大暑 |
たいしょ。7月22日~8月6日 夏の最後の二十四節気。暦の上では一年で最も暑い季節。立秋の前の約18日間に訪れる丑の日=土用の丑の日にはうなぎを食べて夏バテを防止するという習慣があります。ほかにも各地で風鈴祭りなど暑気払いの伝統行事として根付いたものがあります。 |
夏真っ盛りの時期ですが、皆さんいかがお過ごしですか?
今年は少し早めに夏休みをとり、イタリアに行ってきました! ちょうど、サランのベストフレンドがイタリアにお引っ越しして、彼女が夏をイタリアで過ごすことになり、便乗することに(笑)。
同じスケジュールでドルチェ&ガッバーナのアルタモーダのコレクションがサルデーニャ島で開催されていたので、観てきました。毎年、イタリアの各都市で開催されているのですが、毎回、その地域の伝統や歴史からインスピレーションを得て、ショーのテーマやデザインの装飾には現地の職人技法が取り入れられているんです。その美しさやこだわりが半端なくて! 今回は、ノーラの古代遺跡が広がるロケーションの中で、シンプルなドレスやレースのブラウス、金のフィリグルー細工をあしらった立体的な刺繡やコルセット、ブラ、ビスチェ、ベルトなどが合わさったコーディネートがめちゃくちゃ素敵でした!
アルタサルトリアと呼ばれるメンズのショーは、最初にサルデーニャの地元の人々が民族衣装を着たパレードから始まって。牛車が登場したり、馬に乗る女性がいたり! 仮面をかぶって、大きな鈴を背中に背負って音を鳴らしながら登場する男性がいたり、とお祭りモード。そこから一転してクラッシックの曲でメンズのショーが始まるという演出。今まで観たことのないこだわりと美しさに圧倒されました。
そして、世界に1点しかないショーのお洋服は何千万円という桁違いのお値段でもあって。夢のような世界でした。でもただ高いだけでない、イタリアの伝統や芸術、歴史や職人技を知る機会になり、まるでアート作品を見るような感覚でした。
その後、ローマにも少し滞在したのですが、“ローマは一日にして成らず”という言葉がありますが、遺跡や建築物を見ると、一体これを人がどうやって?と信じられなくなる、人間の未知なる力を感じざるを得ない巨大さに毎回、驚いていました。
とにかく、鉱物や大理石のオンパレードで“ローマは石の街”ですね(笑)。次回は、もう少し古代ローマの歴史を勉強して出直したいと思いました。
皆さんはどんな夏を過ごしていますか? 熱中症には気をつけて、夏を楽しんでくださいね。
▲初めて、ドルチェ&ガッバーナのアルタモーダのコレクションへ。サルデーニャの伝統フィリグリー細工にインスピレーションを得たゴールドの装飾が本当に素敵でした。
▲アルタサルトリアのメンズショー。サルデーニャの聖エフィジオ祭りからインスパイアされたショーらしく、すごい数の民族衣装を着た方々や牛や馬まで登場していました! メンズの服もとっても華やか。
▲ショーの後にはデザイナーのガッバーナさんと記念撮影。アフターパーティは、招待客約400名の皆さんと一緒に毎回ディナーを楽しみました。
▲ローマは2泊3日の短い滞在でしたが、あらゆる名所を観光してきました!
▲世界最大、カトリック教会の総本山でもあるサン・ピエトロ大聖堂へ。あまりの天井の高さと、これでもか!と隅々まで広がる美しすぎる内装に目を奪われました。
SHIHO
二十四節気とは 太陽暦や太陰暦とは異なり、太陽の動きに合わせて1年を24等分したもので、農作業や生活の目安として季節の変化を示し日本では古くから親しまれてきた。立春→春の始まり、雨水→雪が雨に変わり草木が芽吹き始めるころetc. 自然の姿を感じさせる名称がつけられている。 |