1)ベッドなどの上であおむけになり、両手をおへその下にのせる。仙骨、膝裏、かかとの3点がずれないよう、下腹部を少しずつ膨らませながら、鼻からゆっくり息を吸っていく。
2)吸った息をすべて吐ききるように、口から少しずつ息を吐いていく。吐く時も仙骨、膝裏、かかとがずれないよう、吸う時の倍の時間をかけて吐いていく。吸う、吐くを3 回繰り返して。
3)今度は、頭、肩甲骨、背中、肘の4点の重みを感じながら、ゆっくり鼻から息を吸っていく。手をのせている下腹部が少しずつ膨らむように、優しく息を吸っていこう。
4)口から自然に、少しずつ息を吐いていく。この時も、息を吸う時の倍の時間をかけて、ゆっくりと吐いていって。頭、肩甲骨、背中、肘がずれないよう、3と4の吸う、吐くを3回。
5)最後は、頭、肩甲骨、背中、肘、仙骨、膝裏、かかと、すべてを意識しながら、鼻から深く息を吸いましょう。時間がない時は、この7ポイントを意識して行う腹式呼吸だけでもOK。
6)口から息を少しずつ吐いていく。吐く時も7つのポイントを意識しながら、吸った息をすべて吐ききるよう、吸う時の倍の時間をかけて。5と6の吸う、吐くを10回ほど繰り返して。
7)おなかを使った呼吸がうまくできない人は、足のつけ根が硬くなっている可能性も! 膝を頭のほうに抜き、反対側の足のかかとを押し出すようにすると、股関節が緩んでしなやかさが回復。足が力む、重いと感じる時にも有効。