虫歯はないので歯医者に行く必要はなしですよね?【歯周病ケアQ&A】

2017年8月30日
自覚症状のないまま、ジワジワ進行していく歯周病。気づいたら歯茎が下がって歯がグラグラ、なんてことにならないよう、アラフォーの今こそ、歯周病についてきちんと理解しておこう!
たとえ歯周病にかかっていたとしても、正しいケアをしていれば進行を止めることはできる! だからもう少しだけていねいに。歯を守り抜く方法を、武田先生と、歯科衛生士の藤春知佳さんに聞いてみました

☆解説してくれたのは・・・

武田朋子先生
ともこデンタルクリニック院長。日本歯周病学会 専門医、日本臨床歯周病学会認定医。いつまでも健康な歯で生活するため、歯周病治療を中心に歯のトラブルを解決。豊富な知識と最新の方法や機器を用い、重度の歯周病も的確に治療

Q.小さいころから虫歯知らずなのが自慢です。 だから歯医者さんには行く必要ないですよね?

A.虫歯がなくても歯医者さんでの定期健診はマスト!

「虫歯がない人でも歯周病は発症します。アラフォーなら半年に1 回を目安に歯医者さんで健診&お掃除を。健診では歯茎の出血の有無、歯周ポケットがどれくらい深くなっているかを計測。4 ㎜程度のポケットならプラークを除去することで改善できます。自分の口の中を知ることで、歯周病のリスク回避を」(藤春さん)

今回お話をうかがった、日本歯周病学会認定 歯科衛生士・藤春知佳さんはこちらに!

(公財)ライオン歯科衛生研究所東京デンタルクリニック
住)東京都品川区東五反田5 の23の7 五反田不二越ビル2F 
℡)03-3473-6721
営)10:00~18:00(歯周病専門外来:月・水曜17:15~20:00)
休)木・日曜・祝日、年末年始


Q.中学の時に入れた詰め物の根元が黒くなってきているのですが、 これって歯周病につながる危険アリ?

A.汚れのつきやすい詰め物は 歯周病につながることも……

「歯の詰め物は、前歯のすき間などに使用されるプラスチック、金属、自分の歯、オールセラミックの順に汚れがつきやすい。プラスチックや金属は年月がたつとザラつき、そこにプラークがついて虫歯や歯周病の原因に。金属はイオンの問題で歯茎を黒くしてしまうことも。ここ10年で歯の材料はとてもよくなっています。保険外ですが、オールセラミックにすると歯茎の環境が違ってきますよ」(武田先生)

Q.最近歯がなんとなくしみる気が。これって何が原因なんでしょうか? もしや歯周病?

A.知覚過敏は虫歯や歯周病の悪化を招くこともあります

「過度なブラッシングや嚙み合わせが悪いと歯茎が退縮し、歯の象牙質が露出してしまうため、冷たいものなどがしみる知覚過敏が起こります。ブラッシング方法を見直すとともに、症状を軽減する歯みがき粉を使って。症状が続くようだったら、歯医者さんで適切な処置を」(藤春さん)

☆知覚過敏にアプローチ

  • 歯周病菌を殺菌し、炎症をケア。ガム・デンタルペースト(医薬部外 品)120g¥380(編集部調べ)/サンスター
  • 血行を促進し、歯茎を活性化するほか、知覚過敏症状の予防も。システマハグキプラスSハミガキ(医薬部外品)95g(オープン価格)/ライオン

Q.歯並びが悪いのが ずっとコンプレックス。 でも今さら矯正しても遅い気がして……。 正直、迷っています

A.キレイな歯は機能的! 40代でも矯正は遅くありません

「歯の形がキレイでないと見た目のバランスが悪いだけでなく、歯みがきがしにくく、虫歯や歯周病リスクも高まります。見た目がキレイということは機能的であるということ。40代からでも矯正は遅くありません。できるだけ歯を抜かないで嚙み合わせを保つように。きちんと嚙めるようになれば唾液が出やすくなり、プラークがつきにくく。虫歯や歯周病の予防はもちろん、消化もよくなります」(武田先生)

Q.なかなかいい歯医者さんにめぐりあえず困ってます。歯医者さんを選ぶ時にどんなポイントを見ればいいですか?

A.アラフォーからは歯周病専門医・認定医を目印に歯科医院を選択!

これから自分の歯を託すなら、信頼できる歯医者さんを選びたい。歯周病の影響が気になるアラフォーからは、歯周病専門医、あるいは歯周病認定医と書かれている歯科医師がいる歯医者さんなら安心。そのうえで、通いやすい場所にあるか、治療計画を説明してくれるかなど、以下のチェックポイントを参考に賢い選択を。

☆いい歯科医師にめぐりあえるポイント

(受診前)
1.通いやすい場所にある
2.歯周病専門医・認定医である
3.受付や電話の対応がしっかりしている
4.予約制で十分な時間をとってくれる

(通院初期)
1.院内や機器、スタッフの身だしなみが清潔
2.治療計画をしっかり説明してくれる
3.自由診療には見積もりを出してくれる

(受診開始後)
1.患者さんの質問には必ず答えてくれる
2.手鏡をよく持たせてくれる
3.メンテナンス通院の患者さんが多い
4.熱心で腕のいい歯科衛生士がいる
5.治療によってはほかの歯科医師を紹介してくれる
6.定期健診の案内がしっかりしている
7.歯だけでなく、全身の健康指導をする
8.しつこく禁煙をすすめてくる
イラストレーション/中根ゆたか 佐藤由実(藤村デザイン事務所) 取材・文/寺田奈巳 構成/原 千乃

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