伊藤真知・エディター
気づけば季節はもうすっかり初夏。この数カ月の間にそれはそれは優秀なプチプラアイテムもたくさん発見したのですが、今回はひさしぶりの投稿ということもあって、これまでいろいろとお問い合わせやご意見をいただいていた春夏のコラボアイテムについて、改めてご紹介させていただきたいと思います。
誌面では書ききれなかったことや実際に着用して思ったことなど、リアルな“その後”の話を……とその前に、チラッと補足させていただきますと、実は私、4月1日に発売した「Marisol VOL.3 2023春夏号」で3ブランドさんとお洋服を作らせていただいたのです。
一つめにご紹介したのがこちら!
「伊藤真知×シンゾーン【Marisol別注】Ranch Pants」 ¥24,200
シンゾーンの新作で、とにかくその美脚っぷりにひと目惚れしてしまった「Ranch Pants」。もともとブルーと白を発売予定だったこのデニムと奇跡的にコラボさせていただけることになり、せっかくMarisolで作るならちょっときれいめに、でもって春夏らしい軽やかさが出るといいなと思い、本家にはないライトブルーを別注色として作っていただきました。
はくだけでおしゃれに見える今どきのブルーも、絶妙な色落ち加減も、まさに“デニムの名手”シンゾーンならではの仕上がり。私ももうとても気に入っちゃっているのですが、この美しいライトブルーを忠実に表現するのがなかなかに難しく……。今回もこのブログ用に外で撮ったり、室内で撮ったりとあれこれ試行錯誤したものの、早々に限界を感じまして……おなじみ、ブルー×白の“アレ”と一緒に撮ってみました!
たまたま寝室にあったニベアを投入! いかほどの青寄りか白寄りか、色みが伝わりやすいかなと思ったのですが、だいぶ濃く写っちゃった……と反省。実際はもっと淡く明るいトーンで、やはりMarisolの商品サイトの色みが近いので、もし迷われている方はそちらを参考にしていただけたらと。でもデザインやディテールの雰囲気は、おおよそお伝えできた……気も。
シルエットはゆとりのあるストレート型。肉感を拾いにくく、かといって太すぎないので、カジュアルになりすぎず、ジャケットなどとも合わせやすいのも魅力です。今日はめちゃくちゃ暑かったのですが、電車は冷房が効いていて寒いくらいでしたし、これからは梅雨時で意外と肌寒かったりもするので、ジャケットに合わせやすいのは私的に結構ポイントが高めです。
▲大好きなボーダーにネイビーのジャケットを羽織って少しきれいめに。どれも定番ですが、デニム自体に目新しさがあるので、ちょっと新鮮に楽しめました。
▲ちなみに誌面では、少し甘口なパフ袖のブラウスとも合わせていました。春夏らしい明るい色だけでなく、シックな色のトップスを合わせた時にも軽やかで、地味に見えないのも淡色デニムのいいところ。
そして一番の特徴でもあるのが、ファスナーが前ではなく左サイドについていること。座った時におなかに金具がくい込まないので楽ちんなのはもちろん、横から見た時にファスナーのぶんだけおなかがぽっこり前に出ることもないので、すっきり見えます。
▲ファスナー以外にボタンが2つあり、二段階でフィット感を調節できるのも優秀。生地が柔らかいのも、くい込みにくさにひと役買ってくれています。
さらに、こうして半分に折ってみるとわかりやすいのですが、バックポケットの位置はかなり高め。私は身長155cmで一番小さい32サイズを選びましたが、着丈がもともと長めでぺたんこ靴だと裾を擦りがちなので、ビーサンが増える夏に向けて少し丈を切ろうかなと思っています。そんな時にも、ストレート型なら切ってもシルエットが変わりにくいし、高めのポケットのおかげで後ろ姿も脚が長く見えるので安心!
おなかもハイウエスト&ハイライズ(股上深め)なのでインしやすく、これもうれしい脚長効果が。小柄な体を少しでもバランスよく見せたいので、トップスはインして着ることが多いのですが、夏場はやっぱり汗もかくし、腰まわりも隠したいし、ふわっとアウトしても可愛いトップスと合わせたいなぁ……。
と思って作ったトップスを、次回はご紹介したいと思います。実はこのシンゾーンのデニムとも相性バッチリなのですが、長くなりそうなので……本日は匂わせで失礼いたします。続きはすぐに! ではまた~。
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