関空から１時間20分のフライトで到着したチェジュは晴れ。３泊4日で島の西半分を巡った今回は、夏休みのハイシーズンながら、憧れの伝統家屋一棟貸し宿「WAON」、大きなテラスから海を望めるキッチン付きペンション「グッデイペンション」、市街地にありながら海の見えるビジネスホテル「ホテルシリウス」とスムーズにネットで予約できました。初日は遠浅のアクアマリン色の海岸線が美しいハムドクビーチへ。このビーチは初めてでしたが、海産物満載のローカルなスーパーマーケットや、チェジュに来たら絶対に食べたい手打ちパスタのようにもちもちの冷たいミル冷麺の「サンバンシクタン」の支店まであり快適でした。チェジュ豚の茹で豚（スユク）とともに。海街のキンパ屋さん「ソンソンキンパ」から出て来た常連さんに、この街の人気店よ、と推されて夜食に買って帰るとこれもまた美味でした！
2日目は島を縦断しつつチェックしたい場所がいくつかあったので、タクシーをチャーター。VISIT JEJUのサイトにもあるグローバルタクシーは、日本からネットで予約できます。近くの大にぎわいの、ソウルでも大行列だという「ロンドンベーグルミュージアム」をチラ見して、まずは旅のメインイベントのひとつ、ドラマ「私たちのブルース」の世界、大規模な済州民族五日市に向かいます。この五日市は2と7のつく日のみの開催なので要注意。旅の友たちも市場ハンターだったので、キッチン雑貨や旬のミニマンゴーなど持てる限り買い、トッポッキで一休み。この後、VISIT JEJUのSNSとガイドブック「おてがる週末リゾートチェジュ島」に載っていた「桃李花果（トリファグァ）」というカフェで旬のチョダンとうもろこしのかき氷でお茶時間。静かで落ち着く空間で、ピンス（かき氷）も優しい甘さでとっても美味しかったです。季節ごとに行きたいお店！
お昼はチェジュ島といえば外せない黒豚を「トンサドン」で。人気店なので、少し遅めの時間を選んで正解でした。分厚くてジューシーで旨味たっぷりのお肉は３人で２人前でちょうどいいボリュームで、豚肉入りのキムチチゲも追加。「ソウルよりチェジュかも」と友人たちもすでにすっかり魅了されたよう。この後、どんどん南下して、美しいヒョプチェビーチで散策したのち、海岸線、石垣に囲まれたみかん畑を縫って大好きな街、西帰浦へ。Netflixの旅番組「腹ペコとモジャモジャ」にも出て来る天然の岩のプール“ファンウジ海岸”目当てで、目と鼻の先のキッチン付きペンションに到着。広々したテラスからは、ヤシの木と海が。リゾート気分も満喫できる上、市街地までもタクシーでワンメーターでした。夜は名物の太刀魚を食べたいというリクエストに応え、名店「ネゴリシクタン」で太刀魚の煮物、カルチジョリムをいただきました。大根にも味がしみていて、見た目ほど辛くなくてご飯が進みます。韓国一の山、チェジュの漢拏山（ハルラサン）の名を持つ濃いめの焼酎も。
翌朝も虹をふたつも見れた朝の散策ののち、西帰浦のオルレ市場巡りへ。そのまえにNetflixのドキュメンタリー「スープの国」のトップバッターでもある行きつけの店「サンボシクタン」での朝食はマスト。感動のウニ入りアワビスープの後、画家イ・ジョンソプの住んでいた古民家に寄り、市場では布団や韓国でも有名な蕨の乾物などを買いました。タクシーで、カフェなどに寄りつつ島の北側にある空港から5分の市街地済州市に戻り、運転手さんのお勧めの店「ヤンバンチョン」のムルフェ（水刺身）に舌鼓。おしゃれなカフェ「ネウムコーヒーバー」や「d&department」に寄り、強い日差しを避けてホテルのプールで泳ぎ、夕方、街を散歩して頼まれた化粧品などを買い、夜はこちらも行きつけの「テグァンシクタン」でイカと豚の鍋、締めは焼き飯（ポックンパ）。何しろ食べハズレのないのがこの島の魅力です。23時まで営業のスーパーマーケットe martにも寄って、またもやキッチン雑貨を物色。最終日には東門市場で朝食後、探していた「I ♡ JEJU」Tシャツもお土産ものやさんで発見し購入、次回のユニフォームにしたいと思っています（笑）。ここ数年ですてきな店や宿の増えたチェジュ。博物館にも行けなかったので、次は、こちらも得意な釜山経由で行きたいです。
