と言いたくなるような今日このごろですが
いまさら今年のGWの報告をさせてください!
(ちなみに去年は滑川にホタルイカ漁観光に行ったけど
ブログ書こうと思っているうちに一年過ぎちゃった)
今年のメインは静岡県の大井川鐵道SLと夢の吊り橋と
浜松まつりと浜松グルメ(メインが多い)。
1日半の弾丸旅行となりました。
青い水面で有名な「夢の吊り橋」に行きたかったのですが
2022年の台風でSLが走る線路の約半分が不通になって以降
復旧のメドが立っていないとのこと。
不通区間の代替手段であるコミュニティバスの運行時間が
SLと全然合わなくて(住民のためのバスなので
観光客しかいないSLの時間には合わせてくれない)
SLに乗ったら「夢の吊り橋」に行きづらいことがわかり、
諦めてレンタカーで目指すことにしました。
ゴールデンウィーク真っ只中だというのに
SLは空席ありでした……。
旅の初っ端からいろいろ考えさせられてしまった。
SLの始発駅である大井川鐵道の「新金谷駅」に到着。
駅前にある「プラザロコ」というお土産屋さんで
駅弁を買うことです!
露天風呂からSLが見えることで有名な施設で、
運が良ければ看板猫ちゃんにも会えるそう。
新金谷駅からは30分くらい。
おなかぺこぺこで、着くなりお弁当を開きました。
(道の駅の休憩コーナーで飲食できます。
外の河原で食べても気持ちいいはず)
竹の皮につつまれたおむすびが、梅と菜飯の2個。
それに野菜と地のもののおかず。
シンプルなのに味付けが上品で、
今まで食べた駅弁のなかでベストじゃないかと
思うほどの美味しさでした。
鉄橋を渡ってくるSLが、12:30ごろと14:50ごろの
一日2回だけ見られるということで、
食後は河原に出て、SLを待機しました。
初の本物は、とにかく音に圧倒されました。
まだ遠くにいる頃から、汽笛が聞こえてくるのですが、
それがまるでゴジラの咆哮。
空気をつんざきながら飛んできた轟音が
山々にぶつかって、ワンワンワンとこだまするのが
ちょっと怖いくらいの迫力でした。
ついにSLが橋の上に姿を表したときの興奮たるや!
無性に愛おしくて、息を止めて見入ってしまいました。
ドキュメンタリーを見たせいもあるけど、
本当にSLって人類の宝だと思う。
なんとか存続してほしいです。
ナビ上では川根温泉から車で約1時間ですが、
実際には狭い山道で対向車を待つ時間が長くて、
1時間半はかかったんじゃないだろうか。
素敵なお茶屋さんを見つけて、
冷たい川根茶で一息入れました。
茶摘み体験もできるみたい。
店員さんの感じもよくて、
いつかゆっくり行きたいお店です。
このあとはどこにも寄らず一直線。
寸又峡温泉郷にある駐車場に車を停めて
(満車になってしまうんじゃないかと心配したけど
駐車場わりと多くて、GWでも余裕で停められました)
そこから歩くこと40分。
ようやくあの、何度も写真で見た
ミルキーブルーの水面に会えましたー!
本物の夢の吊り橋の美しさもすごかった。
この目で見てるのに、信じられないくらい綺麗な色。
周りの山の威容も相まって、
そこに立ってこそ分かる景色ってあるんだな、
と思いました。
遠かったけど、来てよかった。
一度に10人しか渡れないので行列ができていて
なんとこの日は1時間半待ちとのこと!
この時点で3時ごろだったのですが、
夕飯の時間には浜松に着いていたかったので
渡るのは諦めて、帰路についたのでした。
レンタカーを返して向かうは新幹線の隣駅、浜松。
ちょうど「浜松まつり」の初日で、
駅前からハッピを来た人や
楽器を持った人がいっぱいで浮足立っていました。
「浜松まつり」って、私は全然知らなかったのですが、
3日間に渡って浜松中の町内会が参加する
ものすごく大きなお祭りなんですね。
そのほんの少ししか見られなかったけど、
観光客を呼び込むためじゃなくて、
地元の人たちが楽しむことが第一義の祭り、
ってかんじでとっても雰囲気が良かった。
翌日のランチを紹介して終わりにしますね。
ということで、まず晩ごはんは餃子目当て。
GWで、しかもお祭りだったので
どの店もそりゃあ混んでいたのですが、
運良く「たんと」という郷土料理の居酒屋に
入ることができました。
冷凍は使わず、毎日手作りしているというだけあり、
キャベツがシャキシャキでした。
茹でもやしが、いい箸休め。
グループの年長者が「やらまいか!」といい
残りの全員が「おいしょお!」と唱和する儀式を
店員さんにやらされます。
じゃなくて、やらせてもらえます。
浜松の言葉で「やったろやないかい」
という意味らしい。
徳川家康を輩出し、
ヤマハ、ホンダ、スズキ、カワイと
世界に羽ばたく日本企業を生んだ
“出世の街・浜松”のチャレンジ精神が
込められているとのこと。
せっかくだから元気よく唱和しましょう。
さすが名物、お店はたくさんあったのですが
浜松駅前にあることと、予約可だったことが理由で
「うなぎ藤田」というお店にしました。
名古屋に近い浜松における鰻の定番は、
蒸してフワフワの関東風ではなく
蒸さずにパリパリの関西風らしい。
こだわる人は、店選びのときに
チェックしたほうが良いかもしれませんね。
ちなみに「うなぎ藤田」は関東風。
といわれると困るけど、
間違いなく、とても美味しいうな重でした。
やっぱり名物は食べておかないとね。
浜名湖山吹という鰻屋さんで
浜松出身の知り合いオススメの「うなぎ弁当」を買い、
お土産屋さんで「浜納豆」なる食品も買って、
東京行きのひかりに乗りました。
旅行の原点に立ち返るような瞬間が
たくさんあって、楽しい旅だった!
長文にお付き合い、ありがとうございました。