主人公の少年ビリーは労働者階級の家庭に生まれ、最初はボクシングを習いながら平凡な少年の日々を過ごしていたが、ある日バレエ教室の練習を見に行ったことで、バレエダンサーを目指すことに。
ビリー役は1年以上かけた長期育成型オーディションで応募総数1346名から5名が選ばれたそう。
私が観劇した回は山城力くん。
彼はほとんどダンス経験がない中、どうしてもこのミュージカルに参加したい情熱から、単独シンガポールから帰国。一度は最終審査で落選するも、その素質と情熱を見込まれ、最終的にビリー役を勝ち取ったそうです。素晴らしい!!
「自分にできるかどうか」よりも、「やりたいと思う気持ち」に忠実にひたすら努力する。本当に美しいことだと思います。自分も自分の人生に対して、常にそうありたい。
バレエ、タップを通じて表現される踊りへの情熱と家族との衝突や支えあい。シチュエーションは変われど、きっと誰もが生きる上で抱える葛藤と喜びが細やかに描かれていました。
舞台終演後、写真撮影可能な状態でビリーとマイケルがポスターにもなっているお決まりのジャンプ。見事なジャンプを無事写真におさめられました。
東京公演は10月1日(日)までTBS赤坂ACTシアターで、大阪では11月4日(土)まで梅田芸術劇場メインホールで公演しています。機会があれば是非ご覧になってください。