慣れてきた頃、突然宣告される本帰国。
特に我が家は期間がきちんと決まっていなかったのでいつ帰任になるか分からない状況の中でのベトナム生活でした。
事前の海外入国用陰性証明やベトナムのVISAの審査の厳しさ。県外すら出るのを憚られる日本の雰囲気の中、よくこんな中子供を連れて海外に行くねと言われて私はひどい親なのかなと凹んだり。機内や入国後の空港の緊張感は今でも思い出します。
写真は、住んでいたコンパウンド内で2週間に一回行われるRapid検査。突然前日に、明日検査に来いと連絡がきます。
住民の大人は皆ここにきて検査を受けて、結果を待ち、陰性なら開放され陽性ならそのまま隔離施設に連れて行かれるという、かなりドキドキな瞬間。
あの頃は大変だったけれど、オンライン授業も大変だったけど、あんなに家族で一緒に力を合わせて過ごした時期もあれはあれで楽しかったなあと思います。ベランダから月を観たり、映画をたくさん観たり、ボードゲームを家族でたくさんしたり。
たくさんの母子が退避していきましたが、我が家はジャカルタからもコロナ退避してその辛さが忘れられないので、自宅に残ることに。
政治的な情勢含め色々予想外のことが起こりその都度判断を迫られる海外生活ですが、これに関しては我が家は結果正解だったなと思っています。
カフェも本当にたくさんで、今まで住んだ国と違い、ローカルの人たちも通りに向かって椅子に座り、会話を楽しみながらコーヒー時間を楽しんでいて。日本の人よりカフェでの過ごし方が成熟している印象でした。
サッカーであっという間にたくさんお友達を作り、暗くなるまで色んな子とサッカーして帰ってきていました。何度もサイゴン川にボールを落として、スタッフや友達みんなにお世話になりました笑笑
そして、学校。
小規模校を好んで選んできた我が家、長男がそろそろsecondaryになるということで初の大規模校を選びましたが、先生達のプロフェッショナルさ、ケアの手厚さでとても恵まれた学校生活になりました!
長距離走は希望者のみだったり、運動が得意な子も苦手な子も楽しめる一日に。
インターナショナルスクールなので人種差別的なことも少なく、英語が母語でない子達がメインなので英語がネイティブでなくても気後れすることも少ないです。そこに東南アジア特有の南国のんびり感がプラスされ、のびのび過ごせます。日本人からするとびっくりするくらいいい加減な部分もありますが、慣れます。そして、それでもいいんだと思えるようになります笑笑
最後Farewell matchまで開いてくれて本当に嬉しかった!
バンコクみたいに買い物三昧!習い事三昧スパ三昧!という生活もアドレナリン出まくりですごい楽しかったけれど、ホーチミンは毎日いいお天気で、そこまで物欲が湧かない分美味しいベトナム料理食べて散策したりトレーニングしたり。
在住日本人の方も、のんびりした飾らない気さくな方が多かった気がします。
私も特に学校のママ達にはたくさんの方にお世話になりました。
駐在生活は人との出会い。
色んな人がいるけれど、良い出会いが母子共にベトナムでもたくさんあったことに心から感謝!です。みんなありがとう!
同じく本帰国された方、これからされる予定の方、異国での経験は子供たちも自分も逞しく、しなやかにしてくれます。
私も帰国してまた新しい国に来たような大変さで凹んでいますが、とりあえず筋トレ再開して前向きにがんばろうかと。
長々と書いてしまいましたが、お付き合い頂いてありがとうございました!