⚫️映画『秘密』で、ジョンヒョンさんが特に注目して欲しいのはどんなところですか?
ー注目して欲しいところというと慎重になるのですが、この映画のストーリーを予想したり、特に何かに注目することより、映画の流れに合わせて感じて、一緒について来ていただけたらというのが僕の願いです。
⚫️SF9のダウォンさんが少年時代のドングン役を演じ、演技そのものを楽しむ彼が羨ましかったとも、もっと上手くなりたい気持ちが刺激になるともおっしゃってますが、ジョンヒョンさんにとって、演技することの面白さとは?
ー役作りは台本に向き合い、独りで準備するものなのでとても孤独な作業なのですが、面白さといえば、撮影現場で共演相手や監督と一緒に仕事をしているうちに、考えてもいなかった新しい気づきがあるんです。そういうところに面白さを感じます。
⚫️日本には幾度もいらしてますか?必ず行きたいところや買いたいものはありますか?
ー日本は今回が4度目になります。東京が2回目で、大阪、福岡にも行ったことがあります。以前初めて東京に来た時泊まった宿が原宿の近くだったんですが、新しく変わったところも多くて、特にどこということではなく、新しい発見があったり知らなかったところに行くのが好きなんです。ファンの方々がいらっしゃるところに行ってみたいし、都市ではなく静かなところに行ってみたいとも思っています。東京ならではの有名なものがあったら買いに行きたいです。必ず買いたいものもこれと決めているわけではなく、家族や弟に頼まれたものはちょっと買いに行くつもりです。
⚫️日本語の発音がとても綺麗ですが勉強なさっているのですか?公式Xの日本語も流暢で。
ーははー、日本語は、日本のスタッフに教えていただいたり、なるべく真似して使うようにしているだけです(笑)ありがとうございます(日本語で)。
⚫️「愛の不時着」が世界で注目され、ジョンヒョンさんはボーダーレスに人気を得ていますが、今まで出演した作品で、特に愛着のある作品はありますか?
ーどの作品にも愛着があるんですが、「愛の不時着」を皮切りにさまざまな作品と出会うことができ、映画『秘密』に出演することもできましたので、「愛の不時着」には感謝の気持ちがあります。今回こうして横浜映画祭に招待していただくことになったので、『秘密』という作品にも感謝の気持ちがあります。
⚫️ラブコメ時代劇「哲仁王后」も個人的に推しドラマなんですが。
ーその作品もとても感謝の気持ちを持っている作品です(笑)
⚫️故郷の釜山自慢をお願いします。マリソルの読者に、韓国のおすすめの旅行先もあれば教えてください。
ーああ、釜山。海があります。個人的には大切な友人たちとの思い出がある場所です、何か自慢あったかな(笑)。方言はきついですが、情に満ちた人が多く、海雲台や広安里が有名ですが、機張(キジャン)の街と龍宮寺もお勧めです。僕の故郷は、南区で広安里の向かい側です。韓国でお勧めの旅先は、ソウルです。都心の街の中にも時間が経っているなと感じるところがあるじゃないですか、新しい建物との調和もいいですよね。何より、美味しいものはすべてソウルにあるといいますし、すべて解決できるんじゃないかなと思います。束草(ソクチョ)や海南(ヘナム)、チェジュ島も異なる感じで良いですし。個人的にウルルン島も景色が綺麗と聞いたので、行ったことないのですが行ってみたいんですよね。海が許さないとなかなか行けないんですよ、自分ではどうにもできない条件がつく島です。
⚫️癒しアイテムや好きな香り、最近感じた小さな幸せは?
ー甘い香りが好きです。気分の良くなるような香りが好き。小さな幸せは、運動を一生懸命して心臓がバクバクになって、今日もやり切った!と感じる時です。そんな時が、ささやかな幸せを感じる時です。
⚫️日本のファンに一言お願いします。ファンクラブもできましたよね。
ーこんなふうに挨拶でき、うれしくありがたく思っています。日本のファンの皆さんのおかげで、こんなに気候のいい東京に来ることができ、東京を満喫しております。まだ直接皆さんに挨拶できていないのに、実在しているのかいないのかわからない私を応援してくださりありがとうございます。近いうちに直接お会いしてご挨拶したいと思っております。皆さんが必ず、幸せでなくても1日1日が無事に過ごせることを願っております。これからもよろしくお願いいたします!
日本語で挨拶したり、茶目っ気も見せる気取らないジョンヒョンさん。映画『秘密』の、「これもまた過ぎ去るだろう」という言葉に運命を感じたといいます。体重を10キロ増量し、刑事ドングン役に臨み話題となりました。事件を追ううち校内暴力、利己心、差別、良心の葛藤などと向き合う、深く考えさせられるストーリーに引き込まれるサスペンスで、横浜国際映画祭では、ジョンヒョンさんや、キャストの「ワンダフルワールド」「卒業」などでお馴染みのキル・へヨンさん、パク・ソンヒョンさんらがレッドカーペットとトークショーに登場、日本のみならず、韓国や台湾などからもファンが駆けつけ、待望の公式初来日を果たしました。彼の役者としてのターニングポイントとなった『秘密』は、今年下半期に日本公開予定です。