
bracelet:HERMES
近くで見てもほどんどわからないレベルまで回復しました♪
ただ、その一筋縄でいかないところが最大の魅力であることは間違いなく、60代くらいになった時に、コツコツと集めたコレクションが少しはサマになってるといいな♡と思ってます。
*次回5月12日(金)公開予定です
- bemi
- 阿部恵美。身長153cm。 25年間の会社員生活を経て、2019年にパーソナルスタイリストとして独立。 小柄でもバランスよく素敵に見えるコーデ術、もの選びの審美眼は、マリソル編集部も絶賛。ショップマリソルなどでプロデュースする、小柄さん向けの服も、毎回人気。