夏のスペシャル企画! 悩める40代へ送る恋愛Q&A 第二弾!
読者の皆さん、こんにちは。モテ期プロデューサーの荒野です。
毎日暑いですが、夏の恋愛を楽しんでいますか? そんな今年の夏も後半戦に突入して、いまだ手応えなく、焦っている人もいるのでは? 皆さん、いい結果につながっていますように。今月も、僕のYouTubeでおなじみの恋愛お悩み相談をやってみたいと思います。今回のテーマは復活愛。元カレと再会したら、あなたならどうしますか?
Q 同窓会で元カレに再会してなんだかいい感じ……40代の復活愛ってアリ?
【相談者】
B子さん 42歳 自営業
数年ぶりの同窓会で元カレと遭遇。会うのはもう20年以上ぶり! ぎこちなくも久々に話したら、お互いシングルだということがわかりました。当時は、彼が忙しすぎてすれ違い別れてしまいましたが、ずいぶん久しぶりなのに自然と会話も弾んでやっぱり気が合うんだなと感じて。またふたりで会えたらと勢いでLINE交換はしたけど、自分から連絡していいのでしょうか。復活愛ってうまくいかないと聞くし……。
荒野:同窓会で元カレと……ってよくあるシチュエーションですよね。わかります、わかります。40代男子って仕事をバリバリやって成功している人はかっこよく見えますよね。
B子:そうなんです! なんだか昔よりもかっこよくなっている気がして、やっぱり素敵だなって思ってしまって。でも、別れた彼とこの年でヨリを戻したいっていうのも、今さらどうなのかと……。
荒野:うーん、大前提として僕は復縁については反対派なんです。
B子:反対派かぁ、この年になったらやっぱり復縁は見込みナシってことですよね?
荒野:年齢というよりも、ふたりでの間に問題が起きた時に「何があっても解決しよう」じゃなくて、終わらせるという選択肢がぽんっと浮かんできて、それを採用したわけですからね。浮気など何か原因があったのかもしれないですけど、そこにあった問題が完全に解消されているかどうかは確認のしようがないですからね。
B子:ああ、絶望的……。もし見込みがあるとしたら、条件ってなんですか?
荒野:大昔に好きだったとかそういう次元を超えたような復縁なら、アリです。お互い、お付き合いしていたのはもうめっちゃ昔の話ですっていう感じになっていたら、そこにあった問題も十分リセットされていると思いますから。
B子:え、そうなんですね!! 次元を超えたようなってどれぐらいの期間あいていたらいいものなんでしょう?
荒野: 明確な期間というものがあるわけではないんですけど、「ああいう時もあったけど、今の自分は全然別人だよね」って自信を持って言える状態になるというのが、僕の思う“リセット”です。やっぱり生きていたら、酸いも甘いも思いがけず人生観が変わるライフイベントを経験しますよね。大きな人生経験をすることで、何かしら人格が磨かれたという体験がおそらくあっただろうと。
B子:ありますよねー、40年も人間やっているといろいろと……
荒野: その人生経験を経て、きっとお互い成長していると思うんです。相手の痛みとか、その時に自分の幼さなど、当時は気づかなかったこともいろいろとわかってくる。半年前と今だと何が変わったかを言えなくても、数年前とかなら言えることがあると思うんですよね。
B子:確かに。あの時は自分も悪いところがありましたけど、今は少し成長したと思います。自分が変わったと言えることがあれば、自信を持って向き合えそう。
荒野: でしょう? 僕だってそうですから。もし僕が今までの元カノに会う機会があったら、絶対めちゃくちゃ謝りますよ! なにかしたわけじゃないですけど、「ほんまに男として未熟者でした。すいません」「変わり者の僕を受け入れてくれてありがとう」って、今なら言える。いや、むしろ謝罪と感謝の嵐ですよね(笑)。
B子:(笑)頑張ってみようかな、付き合っていたのは学生時代なんです。もう、20年ぶりなんですけど、行けますかね?
荒野:それなら、迷わず「行け」ですね。ぜひ頑張ってみてください。40代の人は、落ちているものはなんでも拾うのが正解です。
B子:ん? 落ちているものを拾うってどういうことですか?
荒野:40代ってそもそもいい出会いが少ないんです。もし、いいなと思う相手だとしたら、相手の出方を待っていないでこちらから誘えっていうことですね。
B子:そういうことか、なんだか必死~(笑)
荒野:僕は、必死になるべきだと思いますよ。もう40ですから。
B子:たしかに私みたいな40過ぎより若い子がいいっていうのはわかりますけど、それって仕方ないですし……。
荒野:たしかに仕方ない。でも、そんな感じだとまだそこまで危機感ってないんじゃないですか? それは要注意ですね。
いくら自分が好きだと思っていても、できれば相手から誘われたいっていう願望を持ち続けている女性って多い。求められる価値のある女性は男に言い寄られるっていうイメージがありますからね。ただね、 40代は完璧に男女の立場が逆転しているんです。
B子:逆転?
荒野:そう、逆転! 40代の女性が若いころのように何も行動せずに突っ立っていて、相手から誘われるということはほぼない。これは、若い時に男が感じていたつらさなんです。
あなたが若さでちやほやされていたころ、若い男たちが何をしていたかわかりますか? 気になる相手を誘うのに必死に頑張っていたはずです。それはライバルが多いからなんです。同世代はもちろん、10代から40代ぐらいまでライバルになりうる。だから、あなたと付き合うには頑張らないといけなかったんです。
でも、40代ともなると女性より男性のほうが圧倒的に有利。男性は若い女性がいいけれど、女性はお相手が20代だろうと40代だろうとモテる人はモテますからね。
B子:あああ、そういうことか! なるほど(涙)
荒野:40過ぎてようやく若いころの僕ら男どものつらさをご理解いただけましたか、っていう状態なんですよ。例えば、あなたが若い男だったとして、男友達から好きな人いるんやけどどうしようみたいな相談受けたとします。そしたら、「男やろ。行ってこい」って言うでしょ? 今、それが自分に起こってるっていうことです。
B子:くう、ぐうの音も出ません……。
荒野:間違えてほしくないのは、40代のあなたに価値がないって言いたいわけじゃないんですよ。40代の女性にはもちろん価値はあります。ただ、自分から売り込まなきゃいけないっていうポジションに変わったってことなんです。
よもや、元カレでしょう? 一度は自分を受け入れてくれ、自分も受け入れた相手。ゼロから関係を築くより早く進むと思うんです。来られたら案外、相手もうれしいこともあるかもしれないですからね。自分から行かなきゃいけない立場になっただけですから。だから、迷わず「行け」と僕は言いたい。
B子:なんだか泣けてきた~(涙)、パワーもらいました!
荒野:人生において恋愛をあきらめていたとしても、もし、そこに恋愛の可能性を見つけたらぜひ拾ってもらいたいです。高速道路で突っ走っていても、急ブレーキを踏んで拾ってほしいくらい(笑)。自分の人生に支障をきたしそうだとしても、40代にとって人を好きになるっていうことの価値は重くなってくる。復活愛だって、可能性のひとつです。
もしリセットができているのなら、そして、あの時より自分が成長できていると思えたら、その恋愛にぜひ向き合ってみてください。