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• WEB美容エディター 原田千裕
• ちょっとやそっとじゃ揺るがないのが自慢だった鋼鉄の肌に明らかな陰りが……ということで、アンチエイジングにフルスロットル中！ そんな日々の中でキャッチした、アラフォー向けの“マーヴェラス”な美容トピックスをシェア。コスメも男性もお酒も“ディープで濃いめ”が好み。Instagram:@marvelous.h

働くアラフォーの朝は、例外なく忙しい。朝ごはんの支度をして、洗濯をして……。あっという間に出勤時間。身支度は、毎日がタイムアタック状態に。

とはいえ、そんなバタバタを見せず「あの人、いつもきれい」と思われたい！　その要と言えば、やっぱりベースメイク。

というわけで今回はいつもとちょっと趣向を変えて、私が実際に試した優秀アイテムをつかった「時短ベースメイク」と究極の「スボラベースメイク」、ふたつのパターンをご紹介してみようと思います！

まず断っておきますが、私のベースメイクは“隠すこと”には徹しません。コンシーラーやファンデーションを重ねまくってシミを隠すことに成功しても、出来上がるのは厚ぼったい野暮ったい肌。シミは目に入らなくなりますが、それでは「肌がきれいな人」という印象は生みません。

そもそも相手は、自分が気にしているほど“人のシミ”を見ていないもの。それよりも、肌のツヤハリが評価のキモだと思っています。というわけで、私がスキンケア後の肌にまず使うのは、カバーマークのこの下地。

トリートメント デイクリームは、SPF50+ PA++++で肌をしっかり紫外線から守りながら、ハリの衰えの原因となりうる日中の環境ダメージケアにも対応。大人のベースメイクのファーストステップにふさわしいアイテムです。

デイクリームといいつつ、さっと塗りひろげられてべたつかないのも快適。パウダー・リキッド・バーム……どんなファンデーションとも相性がいいと思います。これを使っておくと１日中肌が乾きにくく、ゆえにシワやたるみも目立たず過ごせるので大助かり！

トリートメント デイクリーム　SPF50+・PA++++　50g　￥8800／カバーマーク

忙しい大人こそクッションファンデを使いこなすべきだ、といつも思っています。何より便利だし、あのみずみずしさは夏メイクにもってこい。とはいえ、カバー力が惜しかったり、なんだかのっぺりした仕上がりになったり……大人の肌にはちょっと物足りない仕上がりのものも多いことは確か。

そんな中で、私がリピートしているのがローラ メルシエ。以前から名品クッションファンデとして高く評価されていましたが、この春発売されたツートーン仕様は、仕上がりの美しさにますます磨きがかかっています。

ダイヤモンドパウダーがもたらす艶めく仕上がりに、ローズピンクピグメントがほのかな血色感をプラス。トーンアップ効果も備えたクッションファンデは、薄膜ながら肌の色ムラを見事なまでに目立たなくして、つややかでなめらかな美肌を演出します。夜まで肌に疲れが出ないフレッシュな仕上がりもツボ。

気になるシミには外周のカラーをスポンジにとり、ピンポイントでなじませてさらに目立たなくできるのもうれしい。逆に光を集めたい鼻筋などには、中央のピンクをとってのせて……。クッションファンデひとつで、アラ隠しもハイライトも完了しちゃいます。

余談ですがこの黒スポンジ、ファンデの付着が目立たないのもいいところ。常に気分よくメイクできます。

ローラ メルシエ フローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティングトーンアップ クッション　SPF50/PA++++　全２色　各￥5720（レフィル）、同ケース トーンアップ　￥1650／ローラメルシエ

でもでもやっぱりシミやクマが気になる！ という方にはこちら。アイマイのコンシーラーです。便利なスティックタイプだから、私は常にポーチにイン。

このコンシーラーのいいところは、大人にうれしい美容成分配合によるこのとろとろ加減！ 塗ってポンポンと叩き込めばキメの溝にたまることもなく、気になる部分の目くらましをしてくれます。スティックで肌に直接のせてもいいですが、いったん指先にとってからでなじませると、量の調整もしやすいです。

アイマイ スムース コンシーラー　¥3520／モデラート株式会社

以上が私の春夏ツヤ肌レシピ。でも、暑い季節になるとテカりに間違えられそうなツヤ……ちょっと気になりますよね。マスクをしたときの色移りも心配ですし。ということで、ツヤ感を少し抑え、涼やか肌に仕上がるパウダーもふたつご紹介。

ひとつめはボビイ ブラウンから。

ボビイの冬虫夏草配合ファンデ・インテンシブ セラム ファンデーションのために開発されたリュクス ラディアンス ルース パウダーはツヤ感とマット感のバランスが絶妙で、ほどよくツヤ感を残すのにぴったりのお粉なんです。

とにかく粒子が細かく軽く、さらりとしながらクリーミィ。ファンデーションに溶けこむようなつけ心地でいながら皮脂が浮いてこず、快適な美肌をキープできます。持ち歩きができる中蓋つきの小さめコンパクトも大助かり。夏の旅行にだって連れて行けます。

リュクス ラディアンス ルース パウダー　10g　￥7920／ボビイ ブラウン

＊写真は01　ピュアグロウ

「ボビイ ブラウン」Marisolで買える商品一覧はこちら >>

肌タイプや肌状態に合わせて選べるITRIMのパウダーもおすすめです。中でもよく手にとるのが、ハリ不足などのエイジングサインが気になる肌向けの「Soubi」（右上）。この淡い紫色でどんより感をはらい、シアーで華やか、凛とした肌に整います。お粉でありながらしっとり感が続き、夕方のお疲れ肌にもブレーキをかけてくれるのも心強い！

Soubiは、国産有機栽培のバラの花びらのパウダーが配合されているというのも気分が上がるポイント。ほかにも植物由来のオイルなど、大人肌を美しく高める成分ばかりでつくられたパウダーは、まさにメイクでありながら“フェイスケア”をかなえる名品です。

エレメンタリー エッセンシャルフェイスケアパウダー　Oufu・Soubi・Saren　９g　各￥9680／ITRIM

「ITRIM」Marisolで買える商品一覧はこちら >>

さて、打って変って「超絶時間がない！」という時に頼る究極のズボラべースメイクのステップもご紹介しちゃいましょう。それはわずか２品、プチプラコスメでつくる肌。なんとスキンケアもできちゃうんです！

大寝坊した！なんていう朝も頼れるのがルクエのふきとり保湿マスク。洗顔後の肌にパッとのせて３分。その後はやさしくふき取るだけ！ これでふきとり・保湿・ひきしめ、３つのケアがかないます。

このシートマスク、贅沢な厚みがあってサイズも大きめ。だから、引っ張って密着させる（大顔の私にはこれが大変で…笑）手間もなく顔をくまなく覆うことができて、しかもズレにくい。

私は顔をふき取ったあとに、デコルテや二の腕・ひじなどごわつきやかさつきが気になるパーツにも使っちゃいます。角質ケアのパイオニア・ナリス化粧品発のアイテムということで、とどまって肌をくすませる老化角質をふやかしてオフ、なめらかな肌に導く成分が含まれた頑丈なシートマスクなんですから、徹底的に使わなきゃ損です。１枚￥100というコスパのよさも見逃せません！

ルクエ ふきとり保湿マスク　20枚入り　¥2200／ナリス化粧品

こちらもナリス化粧品発。ナリスアップのワンリスト オールインワン デイクリームは、スキンケアからベースメイクまで、ひとつで７役をこなす驚きのオールインワン。しかも￥990！

極端な話、先ほどご紹介したシートマスクのステップもぶっ飛ばして（！）洗顔直後の肌におもむろにコレ、でもOKということになります。恐るべし。

テクスチャーはぷるぷる感のあるジェル状で、まさに色つきのオールインワンジェルといった感触。成分をチェックしたら、ヒアルロン酸にコラーゲン、セラミドにビタミンC、なんとレチノールまで配合されています！ しかもその美容液成分をカプセル化しているため、肌に徐々に放出してくれるという徹底っぷり。日中のうるおいも約束してくれます。

日常の紫外線対策として文句なしのSPF30 PA++という数値もうれしいし、なんといっても使いやすさに感動しました。するりとのびるジェルテクスチャーは急いで塗ってもムラになりにくく、しかもべたつかない！

カバー力はさほどありませんが、色ムラをちゃんと目立たなくしてくれて、ほんのりトーンアップもかなえます。しかも毛穴の目立ちまでごまかしてくれるような……。これなら寝起きから３分で外に出られる（笑）！ そして、うるおいがちゃーんと続くんです。これひとつでも夕方まで肌がモチモチしていたのには驚かされました。石鹸でオフできるのも魅力です。オフの日、リモートの日はもう絶対これ！ 

ワンリスト オールインワン デイクリーム　45g　¥990／ナリス化粧品

ちゃんと肌をつくり込みたい日、できるだけ短時間で仕上げたい日。その日その時でくるくる変わる大人のベースメイク事情。優秀アイテムを賢く使って、効率よく仕上げるためのヒントになればうれしいです。