宿泊先は、JP川崎駅の隣の【ホテルメッツ川崎】。
JR東日本が経営するビジネスホテルで、
手頃なお値段、いい塩梅のサービス、清潔な部屋、
そしてすぐ隣が川崎駅のホームなのに、
何の音も聞こえない脅威の防音、と、
すっかり気に入ってしまったのですが、
驚いたのは、な、な、なんとこのホテル、
朝食会場が【つばめグリル】なのですよ!!
![ホテルメッツ 川崎 つばめグリル ホテル 朝食](https://image-hp.hpplus.jp/q=85,f=webp:auto/org/fc/fc2ba3396f4e1b222f955355b8d2da12_640x480_w.jpg)
贅沢すぎませんか???
ドイツ貴族かっつーの(イメージ)。
![ホテルメッツ 川崎 つばめグリル ホテル 朝食](https://image-hp.hpplus.jp/q=85,f=webp:auto/org/87/87df2da9779e31da4a7b85e528c07d24_640x480_w.jpg)
このためだけに【ホテルメッツ川崎】に
泊まる価値があるな、と思ったのでした。
問題は、昼食ですよ。
ガチ中華の店がちょこちょこありまして、
そのうちの一軒に行ってきたのでご紹介します。
チネチッタ川崎の近くにある、
【回味】
![回味 ガチ中華 西安料理 川崎 中華料理](https://image-hp.hpplus.jp/q=85,f=webp:auto/org/48/48bbb24a0ccca7acae48661fcd169790_640x640_w.jpg)
カウンター10席しかなく、
非常に入りにくい雰囲気ではあります。
でも勇気を出して入店すると、お店の人は超親切!
日本語は例によってほとんど通じませんが、
それでこそガチ中華なので、没問題です。
ここで食べられるのは、西安料理。
西安はかつて長安と呼ばれ、
古くは西周から、秦、漢、隋、唐を含め
13もの王朝が都を置いたという歴史ある地。
かの有名な兵馬俑も西安にあるらしく、
いつかは行ってみたい憧れの古都です。
西方のイスラム諸国から運ばれてくる文物の
集積地だったため、
西安料理もイスラム教の影響をかなり受けているそう。
店名の「回味」も、イスラム教の漢字名「回教」から
来ているのだと思われます。
ちなみに世界一画数の多い漢字で有名な
ビャンビャン麺も、西安料理なんだそうです。
さてこの日は一人でのランチだったので、
サクッと食べられる二品を注文。
肉夾饃と西安面皮
![回味 ガチ中華 西安料理 川崎 中華料理](https://image-hp.hpplus.jp/q=85,f=webp:auto/org/ef/ef1159d59de3d101e0b39c678b252c30_640x640_w.jpg)
これも最近「中華バーガー」という名前で
街なかでよく見る気がする。
西安を代表するB級グルメだそうです。
![回味 ガチ中華 西安料理 川崎 中華料理](https://image-hp.hpplus.jp/q=85,f=webp:auto/org/e0/e0e2948dc456ba9aeaf9dff628db116d_640x870_h.jpg)
サクサクのパンの間に、
繊維に沿って裂いたお肉がたっぷり。
肉は煮込んで味を染み込ませてから
挟んであるので、美味しくないわけない。
![回味 ガチ中華 西安料理 川崎 中華料理](https://image-hp.hpplus.jp/q=85,f=webp:auto/org/51/5186824141e5fbdb14ba1d1cdf3ca974_640x689_h.jpg)
たしかに親しんだ中華料理の味からは程遠く、
はるか西方から旅路をやってきたキャラバン隊が
隊商宿でかぶりついく食べ物のような、
シルクロードの砂埃が鼻をくすぐるような、
そんな味がする……ような気がする……。
耳に聞こえるは喜多郎のテーマ曲……(←古い)
このお店のお肉はたぶん豚肉ですが、
イスラム教徒のお店だと当然ながら羊肉だそうです。
つづいて西安面皮(シーアン・ミェンピー)。
![【ガチ中華巡り】川崎のディープな西安料理店『回味』で、サクッとガチる。_1_8](https://image-hp.hpplus.jp/q=85,f=webp:auto/org/81/811b47887899c6c77fd611fb778168bd_640x640_w.jpg)
西安のある陕西省の名物だそうです。
「涼皮」というのがあって
ググったところ、面皮が小麦粉の太麺、
涼皮が米粉の太麺らしいのですが、
このお店のは、今写真を見ても
米粉のような気がするんだけど
メニューに「面皮」って書いてあった。
ヨクワカラナイ……。
![回味 ガチ中華 西安料理 川崎 中華料理](https://image-hp.hpplus.jp/q=85,f=webp:auto/org/27/2744ef5f27f1d7e62550234a3de3ac07_640x964_h.jpg)
冷たい汁、キュウリ、ピーナッツ、お麩、
そしてラー油をかけ、よーく混ぜて食べるのが
「面皮」または「涼皮」だそうです。
冷たい麺と、キュウリの歯ごたえに
ラー油のピリ辛が加わって
暑い日にぴったりの逸品。
ピーナッツの香ばしさと、
冷たい汁をジュワッと含んだお麩も
美味しいアクセント。
ちなみに私は何度食べても
この旨味のある塩水のような冷たい汁の
正体が分からないため、
「謎汁」と呼んでいます。
だれか謎汁の正体を教えておくれ……。
二品しか食べられませんでしたが、
他にも串焼きとか臭豆腐とか、
いろいろ気になる料理が揃ったお店でした。
夜にお酒飲みがてら食べに来ても
絶対楽しいと思う。
(むしろそっちのほうがいいかも)
お世辞にもお洒落ではないですし、
今まで紹介したお店でもダントツ入りにくい雰囲気で
万人向けではないですが、
カウンター越しに飛び交う
店員さんと常連さんの中国語会話を聞きながら
ディープな異国情緒に浸りたい方にはオススメです!