会場となったNHKホールでの昼夜公演のチケットを即完売したヒョンシクさん。7年待ち続けていたファンの歓迎は熱く、オープニングは、Uruの「それを愛と呼ぶなら」を情感たっぷりに披露しました。拍手喝采の中、深々とお辞儀をするその姿は、まさに王子様そのもの!そしてトークコーナーでまずは、性格診断テストが、外交的、内向的両方の結果が出るという話からスタート、「僕は一緒にいる相手に合わせることができるんです」と話し、ZE:Aのシワン兄さんといる時は、リードするタイプの彼に合わせたりと柔軟なのだとか。「AB型だからかもしれませんね」とMCのYumiさんに言われると、「そうだったのか!」と目を輝かせ感心しきりにサムズアップ。
話題のヒットドラマ「ドクタースランプ」についての話になると、「韓国でホットなテーマのスランプや燃え尽き症候群をテーマにしたロマンスコメディ」と紹介し、30代で制服を着るにあたって「初めは気まずかったんですが、だんだんお互いまだまだいけてるんじゃない?!とか冗談を言ったりしていました」と告白しました。7年まえの来日時にインタビューさせていただいた時も、「僕は『力の強い女 ト・ボンスン』のミンヒョク役よりもハイテンション」と話していたのが印象的だったのですが、「ドクタースランプ」では、事件に巻き込まれ、心に傷を負いながらもまえむきに葛藤する姿を好演、本領発揮?の振り切った酔っ払い演技への質問も出ました。「ビールひと缶でほろ酔いできるくらいお酒は強い方じゃないからこそ、すぐ酔うので酔った時の自分もよくわかるし、酔った人を観察もできる」のだそう。
彼がZE:Aでデビューした20代前半の頃から親しみのあるという、MCのYumiさんとの掛け合いも絶妙で、ファンからの質問ボックスの上に置かれた由美さんのお手元眼鏡に「これなんだっけ?」となったヒョンシクさんに、「それ私のです、10年まえはなくてもよかったのに」と月日が経ったことを憂うと、ヒョンシクさんがお茶目に床に転がって笑っていて微笑ましかったです。ファンからの、ミュージカル「エリザベート」の「闇が広がる」の歌のリクエストにも応え、会場は鳥肌ものの感動に浸りました。さらに、出演作ドラマ「相続者たち」「花郎<ファラン>」「SUITS/スーツ〜運命の選択〜」「サウンドトラック#1」「ハピネス」「青春ウォルダム 呪われた王宮」(4月からNHK BSにて放送予定)からの写真の神経衰弱をするなどのゲームで、会場を笑いで包みました。
また、3月27日から日本配信スタートの「ドクタースランプ」のOST「ネゲキテ(Lean On Me)」を一足先に披露。私が個人的に大好きな作品、「力の強い女 ト・ボンスン」のOST「Because Of You」 も歌い上げ、胸に響きました。最後にスキマスイッチの「奏」を熱唱し、「サランヘヨ、また会いましょう。これから日本にたくさん来る予定なので期待してください」と締めくくり、大盛況のうち幕を閉じました。その言葉通り、4月に大阪と千葉で日本公式ファンクラブオープン記念来日イベントの開催も発表され、ますます今後の活躍が楽しみです。