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フォーシーズンズホテル京都「エンバ・キョウト・チョップハウス」で経験する新しい食の世界【40代 国内旅】

800年の歴史を誇る名庭「積翠園(しゃくすいえん)」。平安時代末期、平重盛の別邸「小松殿」の庭園だそうで、広大な池には鷺が舞い降り、鯉がたゆたう庭を包むように、2016年開業したフォーシーズンズ京都。4月26日に、今までにない美食の世界を楽しめる、アサード(アルゼンチンのグリル料理)が有名なアルゼンチンよりシェフを迎えた、ステーキ&シーフード「エンバ・キョウト・チョップハウス」がオープンし注目されています。
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「エンバ・キョウト・チョップハウス」でその手腕を発揮するのは、今年春に就任した最良の肉料理を知り尽くしたアルゼンチン出身のセバスチャン・バルクデス料理長。アルゼンチンでは家を探す時も、肉を焼く環境の良さがまず第一条件なのだとか。1週間に6日は牛肉を焼いて食べる、チキンはサイドディッシュという、パティシエからグリル料理へと転身し世界各国で研鑽を積んだ彼の料理には繊細さ、正確さへの探究、素材と火への深い理解、スパイス、ドライエイジング、炭などを活かし、肉だけでなく様々な料理へと昇華させていて、食の新しい経験ができます。

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シェアスタイルでこの日のディナーは、メニューにあると必ず頼んでしまう大好物のクラブケーキ、エンバクラブケーキはマスト。ミントヨーグルト胡麻ソースでいただくカリフラワーの炭火焼きに舌鼓。ビネガーソースが爽やかなシーフードプラッター、濃厚でコニャック香るビスクに、九条葱や京都産の米キヌヒカリ、キャビアというガーニッシュが新鮮なえたロブスタービスクや、ウィスキー山崎のソース、山椒、燻製マスタードなど12種から3種類選べるソース付きの25日ドライエージングした黒毛和牛サーロイン、付け合わせのトウモロコシとお豆腐のクリームブリュレまでどれも美味!火入れ加減が絶妙な鮪中トロのステーキ、頬が落ちる甘鯛の鱗焼きも忘れられない美味しさでした。デザートは、アートのようなメレンゲを割っていただくパブロバと歓声の上がる目のまえでフランベしてくれるエンバスフレ。味も空間もサービスも、記念日にお勧めしたい、忘れられない楽しい宴でした。ワインもグラスワインだけでも20種以上あるそうで、ペアリングも楽しめます。

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昨年春就任した総支配人は、日本語が堪能なフランス人ファニー・ギブレ。彼女はクラブメッドに勤務する両親の元で育ち、世界各地で暮らしてきた生粋のホテリエだ。おもてなしの心を尽くすポジティブなパワーに溢れるチームで、2022年から料飲総括部長を務めているのはシチリア出身のダレッサンドロ・ジョバンニ。1万平方メートルの広さを誇る庭園テラスダイニングをお勧めしています。世界中のホテルでキャリアを積んできたスタッフの用意したホスピタリティーを惜しみなく贅沢に堪能できる、京都の唯一無二の空間。

この京都にあるのに、海外にいるのかと錯覚してしまうスペーシャスな宿では、庭園の茶室で茶道体験や、通常ひと月かかる金継ぎも、「クイック金継ぎ」という新しい金継ぎを短時間で体験できたり、緑滴る庭園を眺めながら、JING TEAを楽しむアフタヌーンティーもと体験したいことが盛りだくさん。アフタヌーンティーは、取材時は桜のシーズンのものでしたが、5月から6月30日までは、世界旅行がテーマの「フォーシーズンズ プライベートジェットツアー アフタヌーンティー」が始まっています。スパも「京の癒し」をコンセプトにしたメニューが揃い、インドアプールはなんと全長20メートル。サウナもあります。

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これまで、フォーシーズンズホテル丸の内のアフタヌーンティー、NYではブランチ、トロントやモントリオール、そしてドバイのふたつのフォーシーズンズに滞在したことがあるのですが、お気に入りのひとつが、シューシャインサービス。京都でも、夜11時までにバトラーボックスに専用ポーチに靴を入れてバトラーボタンを押しておくと、翌朝7時までに靴が磨かれて置いてあるサービスがありました。ゲストルームのベットも雲の上のような寝心地、お茶請けに豆政のおかきや京都いとふのお麩ショコラが用意されていたり京都らしさが嬉しい!ロビーにはエルメス製の人力車が配され、記念撮影するゲストも少なくなかったです。ロビーでは週に2回舞妓さんの舞の披露まであり感激。海外からのゲストがディスティネーションウェディングの舞台にこのホテルを選ぶのにも納得でした。

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