トレンドのカレッジスタイル、大人ならどう取り入れる?
筋金入りのカジュアル派、さらに「トラッドテイスト」が昔から大好物。当然ロゴものやレタードアイテムは大好きで、古着のカレッジスウェットから正統派アメリカントラッドブランドのロゴニットまで多数所持しています。ところがアラフォーになり、次第にある問題に悩まされるように……「今まで着ていた服がなんだか似合わない」! 古着のスウェットはかすれたプリントや年季の入った生地感がなんだかお疲れムードを醸し出し、正統派ブランドの方は逆に妙な圧が出てしまう。「こんなにクローゼットには服があるのに、今日着る服がない。どうすればいいの?」という心の叫びを抱えながら生きていたのですが、最近さまざまな悩みを一気に解決してくれる名品に出会いましたので、全力でご紹介させてください。
最近様々なセレクトショップでも注目されているブランド「St. Johns 3rd CLUB(セントジョーンズ サード クラブ)」。ポートランドのセントジョーンズというエリアにある架空のクリエイティブ集団をモチーフにしたというストーリーも心惹かれるのですが、カレッジ・スクール・スポーツをベースにしながらも、きちんと大人の女性に似合うようにアップデートされたデザインなのがいちいち素晴らしいのです。今回、Marisolではモデル竹下玲奈さんとのスペシャルコラボが実現。さすがモデル界のおしゃれ番長、こなれ感たっぷりのカーディガンが完成しました。
リラクシーなシルエットのVネックカーディガン、写真は光の関係で少し明るく写っていますが、実物はもっとダークないわゆる「スミクロ」に近いグレーです。この絶妙な発色のおかげで、コーデに抜け感が生まれ、おしゃれな印象に。ロゴがあえて下のほうに配置されていたり、リブにさりげないダメージ加工が加えられていたり、細部がいちいち凝っているのもかわいい! 一目ぼれしてしまいました。色はあくまでもシックだから、ボウタイブラウス(M7days「シボ感ボウタイブラウス」、こちらも使えすぎるので別コラムで書きました!)にチュールスカート(E by eclat「大人チュールスカート」)のきれいめスタイルにもマッチ。
バックスタイルはこんな感じ。ホワイトのロゴが目を引きます。ブラックのオールインワンにさっと羽織っただけですが、程よく映えるコーデが完成。ヒップが隠れるゆったりとした長め丈なのもうれしい。そして何度も言いますがこの絶妙なダークグレー、ほんの少しだけ青みがかった発色なので、黒にもグレーにもネイビーにも合う着回しドンと来い!な万能カラーなのです。編地はしっかりしていますが着ぶくれはしないので、すっきり着こなせるのも頼もしいポイント。
休日には趣味全開でちょっと崩したカジュアルスタイルにも合わせてます。メンズのXLサイズのストライプシャツにカーデを重ねて、上半身にボリュームを出したコーデに。トレンドのトラックパンツ、ともすればちょっとゆるいスタイルになりがちですが、このカーディガンが程よく引き締めてくれている気がします。
「トラッド」って、定番だからこそ、定期的なアップデートが必要。大人にこそ似合うカレッジカーディガンを見つければ、スタイリングプランもむくむくとわいてきますよ!
編集 O 身長:170㎝