Vol.3 1か月間でデート4回!? アプローチは短期決戦で
読者の皆さん、こんにちは。モテ期プロデューサーの荒野です。
ここのところ温かい日も増えてきましたね。春はもうすぐ。出会いと別れの季節ですから、恋愛についても「動きたい」という人も多いのではと思います。
そこで今回は、気になる人ができたときにどうアプローチするか、誘い方のテクニックをご紹介したいと思います。 新しい異性に出会って付き合うまで、3つのアクション(Action)を起こすことで成就させるテクニック。これを、僕は「AAA(トリプルエー)理論」と名付けました。やり方はとても簡単なので、一度覚えてもらえたらきっと恋愛以外にも応用することができるアプローチ法だと思います。
この方法で、あなたに“1カ月だけ”頑張ってみていただきたいんです。大切なのは1カ月という時間。1カ月なら頑張れそうな気がしませんか?
誰にでも“誘い方のクセ”がある
テクニックをご紹介する前に、皆さんに質問です。誰かをお誘いしようとするときに、どのように声をかけますか?
例えば、少し上の世代の気のいい上司なんかは「いまから飲みに行くぞー」と今日の今日というタイミングで号令をかけたり、Marisol世代なら「今週末あいてる? 来週でもいいけど……」と、少し控えめの誘い方をすることが多いんじゃないでしょうか。もっと奥手の人だと「このイベントが来月あるんだけどよかったら一緒に行きませんか」ということも。
これ、時間軸でみると日、週、月のお誘いになります。
日=今日飲みに行こう!
週=週末あいてる?
月=来月のイベント一緒に行かない?
どれを選ぶかは、人それぞれ。相手との距離感を加味しつつ、自分の中で「一番成功しそうなタイミング」を探して声をかけているはずです。でも、目線を換えると「自分が一番ストレスを感じない」誘い方でもあります。人を誘うときに必要な計画性、勇気の度合い、恥ずかしさへの耐性などは、ご本人の性格にも影響をされるでしょうし、まして、成功体験を積めば積むほど固定化されがちに。誘い方のクセと言ってもいいかもしれません。
僕の提案は、そのクセを取っ払って、1カ月でこの「どれか」ではなく「すべて」の誘い方を3つのステップとしてやってみましょうというものなんです。
それでは、「AAA(トリプルエー)理論」を説明していきます。
短期決戦でハッピーに!「AAA理論」実践編
【1st“A”】 「月単位」の予定を取り付ける
最初は、一番遠い月単位の約束を取り付けていきます。
1か月程度先のイベントのお誘いをします。 先の予定であれば、お相手の方も受けてくれることがあるものです。ここでは、あまり具体的に話を進めておかないこと。実現させるというより、今約束している「状態」であることが大切です。
アーティストのライブや季節のグルメを食べに行くなど、その時期限定の予定がおすすめです。今からだと、お花見なんていいですよね!
【2nd“A”】「週単位」の予定を取り付ける
「月単位のお誘い」にOKをもらったら、同じタイミングで次のアプローチへ進みます。
今週か来週、ランチに誘ってみましょう。「じゃあ、いきなり花見っていうのもなんなんで、1回ランチしようよ」というライトなお誘いです。あまり前のめりになりすぎず、話の流れでランチならいいかという感覚になるような軽やかさで声をかけてみてください。
声をかけて終わりではありません。ここからが本番。 実際に会うとなったらLINEの連絡先を交換したり、日時やお店選びの提案をしたりと交流する機会が一気に増えますよね。やり取りが増える、ということは相手の情報を得られるということ。何げないやり取りも履歴をさかのぼるといろんなことがわかってきます。お店の提案や日時の相談で、好みや余裕のある時間、曜日。そして、そのやり取りの中で多少無理をしてでも共通の話題になるだろうネタをみつけてほしいんです。
ポイントは、「未来の行動」につながること。 よく、出身地であるとか、好きなアーティストなどの共通の話題を見つけようなんてノウハウを見かけますが、それらはいずれも「共通の過去」。合致すればラッキーですが、なかなかのレアケースです。あなたがまだ知らないことでも、きちんと興味を持っていること、さらに次の行動につながりそうな話は盛り上がります。彼が春に引越しを考えているのだったら、いくつか人気のエリアの情報をインプットしておくだけで話が盛り上がります。カレー好きなら、気になるカレー店を探しておくだけでもOK。
そして、会ったときに、ゲットした話題を広げて関連デートにぜひ誘ってください。一緒に住みたい街ランキングで人気のエリアの散歩しに行ってみよう、一緒にそのカレー屋さんに食べに行こう。こんなお誘いができるはず。
ちょっと怖いですか(笑)? もちろん相手を詮索しようとすると引かれる可能性がありますが、普通のやり取りの中で分析するのはアリ。短期決戦こそ情報戦。勢いをつけていきましょう。
【3rd“A”】「日単位」の予定を取り付ける
さあ、最後は日単位でのお誘いです。
いつあいているか聞く? いえいえ、LINE のトークの返信のタイミングを見てみてください。それまでいつ彼が返信をくれたかで何曜日の何時頃に予定があきやすいかの傾向がわかるはず。そこが誘うタイミングです。 水曜日は定時退社してそうだなとなれば、当日かその前日に、「そういえば明日私、早く帰れそうなんだけどごはんを一緒に食べて帰らない?」という誘いを入れます。ここまでくると、ふいに明日どう? と聞かれたほうが気軽に受けてくれもの。もちろん断られることもあるかもしれませんが、すでに2回会った相手なら別日の提案をされる場合もあります。
頑張って誘った1回目、共通の話題で誘った2回目、そして突然のお誘いの3回目。僕は4回目のデートで告白を推奨しているのですが、その4回目がちょうどお花見で当たります。
最高のシチュエーションですよね。
このお花見で告白してください。そう、告白です。
ちょっと強めに言わせてください……この日の告白は絶対に、です(笑)!
ここでひるんでは、1カ月の頑張りはゼロクリア。5回目、6回目に会えたとしても「気軽に食事に誘える単なる友人」になってしまうかもしれません。最後の勇気を振り絞って思いを伝えてみてください。ここまでの頑張りと勇気があれば、きっと素敵な返答が得られると思います。
恋愛のスタートもリセットも、リミットは1カ月
こんなにうまくことが運ぶはずがない? 確かに、人の気持ちなのでテクニックどおりにいかないことはあります。でも、僕は40代のあなたにスピード感も大切にしてほしいんです
恋愛がうまくいかず引きずるというのは年齢を問わずあることですが、40代が月単位、年単位で引きずってしまうのはもったいない。今40歳だとしても、あと9年しかありません。嘘だと思って、一度この方法を試してみてほしいんです。打算的にいうと1年でチャンスは12回。今月は占い結果が悪いから来月に……なんて言っていたら、あっというまです。
お相手が忙しくてなかなか予定が取れないこともあると思います。でも、それは「忙しい」のではなく、「脈がない」ということ。男はやっぱり好きな人、気のある人のためだったら時空間を捻じ曲げてでも必ず時間を捻出するもの。それがないのであるならば、すっぱりと次に行くという判断材料になります。そのリミットを僕は1カ月だと考えているんです。
頑張る! と勇気を持ってくれたあなたに贈る今回の格言はこちら。
【今回の格言】
40代の恋愛は短期決戦
Yesを引き出すデータ力