エジプト料理のレストラン、その名も
【スフィンクス】
いそいそと出かけてきました。
「アイガーデンテラス」の3階にあるのですが、
この商業ビル、ガチ系の外国料理のレストランが多くて
なんだかとても気になる……。
(ちなみに2階にある「MIDTOWN BBQ TOKYO」は
以前、日本一アメリカっぽい料理を出す店と
アメリカ人が絶賛したとバズってました)
やや戸惑いながら入口をくぐると
『ハムナプトラ』の世界が広がっていた。
あったんだけど、写真に撮り忘れてしまった。
店内は、あのスナックっぽい入口からは
想像がつかないほど広々としていて、
ときにはベリーダンスショーもやっているようです。
ちょっと珍しいでしょ?
(小学校のときに3年間住んでいただけ)
ナイルの水を浴び、ピラミッドを仰いで
子ども時代を送りました。
(たったの3年間住んでいただけ)
ただ当時は子どもだったのとご時世的なこともあって
現地コミュニティには触れなかったので
エジプトのローカル料理の記憶がほぼゼロ。
覚えているのはファラフェルとモロヘイヤスープくらいで
テレビとかでエジプト料理っていうと必ず紹介される
ご飯料理の「コシャリ」も食べたことない。
なので、分厚いメニューを読んでも
エジプト料理らしさがいまいちピンとこず、
料理の選択は日本語堪能な店員さんにお任せしました。
結果、全部美味しくて大満足。
ではこの日のお料理のご紹介です。
本当はファラフェル(豆コロッケ)が1個で
サラダが付いているセットのはずのが、
サラダの材料が足りなかったらしく、
代わりにファラフェルを2個つけてくれました。
ファラフェルって中東全域で食べられてて、
多くはヒヨコ豆をすりつぶして作ると思うんだけど、
エジプトはそら豆で作るので中が緑色なんですよ。
日本でもヒヨコ豆ファラフェルだらけのなか、
このお店はメニューに「そら豆」って書いてたので
期待したんだけど、中身黄色かったのよね……。
本当にそら豆だったのかなあ?訊けばよかった。
まあ何の豆にせよ、味は抜群においしかったです!
フムス(ヒヨコ豆ディップ)と
ババガヌーシュ(茄子ディップ)、
手前のパセリ?のサラダも全部レベル高い。
この後の料理への期待が高まります。
クレオパトラの美貌の秘訣、という話もありますが
これは史実と確認されたわけではないようです。
チキンストックみたいな優しいスープが
モロヘイヤのぬめりでトロトロになって
スーッと喉に滑り落ちていく。
独特の青臭さに、強い生命力を感じます。
まずローストチキンはエジプト料理なのかは
よくわからないけど、皮はパリパリ、
お肉はホロホロのとても美味しいチキンでした。
白いソースはランチドレッシングみたいな味。
エジプトではハトのローストをよく食べていた記憶が
あるんだけど、ハトの代わりなのかしら?
オクラとラムのタジン。
タジンってモロッコじゃないの?と思ったんだけど
エジプトを含む北アフリカ全域で使われているようです。
熱々のシチューみたいなトマトソースの中に
お箸でホロリと崩れるラム肉がゴロゴロ!
ラムとオクラとニンニクの旨味がたっぷり溶け出していて
そこにトマトソースがほんのりと酸味を添えて、
う~ん、これは絶品といっていいでしょう。
ご飯にマカロニとパスタを混ぜたものに
トマトソースをかけて、よく混ぜて食べるという、
エジプトを代表するB級グルメ(らしい)。
レンズ豆やヒヨコ豆もたくさん入っていて
思ったよりヘルシーな感じ。
トマトソースをかけるからか、味はほぼリゾット。
時折主張するフライドオニオンが香ばしい。
これにオクラとラムのタジンをかけると
ほっぺたが飛んでいきそうに美味しかった!
ああ、もう一度食べたいなあ。
店員さんの感じの良さとサービス!
ドリンクに炭酸水を注文したら
ビックリするくらい美味しいライムが絞られてきたし、
新しいおしぼりを渡してくれるタイミングも完璧だった!
私は味と同じくらい、いや、なんだったら味以上に
店員さんの感じの良さを重視する人間なので
こちらのお店ではストレスフリーに過ごせました。
(前菜が出てくるまでに一時間くらいかかったのは
それもエジプト感と思って楽しむことにした)
異国情緒を五感で楽しみたい人に
オススメしたいお店です。
ちなみに昼はビュッフェらしいので
いろんな料理を食べられるのかも。
私も近々ランチに行ってみたいと思います。