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40代の今だから話せる!パートナーと挑む「不妊治療」【美女組白書 Vol.1:後編】

40代の気になるトピックスについて、美女組メンバーが本音で語る美女組白書。今回のテーマは“不妊治療”。今は不妊治療を経て、家族で幸せに暮らす美女組のおふたり。けれどそこに辿り着くまではとても厳しいものでした。後編ではクリニック選びのポイントやパートナーとよい関係を続けるコツを聞きました。

前編はこちら▼

\不妊治療のお話の後編です/

不妊治療対談をした美女組Miwaさんとsenさん

|PROFILE|

左から

Miwaさん

夫婦で会社を経営し、専門学校・大学・企業で美容や金融教育、新人研修、コンサルティングなどを行うバリキャリ。現在は、夫と1歳の息子の3人暮らし。

Miwaさんのブログ

senさん

30歳に結婚し、専業主婦に。10代のころから月経不順で、妊活では早々に不妊治療をスタート。現在は、小学4年の男児と小学1年の女児の2児の母。

senさんのブログ

  • 不妊治療について語るMiwaさん

  • 不妊治療について語るsenさん

―不妊治療専門のクリニックは数多ありますが、おふたりはどんなポイントで選びましたか? 

Miwa:最初は、通いやすさを重視していたので、近所で不妊治療をしているところを選びました。senさんは?

sen:私も家の近く。たまたま女医さんでネットの評判もよかったので……。Miwaさんの最初のクリニックはどうでしたか?

Miwa:淡々としていましたね。希望に沿ってもらえたし。

sen:私の通っていたクリニックもさっぱり系の先生で淡々と結果を伝えるという感じでした。その代わり看護師さんが寄り添ってフォローしてくれていましたね。

Miwa:とにかく先生は忙しそうで、絶対にコレ聞かなくちゃという内容だけ先生に聞く感じですよね。senさんは何か相談したい時どうしていましたか?

sen:クリニックにカウンセラーがいて、有料ですが、相談ができるシステムがあって、そこに1度行ってみました。話したら楽になりましたよ。

Miwa:私のクリニックもカウンセラーはいたけれど、活用しなかったな。

―不妊治療には心のメンテナンスも必要ですものね。クリニックでケアしてもらえるのはとても心強いですね! けれど、おふたりとも途中で通院先を変更していますよね。何があったのでしょうか?

sen:私は、第2子もそのクリニックにお願いしようと思って通っていたのですが、引っ越しで遠くなってしまったことと託児がなかったので変更しました。その次は託児があるところを探して通いました。

Miwa:私のクリニックはコロナ禍だったこともあって、子供を連れてくるのはNGだったけれど、お子さんがいらっしゃるかたはどうしていたんだろう?

sen:私のまわりは、夫かシッターさんにお願いするかたが多かったですね。Miwaさんはなんで通院先を変えたんですか?

Miwa:人工授精がうまくいかなかった時に、先生が笑いながら結果を伝えてきたんです。先生は和ませようと思っての笑顔だったのかもしれない、と今になっては思えるのですが、その時はそろそろ体外受精かななどと真剣に悩んでいたので、ショックで……。病院を変えようと決めました。

sen:ただでさえ余裕のない精神状態だから、私もそれは傷ついてしまうかも……。

―それはとてもつらかったですね……。そのような経験をしてしまうと、クリニック選びに慎重になるかと思いますが、どのような点をチェックして次のクリニックを選びましたか?

Miwa:ひとつ目のクリニックは、“近所”ということを重視して、クリニックや先生の情報をあまり調べていなかったので、変更の際は口コミなどもチェックして実績を重視して選びました。でも先生の相性も通いやすさになりますよね。

sen:私もそう思います。変更先はどんなクリニックなんですか?

Miwa:私がふたつ目に選んだのは体外受精のみで、「タイミングや人工授精なら別のクリニックに行ってください」というところで、目的も明確だし、実績もあるクリニックでした。
それに、「あなたの体にはこの治療がよくて、金額はこのくらいです」とはっきり提示してくれるのもよかったですね。ひとつ目のクリニックでは薬の副作用に悩まされていたので、薬を使わなくていいと言われたのも決め手ですね。

sen:どうやってそのクリニックは見つけたんですか?

Miwa:最初は口コミですが、WEB説明会も受けて、自分に合っているなと思って決めました。

sen:気持ちに寄り添ってくれる先生、感情移入せず淡々と治療をする先生など自分に合う先生やクリニックを見つけるのは大切ですよね。

―senさんは、第2子不妊治療の診察の時、お子さまを預けていらっしゃったのですか?

sen:託児付きと言いつつ、実はキッズスペースがあるだけで(笑)。診察の時は子供を診察室に連れて入らなくちゃいけないし、その間、看護師さんが預かってくださるわけでもなく、片手に子供を抱きながら服を脱ぎ着したり、診察台にのったりすることもあり大変でした。

それに、皆さん子供が欲しくて通っていらっしゃるので、子供がいるとまわりのかたからの視線も気になってしまって……。夫に近くのカラオケ店でみてもらっていました。

Miwa:カラオケ!?(笑)

sen:部屋の中であれば、騒いでも泣いてもまわりに迷惑をかけないし、歌えるし、意外といいんですよ(笑)。

Miwa:そうなんですねー。参考になります! でも子供を連れての不妊治療は本当に大変そうですね。お金もかかりますし、体も心も削られますね。
不妊治療について語るMiwaさんとsenさん

―不妊治療は心と体への負担だけでなく、時間もお金もかかりますよね。パートナーとは不妊治療を始める前に何か事前に話し合いましたか?

Miwa:私たちは41歳の誕生日までにできなかったらスッパリやめようって話し合っていました。不妊治療は精神的につらかったので、終わりはきちんと決めていましたね。

sen:私たちは第2子までは、大変でしたが不妊治療も長くはなかったので、特には話し合ってなかったですね。出産でホルモンバランスが整ったのか、月経不順も治って、その後は自然妊娠だったので……。

Miwa:でも、流産でとてもつらい思いをたくさんなさいましたよね。

sen:はい。子供たちが励ましてくれて、ふたりがいたから立ち直れたけれど、本当につらかったです。だから第5子を流産した時は、「もうやめよう」と決心し、妊活を終えました。

Miwa:私は終わりを決めたから、「そこまでは!」と思って頑張れたので、不妊治療を始める時はパートナーとしっかり話し合っておくといいのかなと思います。私たちは年齢で終わりを決めていたけれど、予算で決めるのもいいかもしれません。

―“何にどこまで”というのを決めておくことが、ストレスを和らげるひとつの手段のようにも感じました。ありがとうございました。

―それでは最後に、不妊治療で悩んでいるかたがたにアドバイスをいただけますか?

Miwa:子供が欲しいと思っているなら、パートナーの有無に関係なく、ご自分の状態を知るためにもクリニックで検査しておくといいと思います。

sen:そうですね。あとは、子供が本当に欲しいかどうかをパートナーとしっかり話し合っておくと、あとがスムーズかな。

Miwa:その確認は大切。それから不妊治療について期間、予算、そして人工授精、体外受精などどこまで進めるかも決めておくといいですね。

sen:自分の思いを伝えることも大切ですね。私の場合、自分の強い気持ちを受けて、私が頑張っているからと夫も協力してくれたので。

Miwa:男性からこの話を切り出すことはあまりないので、勇気を持って女性から話さないと治療をスタートできないことも多く、協力を得られないことも。

sen:不妊治療中は男性も予定を調整してクリニックに行かなくてはいけないこともあるので、協力は不可欠ですものね。

あと、特定不妊治療費助成制度だけでなく、子供に関する補助も受けられるので、今後の計画のためにも調べておくことをオススメします。

Miwa:年齢や所得制限などもありますので、これもお住まいの地域の情報を事前に集めておくといいですよね。

sen:私は、自分が流産、死産を経験した時は、ドン底に突き落とされましたが、今キラキラして幸せそうに見える人たちも意外といろんな苦労をされている人が多いように感じます。
「自分だけなぜ?」と追い詰めないようにしてください。私は、出産に関して、すべてを経験したように思いますが、本当に心身ともに強くなりました。

Miwa:そうですね。つらいことも乗り越えたからこそ、皆さん何かしらの幸せを得ることができているのではないかと思います。今悩んでいらっしゃるかたも、よい方向へ進むことを願っています。


Miwaさんとsenさんの不妊治療は、生活にも制限がかかり、精神的にも肉体的にもとても大変な日々を送られたようでした。
その経験を踏まえつつアラフォーになって妊活を再スタートしたMiwaさんと、やめたsenさん。同じ想いを抱えているかたがたも選択肢はいくつかあると思いますが、自分の気持ちを大切にしてパートナーとよく話し合い、夫婦や家族にとってよりよいカタチを見つけてみてください。

美女組のオシャレもチェック!

Miwaさんのファッションチェック
「少しずつ暖かい日も増えてきたので、マリソルで販売していて大人気のMARLONのピンクのバッグを入れて春らしさを出してみました。今回は「不妊治療」という緊張感のあるテーマだったので、ゆったりとしたSHENERYのニットでリラックス感も演出。自分らしいスタイルを心がけました」(Miwa)
senさんのファッションチェック
「通院中はわりとリラックスできるスタイルで出かけていましたので、今回もタイトなシルエットではなく、ほどよくゆったりとしたコーディネートに。バックリボンのついたデザイン性のあるAMERIのニットには、MANOFのトラックパンツを合わせてスッキリとまとめました」(senさん)
 
 

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