みなさん、ガチ中華食べてますかー!?
仕入れているつもりなのですが、
なんせ店の入れ替わりが早すぎて
置いてけぼりを食らってばかりな今日このごろです。
中国人オーナーたちは、経営が振るわないと
すぐに店を閉めて、他業態でオープンするそう。
その柔軟性がなんとも羨ましくもありますが、
おかげで行きたかった店や、ブログで紹介した店が
次々と閉店している事実……。
(ちなみに以前書いた高田馬場のお米のしゃぶしゃぶも
新宿歌舞伎町の火鍋も閉店しました泣)
2018年の情報が確認できたので
池袋のガチ中華ではおそらく老舗に分類されるだろう
『アリヤ清真美食』という店に行ってきました。
中国語でムスリムのこと。
(清真教=イスラム教、清真寺=モスク。
イスラム教は「回教」という呼び方もしますね)
中東地域と国境を接し、歴史的にもイスラム色が濃い
中国西部の料理を出すお店です。
日本にも浸透した感のある「ハラール」。
豚肉や酒は禁忌です。
重宝されているんだろうな、とは思いましたが
私の浅い予想を超え、驚きの満席大賑わい!!!
ヒジャブを被っている人もいるし、
大家族の集まりもあるし、若いカップルもいるし……。
(見たところ、日本人は私たちのテーブルのみだった)
大いに飲み食いしている様子は、
エキゾチックなインテリアと相まって
シルクロードの隊商宿って
こんな雰囲気だったんろうなあ~
と思わせるに充分なのでした(脳内BGMは喜多郎)。
「ガチ中華は種類と量が多いから大勢で行け」
が鉄則ですが、この日は二人だったので
あまり食べられなかったのがちょっと残念。
まず出てきたのは、お通しのピーナッツと湯葉。
この湯葉が半乾きで、柔らかいのに歯応えがあって
ピリ辛&塩味が美味しくて箸が止まらない。
最近気づいたんだけど、
中国ってカリフラワーを多食するよね。
淡白だから濃い味付けをしっかり纏ってとても美味しい。
そして炒めているとは思えない柔らかさ。
料理名は「カリフラワー炒め」だけど
羊肉(たぶん)もたっぷり入っていて、
これがまた口の中でホロホロ崩れるほど
柔らかく火を通してあって、まさに絶品だった。
ラー油の色してるけど、あまり辛くないです。
どの店で食べてもおいしいけれど、
こちらのは肉の大きさと
ジューシーさが突出していました。
アリヤ清真美食のシグニチャー料理(の一つ)、
羊背骨の麻辣鍋。
これぞハラール中華の真髄、といった風情。
背骨にたっぷりついた肉を箸でこそげながら食べます。
とろとろにとろけた白菜、
味の染み込んだプルプルの春雨も最高。
ところで背骨をつつきながら思ったけど、
この料理、韓国のカムジャタン
(豚背骨がゴロゴロ入った辛い鍋)にそっくり。
特に関連はなさそうだったけど、
それにしても生き別れの双子くらい似てた。
3~4人前はある大鍋で食べたけど、
平日限定ランチでは
どうやら一人前が提供されているっぽい!
気になった方はランチで試してみてもいいかも。
(ガチ中華は変更が早いので
ずっとランチメニューにあるかは不明)
私も食べたくなってきちゃったので
今からちょっくら行ってこようかと思います。