東京公演2日目、ツアーの最終日も立ち見席も埋まる会場に掛け声が響き、オープニングは、初のソロアルバムのタイトル曲をアレンジ、6人のダンサーとキレのあるダンスで魅せる「Hidden Side」。会場の熱気が一気に爆上がりでした。「今年は、全部やりたいことをやって、一生懸命働いたんですけど(笑)、ドラマ「スタディー・グループ」の撮影の合間を縫ってコンサートの練習も一生懸命して。初めての単独公演で、年末コンサートができて本当に嬉しいです」と美しすぎる日本語で挨拶。日本公演は最初から最後まで日本語でとの想いで、さらに日本語を磨こうと”高級な日本語”の動画を見て勉強してきたともいいます。「何か見せたことのない姿を初めてお見せする」という意味もあり、ミニコンサートのタイトルは「UNVEIL」と名付けたそうです。
続いてバラードを2曲、ソフトな美声で聴かせ、会場のペンライトが揺れます。「めちゃ緊張していた」前日の公演後も、食事にも行かずジムでトレーニングをしていたと話し、会場に着くなりサインをたくさんしたというサインボールを用意したり、YOASOBIの「アイドル」の振り付けアンコールに、恥ずかしいいですねといいつつしっかり応えるファンサービス。9月に韓国で最終回を迎えたドラマ「無駄なウソ」のOST「Alarm」を初披露、1月に最終回が放送された「還魂:光と影」のOST「Tree」を歌い上げると、「12年歌手と俳優をしていますが、思ったようにいかないこともあったけれど、頑張ればできると確信していました。まだ足りない部分もあり、長く活動していくためにボーカルレッスン、演技レッスンもしています」と告白。29歳になって余裕ができたからか、性格診断テストMBTIでは、以前はESFJだったけれど最近は5回やって、完璧主義、忠実さ、勤勉で献身的と言われるISFJに変わったのだとか。「生産的でないとダメで、ぼーっとできないので、テレビを見ながらも運動したりします」「スカイダイビングがやってみたい、旅行が好きなので、片道1年くらいかけてバックパッカーもやってみたい」と語りました。
冬に思い浮かぶという宇多田ヒカルの「First Love」、米津玄師の「Lemon」、応援歌になるかもと選んだという秦基博の「ひまわりの約束」、スキマスイッチの「秦」を、透明感のある歌声で聴かせ会場を虜に。ちなみに1日目はJUJUの「やさしさであふれるように」、優里の「ドライフラワー」、BACK NUMBERの「CHRISTMAS SONG」、レミオロメンの「粉雪」を届けたそうです。MCの方との掛け合いでも、「僕のこと褒めてくれてありがとうございます」「あ、言っちゃった、どうしよう」などとお茶目で謙虚な素顔が垣間見えました。そして、アンコールの1曲目は、2019年に作詞にも参加したシングル曲「Universe」。公演で必ず歌う初めてのソロ曲で、「僕の宇宙、Hwangdo(ファン名)の皆さんへ」と感情を込めてパフォーム。ほか、2015年のソロ曲「恋する日」などたっぷり4曲でアンコールに応えました。ファンが原動力になっているというMIN HYUNさんは、次回作ドラマで、映画『手紙と線路の小さな奇跡』のイ・ジャンフン監督が手がける「スタディー・グループ」の撮影、MBC歌謡大祭典のMCとして忙しい年末を送っていて、2024年の活躍からも目が離せません。