サウナ以外にも魅力いっぱい!ラハティ・タンペレの楽しみ方
Part1:ラハティでのアクティビティ・食事・ホテル
ヘルシンキ空港からは電車や車で1時間以内、ヘルシンキの港からは1時間という、湖水地方の玄関口であるラハティは、ヘルシンキからの日帰り旅行にも最適。何百万人ものフィンランド人に飲み水を提供している、フィンランドで2番目に大きい湖パイヤンネ湖などたくさんの湖に囲まれた地区。
【アクティビティ①】森とハーブのウェルビーイング効果を体感
ユネスコ世界ジオパークとして認定されているサルパウセルカ ジオパーク内の「リンナイステンスオ湿原」でのハイキングを通して、大自然を大満喫。<最大2時間のガイド付きでひとり180€~>
【アクティビティ②】500年以上続く農場でパン作り体験&ランチ
パイヤンネ湖のほとりにある「イソナッピラ農場」。宿泊レンタルもできるというこちらの素敵なコテージで、フィンランドの伝統的な編み込みパン(プッラ)の焼き方を学んだり、クリスマスによく並ぶという伝統的メニューのランチを楽しみました。<パン作り(プッラ)体験:ドリンク付き ひとり80€ ランチは別料金>
予約は Visit Lahti – Lakeland Finland. メール: sales@lahtiregion.fi へ
【グルメ】地元で人気のお店でフィンランドの味を堪能
初日、ラハティに着いたのは朝早く。市内の可愛いカフェでシナモンロールとカフェラテで休憩。 1900年ごろに建てられたラハティの歴史的な木造の建物がカフェに。とても居心地の良い空間でした。
ラハティの旧市街に位置し、本格的な家庭料理が楽しめるレストラン。この日私がセレクトしたのは、ステーキランチ。フィンランドのお料理は本当に何を食べても美味しく、こちらのレストランも、日本人の口に合う味付け!
【ホテル①】湖のほとりに佇む心地よいブティックホテル
美しいパイヤンネ湖のほとりにある歴史的なゲストハウスが2020年に改装され、8室の客室を持つブティックホテルとして誕生。屋根裏部屋のような可愛らしさのあるゲストルームは、8室すべて異なる作り。私が宿泊したお部屋は、ベッドルーム、リビングルーム、ミニキッチン付き。バスルーム&トイレも北欧らしいスタイリッシュさ!
ホテルのレストランでは、フィンランドらしい家庭料理が楽しめます。ここで食べてびっくりしたのが、日本のフグのように有毒で、フィンランド以外では食べられていないという〝シャグマアミガサタケ〟のスープ。脳みそや耳のように見えるグロテスクな見た目のきのこなのですが、味は抜群。
【ホテル②】スパが充実したクラシカルなホテル
ヘイノラの湖畔にある、クラシカルなスパホテル。お部屋もレストランも歴史を感じるシックな雰囲気。スパスペースには、数種類のサウナ、プール、ジャグジーがあり、スパ、レストラン、お部屋、どこからでも湖が望める、素晴らしいホテルでした。
このホテルで食べたのは朝ごはんのみ。湖畔の美しい眺めを見ながら、素晴らしい朝のひと時を過ごすことができました。
※宿泊料金:季節や需要によって異なりますが、Ilola Inn と Kumpeliの場合、どちらも1泊135ユーロ~(ローシーズン)
Part2:タンペレでのアクティビティ・食事・ホテル
世界のサウナの首都と呼ばれ、世界中のサウナーに愛されているタンペレは、都会的な街並みと鮮やかな自然が共存する場所。ムーミン美術館も有名で、ヘルシンキから車や電車で約1時間30分~2時間。ヘルシンキから日帰りも可能です。
【アクティビティ①】ムーミンの原画や立体作品が楽しめる世界で唯一の美術館へ
「ムーミン美術館」への来訪者は、日本人にも多く、日本語ガイドや日本語のパンフレットも用意されていて安心!作者であるトーベ・ヤンソン氏が実際描いた本の表紙や挿絵の貴重な原画や、トーベ氏のパートナーや友人が作ったという立体作品が所狭しと展示されています。宿泊したホテルと隣接していたので、外に出ずに到着(笑)。
【アクティビティ②】“Gone with the Forest” 森の中の自然プログラム
マインドフルネスを意識した、心を落ち着かせる呼吸法を行い、自然を楽しみながら観察をすることで感覚を働かせ、自然回復力を高めるプログラム「Villipihlaja」を体験。プログラムを支えるのは、ダンサーとして活躍するKaroliina Laitinenさん。森の中で寝転びながら深呼吸したり、ハーブティを飲んだり、苔のじゅうたんを裸足で歩いたり、2kmを2時間かけてウォーキングを楽しみました。
【アクティビティ③】屋上遊歩道でタンペレの街並みを散策
タンペレを新しい視点から体感できる「Roof Walk Finlayson」。フィンレイソン地区の歴史的建造物の屋根の上に作られた遊歩道を歩きながら、壮大な景色と歴史を感じることができました。(ガイドさんと一緒に移動し、安全ハー ネスを装着。所要時間は1時間。 )
【アクティビティ④】歴史と活気に満ちた屋内マーケットを散策
1901年創業北欧の中でも最大級のマーケット「タンペレ・マーケットホール」は、タンペレの中心部にあり、街のランドマークとして親しまれている屋内マーケット。伝統的な黒いソーセージ、カモシカの生ハム。チョコレートなど、フィンランドの伝統的な食べ物を試食しながら、地元の食文化を体感。
【グルメ】軽食〜ディナーまで、人気店が集まるグルメタウン
タンペレの中心にあるワインバー&レストラン。地産地消のレストランで、お店のコンセプトは、責任とサステナビリティ。ドリンクもフードも最高の旬の味が堪能できます。
タンペレの中心地に位置する、Tallipiha Stable Yardsは、1800年代、綿工場を営んでいたオーナーの馬小屋などが改装され、レストランや雑貨屋、チョコレートショップなどが立ち並ぶ素敵なエリア。その一区画にある「Tallipihan Kahvila」では、サーモンスープやシナモンロールなど、フィンランドの伝統的な軽食が楽しめます。フィンランド・ハピネス・インスティテュートの創設者兼CEOであり、ハピネス・コーチ、講演者、作家で もあるMiia Huittiさんがランチに参加。「世界一幸福な国」と言われるフィンランドの国民性などについてお話を聞きました。
Näsinneula Observation Towerの上にあり、湖水地方を一望できる回転(45分で1回転)レストラン。標高124メートルの高さから、季節によって変わる豪華な景色を眺めながら、フィン ランド全土でも指折りの料理が楽しめます。取材時は白夜が近い季節だったので、日没が22時過ぎ。ちょうど食事が終わった頃、美しいサンセットが望めました。
【ホテル】タンペレ観光の拠点にぴったりな大型ホテル
ムーミン博物館のあるタンペレ・ホール会議・コンサートセンターに直結した、市内中心部に位置するモダンなホテル。メインショッピングストリート、ノキア・アリーナ、エンターテイメントエリア、セントラル駅までも数分という最高のロケーション。
書きながら、心はフィンランドに舞い戻ってしまいました。夏のフィンランドは、サウナ以外にも楽しみ方がたくさん!もう一度同じ行程で同じ旅をしたいほど、本当に本当に癒された旅でした。ぜひ次の海外旅行の選択肢のひとつにしてみては?