占星術師 レイコ・ローラン
2023年5月 12星座全体の運勢
今月のテーマは「今の持ち場を守る」です。
先月のメッセージは「古い鎧を脱ぎ捨て、新しい鎧を身につけて」でしたが、"今の持ち場"というのは新しい鎧のことだけをさすのではありません。もちろん、古いものや価値観に「しがみつけ」ということとも違います。今の段階では新旧どちらかだけを選ぶのではなく、混ざっていても大丈夫なんです。新しい時代の新しい価値観、物理的なものに対して恐れが出てきたり、これまでのシステムに固執したくなったりと自分の中でちょっとしたせめぎ合いがあるかもしれない今・・。ただ、古いほうのものは1~2年後ぐらいにはなくなるかもしれないということを、どこか頭の片隅に入れておいたほうがいいでしょう。古くても今、本当に守るべきものか迷った時は、それが自分にとっても他人にとっても心地の良いものかどうかを基準にして判断してみて。双方にとって心地悪いものであれば、こだわらず手放すと◎。後戻りだけはしないことに気を付けて。先月までに広げてきた領域や、新しく身につけた鎧も大切にしていきましょう。
■乙女座の運勢
先月に引き続き、今月の頭は何をするにもひと手間が必要になるなど、目の前の扉に“通せんぼ”感のある状態かもしれません。そんな中、6日の満月は乙女座から見て「コミュニケーション」を意味する位置で起ります。人と話をしていると自分の思いがついつい溢れ出てしまうことがあり、焦りを感じることも。けれども乙女座の守護星・水星が順行に戻る15日以降には、そんなあふれる思いの“受け皿”が用意されるようになるので安心してください。17日には幸運の星・木星が「自由な探求」を意味する位置に移動します。目の前にある扉が狭まっているように見えたものの、実はその扉自体は透明。向こう側が見渡しやすい、ということなどに気がつきそう。今はまだ手が届かなくても、透明な扉の先には「あんなことも」「こんなオプションも」ということが見えてきて、イメージが広がり頭も気持ちも楽になっていくでしょう。例えば旅行する、少し遠出してスクールに通うなど、今の生活から叶うオプションが見えてきます。すぐに実現しなくても、ゆくゆくは可能だと分かるので、前向きな気持ちで将来についての計画を立てていくと◎。一方で、下旬は今やるべき仕事に目を向け、しっかり片づけていく時間に充てて。あらゆる扉が徐々に開いていくと信じて過ごすと良いでしょう。