花組・明日海りおさん「みんなと食事をする時」【宝塚スターの幸福時間】

2017年11月30日
観客に夢と高揚感をくれるスターたち。その彼女たちにとっての、幸せな時間とは?舞台では見られない、素顔を少し拝見!

「みんなと食事をする時が一番、心安らぐ、幸せな時間です」

歌も芝居もダンスも、すべてがなめらかで豊かで、ロマンティック。作品ごとに、宝塚の舞台はこんなにも美しい世界を表現することが可能なのだと新しい驚きを与えてくれる。今年の6~8月公演のレビュー『Santé!!』の“黒燕尾”でのダンスは、まさに宝塚の男役の神髄にして、この人ならではの崇高な美の結晶。観る人に特別な記憶を刻みつけるトップスターだ。

 そんな明日海さんの幸福時間は、花組のメンバーとの食事のひと時。
「翌日が休みのひと息つけるタイミングです。前もって日にちを決めて、ほぼ全員が集合する宴会の時は寄せ鍋が定番です。稽古の後、『ごはん、行く?』とその場で誘い合って、数人で行くこともあります。そういう時は、『今日は焼き鳥か餃子!』『どうしても火鍋が食べたい気がする!』などと私がリクエストして、かなえてもらっています(笑)」

 食べることが好きで、量もたくさん食べるのだそう。
「お弁当だと2個食べることもあるくらいです(笑)。お料理の動画をチェックするのもプチ幸福時間で、最近気になったのは、豚バラとナスと豆もやしのナムル。自分でも作れそうかなと思います。でも、やっぱり一番楽しくておいしいのは、みんなと食べるごはんです。とりとめのないおしゃべりで盛り上がることもあれば、舞台のことを熱く語り合うこともあり、食事をともにすることが、リラックスとエネルギー補給の両方になっていると思います」

 花組トップスターとして4年目。就任当初と、経験を積み重ねた今とで、変化したことは?
「先陣をきって、誰よりも集中力を発揮することは必要だけど、心穏やかに、冷静に舞台全体、客席全体の空気を感じる余裕も必要。そのバランスを意識して、舞台での“居方”をより大事に思うようになりました。それと、最初のころは、トップスターという立場をプレッシャーに感じていましたが、ふと、“大丈夫。私、宝塚のトップスターだから”と思えるようになりました。卒業された先輩がたの胸をお借りする感覚と言いますか、宝塚歌劇の歴史に支えられていることが誇らしく、心強いことなのです」
Profile
あすみ・りお●静岡県出身。2003年月組に配属。13年に花組に組替え。14年、花組トップスターに就任。主な出演作に『新源氏物語』『ME AND MY GIRL』『金色の砂漠』『邪馬台国の風』などがある




Next Stage!
©宝塚歌劇団

★Musical 『ハンナのお花屋さん -Hanna’s Florist-』

ロンドンの閑静な住宅街で地元の人たちに愛される花屋を営むクリスのもとに大きなビジネスチャンスが訪れる。そんな時、クリスは、東欧から来たミアと出会い、自分の心の声に気づかされていく。人生の豊かさを問うハートウォーミングなミュージカル。主演:明日海りお 仙名彩世 10/9~29:TBS赤坂ACTシアター

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