坪田あさみ エディター・ライター
黒の次にヘビロテ
ベージュのタビシューズ
黒の次に私がよく履いているのがベージュ。実は白い靴がコーディネートに便利なので、白のタビを購入しようかと思ったのですが、私の場合、背が高いからか、壊滅的なほど似合わず断念(タビは同じデザインでも色によって似合う・似合わないがはっきりあります)。その代替として投入したのがベージュです。黒い靴では全体が重くなってしまう時に活躍します。
▲淡い色が多いコーディネートの時は、足もとに黒を合わせないほうが決まります。似合う人は白タビもよいかと思います。
私の場合、ベージュのタビはデニムやチノ、カーゴパンツなど、どちらかというとあいまいな色のボトムの時に合わせることが多い気がします。ちょっとくすんだベージュが、そうした着こなしと相性がいいのです。
▲バレエタイプが便利だったので、冬はベージュのブーティも購入。ライトブルーのデニムとの色の合わせがお気に入りです。
▲カーキのパンツやブラウンのジャケットなど、私が大好きな“おじさんカラー”の組み合わせ(脳内ではダイアン・キートンコーデ)に、ベージュのタビブーティがぴったり。
さらに今季、思い切って追加購入したのがシルバーのミラータイプです。以前なら絶対に手を出さなかったモード色の強い一足ですが、数年タビを履いてきたことで、すっかり免疫力のついた私は、こんなインパクトたっぷりなカラーにも挑戦してみました。
ふだんからシルバーの靴やバッグが、一見派手なように見えて、実は合わせやすくとっても便利なことを実感していたので、それならタビでもいけるのでは?と思ったのです。
▲素材違いのオールブラックコーディネートに、アクセントとして足もとにシルバーを光らせた着こなしに。
▲ともするとご近所スタイルになってしまうスウェットなどのアイテムも、キラキラのタビブーティで格上げします。
▲シルバーが欲しかった一番の理由は、グレーのワントーンコーデに取り入れたかったから。足もとが黒だと重いですが、シルバーがほどよいアクセントに。つま先だけちらっと見えるバランスで使います。
▲デニムと合わせやすいのもシルバーのいいところ。カジュアルモードな着こなしがかないます。
いかがでしたでしょうか? コンサバ度が高いコーディネートが好きな人にはちょっと使いづらいかもしれませんが、カジュアル好きな人にはかなり取り入れやすいと思います。最近着こなしがマンネリ化していてつまらない人は、ぜひ挑戦してみてくださいね。
少しずつ寒さが厳しくなってきていますので、皆様どうぞご自愛くださいませ。
今年も読んでくださりありがとうございました。次回更新は2024年1月13日(土)です。
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