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神々しい美しさを誇るジオパーク、隠岐諸島アイランドホッピング【40代 国内旅】

9月9日に、隠岐ユネスコ世界ジオパーク認定10周年を迎えた島根県の離島、隠岐諸島。日本海の離島ならではの独特な大地の遺産と伝説に触れ、神がかりの美しい島で身も心も癒されました。もちろん海の幸、そして素敵な宿や隠れ家レストランも満喫できる注目のデスティネーションです。
隠岐の島

島根の豊かな麗しの離島、隠岐諸島へ

初上陸となる隠岐諸島へは、羽田から伊丹空港経由で、隠岐世界ジオパーク空港に到着。どちらのフライトも短く、乗り継ぎもすこぶる快適なのであっという間に到着です。約600万年前の火山活動で形成された隠岐諸島は、黒曜石の産地として3万年前からの歴史があり、本島に近い島前(どうぜん)の西ノ島、知夫里島、中ノ島と、島後(島後)の4つの有人島があります。2泊3日の旅のスタートは、空港のある島後の古墳のある創建871年という玉若酢命神社のお詣りから。ご神木の八百杉は樹齢約2千年、さらに足元の砂利にはガーネットが含まれると聞き、この島に伝わる自然や文化に興味がむくむくと湧いてきました。続いて向かった隠岐造りの本殿を持つ水若酢神社にも古墳があり、敷地内には3万年もまえから古代人が隠岐の黒曜石を運んでいた丸木舟のレプリカも展示されています。


収穫を迎えた稲穂が頭を垂れる姿を車窓に、  京の都からの吉方位で、神様に献上していたアワビなど海産物も水も豊かなこの島だから、後鳥羽天皇や後醍醐天皇が配流されたという話も聞けて興味深かったです。都人や北前船の影響から独特の文化や風習が残るのもこの島ならでは。日本海の荒波が削ったローソク島の夕日を拝んでから寄った、那久岬で見た大きな虹にも心が洗われました。そして、宿泊した日本海を一望する羽衣荘の食事がすこぶるおいしく、美味しいものであふれる豊かな島というのに納得! 隠岐の自慢の岩牡蠣も、白バイ貝のお造りも、隠岐黒磯牛の低温ローストも、すべて美味!そして島根といえば、およそ1300年前の「出雲国風土記」に八百万の神々が集まって酒を造り宴会をしたという記述もある日本酒ゆかりの地。島の地酒、喉ごしの良い隠岐誉の飲み比べも楽しい夜でした。ほろ酔いで海藻の焼酎にも初めてトライ。また、平安時代まで、アワビといえば隠岐の島のそれだったとも聞きました。ここは、北前船の風待ち港としても栄えたそうで、年間多い時には4千隻もの船がやってきて、想像を超える賑わいだったようです。

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美味を求めてアイランドホッピング

翌朝、宿の周辺を散策すると、時が止まったかのような舟小屋群に出会い、宿で待っていた朝食の鯛のカマの焼き物の美味しさが衝撃的でした。この後フェリーしらしまと内航船いそかぜで島前(どうぜん)の海士町・中ノ島経由で向かった知夫里島でも、完全予約制の古民家レストランChez SAWAのランチにもすっかり心を奪われ、隠岐の魅力にすっかり目覚めてしまったのでした。

知夫里島は人口およそ600人ののどかな島。島創生の噴火活動の痕跡が残る地層、国の名勝、天然記念物に指定されている赤壁で知られています。マグマが昇った火道、酸化鉄を多量に含んだ赤い溶岩が積もった様は圧巻。この辺りは蜂蜜のような香りを放つ仙人草の白い花が花盛りでした。お待ちかねのランチは、昨年10月にオープンした隠れ家のような古民家フレンチレストランChez SAWAで。旅の目的地にしたいほど素敵な場所で、すでに国内外の食いしん坊たちの話題の店になっています。フランスでも腕をふるってきたシェフがこの島の豊かさに惹かれ移住。自家農園いただきファームの野菜やハーブ、釣ってきた魚などを使った繊細なお料理が楽しめます。この日は、栄螺の香草焼き、真鯵のマリネ、ぎたろう軍鶏の薫香などにうっとり。「フルーツがないから」と出されたブランマンジェに添えられた紫蘇のソルベまで美味しくうなってしまいました。時間があればのらり珈琲もお勧めだそうです。ランチののち、近くの海の透明度を、島津島シーカヤック体験で目に焼き付けて、知夫里島の港から海士町のある中ノ島に向かいました。

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憧れの宿「Entô」に泊まる

隠岐諸島の写真をSNSにアップすると、「Entôですか?」と友人たちからメッセージが。その宿は、知夫里島から内航船いそかぜで18分の中ノ島・海士町(あまちょう)の港に面しています。2021年7月にリニューアルオープンしたAnnex Nestは18室、窓からの、すぐそこを港を行き来する船がゆっくり水面を滑っていく様に和みます。木目を生かしたシンプルなインテリアも、調度品も全て素敵で、絶対に見逃せないジオパーク展示室、コットンガーゼの肌触りのいいパジャマや温泉まであり快適。5連泊したという知人の気持ちもわかります。夜は、隠岐の岩牡蠣春香のコンフィのヴィシソワーズやサザエのカレーを楽しんだ後、星空の下、海中展望船あまんぼうのナイトクルーズへ! 海中の無数のプランクトン・夜光虫が発光して神秘的なので、ぜひ。

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絶景の島、西ノ島へ

あまりある自然美と、歴史に触れる豊かな島巡りの最終日に訪れたのは、中ノ島からフェリーどうぜんで12分のクルーズで到着する西ノ島。なんといっても圧巻なのが、美しい景色。日本海のスイスとも言われる景勝地で知られる隠岐諸島の中でも、国賀海岸にそびえる257メートルの摩天崖を眼下に、摩天崖遊歩道を牛や馬が草を食む放牧地帯をトレッキングで降り、通天橋と呼ばれる海に渡したアーチのようにえぐられた岩まで歩くコースはマスト。また、神様の手に噛み付いてしまったイカが、罪滅ぼしに群れで押し寄せたという伝説がある、創建842年の由良比女神社も興味深い場所。なんと今でも秋から冬にかけてシロイカや、体長1メートルのソデイカが神社の前の入江に流れ着くのだそう。イカは拾うもの、なのだとか! 浦郷港の「この海はひろし」で豪華な海鮮丼弁当のランチをいただき、別府港からフェリーくにがで空港のある島後への船に揺られました。

島後に向かう1時間40分の船上で、日本海を眺めながら旅を反芻するとまた感動ひとしお。隠岐の島には、地球がもたらした雄大な大地の遺産が豊かに残されていて、本州と陸続きの半島だった頃に南北から入ってきた植物や生物が固有種となっていたり、大陸の一部だった証拠とも言える隠岐片麻岩があったり、また、ツリガネニンジンなどの高山植物が海辺に群生していたり、海辺に咲くハマユウが丘の上に咲き、海をのぞけばコバルトブルーの小さなルリスズメダイが泳いでいたり、絶滅が危ぶまれる紫の穂状の花を咲かせるトウテイランが咲き、沖縄のナゴランの群生を見ることができる季節もあるそうです。島全体がパワースポットなのではと感じるほど、不思議な魅力にあふれるワンダーランドでもありました。

時間が足りず、838年創建の岩屋の中に本殿があり、安藤広重や葛飾北斎の浮世絵にも描かれた焼火(たくひ)神社も、壇鏡の滝も、名水天川の水で知られる清水寺(せいすいじ)や、美しいビーチ、青の洞窟のような明暗の岩屋、Sailing Coffeeなどにも足を運べなかったので、また隠岐松葉蟹の季節に再訪したいです!

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