あるけば晴れ間にあたった幸運な旅。
しかし三輪神宮の帰路、雨に遭遇。
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御神木や境内のお参りをおえると
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雨がポツポツ。巫女さんがとおりすぎるまぎわ
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チラっと見たかと思うと近寄ってきてくださいました。
きてくださった巫女さん
「今度のお参りにいらしてくださったときにでも」
といって傘を手に持って戻ってきてくださいました。
しかし神奈川からきているのだと告げると
笑顔で「いいですからお持ち帰りください。」と
旅人にこのように接してくださる巫女さん
鎌倉という観光地に住む私としても
旅人にこうでなければという思いに
かられた一コマでした。
ご縁といえば臨済宗「南禅寺」
駅で看板を見ながら行く方向に悩んでいると
一人の和尚さんがちかよってきてくだり
道案内をしてくださいました。
そしてどちらからですか?
の問に鎌倉から来ているというと
共通の知人がおり「これもご縁です
お寺までご案内いたしましょう」
というのです。
欄間に掘られている「竹に虎」「牡丹に獅子」
の説明を丁寧にしてくださいました。
「牡丹と獅子」はどこかで両者とも
絢爛豪華なものの組み合わせだから
よく襖などにも描かれる。
という話を聞いたことがあったのですが
和尚さん曰く、獅子にとっては害虫が天敵
その害虫が牡丹の夜露で死んでくれるので
牡丹の花の下は獅子にとって安息の場所である。
また虎は象においかけられてしまったとき
竹やぶであれば象は侵入できないことから
虎にとって安心できる場所が竹林であると。
強きものにも安息の場所が必要なんですね。
南禅寺発祥の地である「南禅院」
息を呑むほどの緑がうつくしく
しばしぼうっと眺めていたくなるお庭でした。
何度か車で前の道を通過していた南禅寺
こんなにすばらしい景色が奥に広がっていたとは。
もっとのんびりしながら景色を見るように
人生も楽しまないといけませんね。