初日は札幌と小樽を駆け足で回りました。
↓初日のレポートはこちら
なのに……
【7:00】起床するなり打ちのめされる
のはずが、なんということでしょう、
朝からしとしと雨模様……。
しかも目をつけていたウニ丼屋さんが
朝ウニ漁に出られたときだけ営業するお店で、
営業の有無は朝7時にSNSでわかるのですが、
案の定、って感じで休業……。
この日は、このウニ丼屋さんを中心に
スケジュールを組んでいたので、
予定が総崩れになってしまったのでした……。
【8:30】朝食は札幌のご当地パン
昨日、札幌大通公園近くのパン屋さん「どんぐり」で
買っておいた、ちくわパンと串ザンギと、
甘いチーズクリームののったパンを食べました。
パンとザンギをホカホカ状態で食べられて大満足。
ひときわ高層の「グリッズプレミアムホテル小樽」。
最上階の露天風呂から石狩湾の絶景が見渡せるし、
設備は新しくて綺麗だし、
次回もまた泊まりたいくらい良いホテルでした。
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北海道らしい置物で飾られたロビー。
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JR小樽駅から徒歩9分。
【9:00】レンタカーで積丹半島に出発
不安を抱えたまま、とりあえず積丹半島を目指します。
(代替案を用意してないあたり、詰めが甘い)
折りたたみシャッターみたいなのは、
道路に雪が積もらないようにするための
ブリザード除けだそうです。
【10:30】島武意海岸に到着
島武意海岸に到着しました。
その透き通った青さに感動する、
はずでしたが……
(テンションが奈落の底に落ちた音)
こんな灰色の海を見るために
8ヶ月前から準備したんじゃないやい(涙)
ほとんどなきべそをかきながら、
iPhoneの写真補正機能をポチッとしたら、
あらまあ、なんということでしょう。
ありがとう、iPhone。
ところで、島武意海岸を去る瞬間、
私は見てしまったのです。
島武意海岸の入口脇にある有名なウニ丼屋さんの軒先に
「本日、生ウニありません」
ウニが食べられなかったら
まじほんとになんで来たかわからないじゃん!
と、ほぼパニックになりながら
Googleマップで見つけたウニ丼屋さんに向かいます。
【11:30】みさきで人生最高のウニ丼に出会う
「悪天候のために生ウニの入荷が少ない」
という案内が貼ってあってドキッとしましたが、
ウニとイクラとホタテの三色丼はある、
ということで、ひとまず安堵。
二色と三色とで迷いましたが
ホタテも旬だと聞いたので三色丼にしたところ、
これがまさしく怪我の功名でした。
なんて優しいミモザ色……!
イクラはトパーズみたいだし、ホタテは大理石みたい。
そおっとウニをすくって口に運ぶと……
今まで確実に食べたことのない
とろんとして濃厚な黄身の味が
口中いっぱいに広がりました。
予想を超えてクリーミーな食感とふくよかな味に、
思わず言葉を失う私と友達。
これはたしかに、産地でしか食べられない究極の美味です。
いつも食べているホタテとは違って
角がしっかり立っていて、噛むとシャクシャク。
もしこの日、ウニが豊漁で、
予定通りウニ一色の丼を食べていたら、
新鮮なホタテの歯ごたえを知ることはなかったでしょう。
まさに旅はセレンディピティ。
ありがとう、積丹グレー。
ありがとう、みさき。
このあたりから大粒の雨が振ってきて、
観光的にはまずます暗雲が垂れ込めるのでした。
【12:00】神威岬をあきらめて
パワースポットとしても知られる神威岬に着いたとたん、
雨もさることながら、風がゴーゴー。
横殴りの雨風のなか歩いたところで
どうせ積丹グレーしか見られないので
神威岬はいさぎよく諦めました。
もともとの予定に入っていなかった場所に
行ってみることにしました。
これがまた大当たりで!
さあ皆さま、ご唱和ください。
「旅はセレンディピティ!」
(鼻はフルヘッヘンドのリズムで)
【13:00】鰊伝習館 ヤマシメ番屋でお茶
余市にほど近い美国町にある明治末期の古民家、
『鰊伝習館 ヤマシメ番屋』。
漁の時期は主に東北から漁夫たちが出稼ぎに来たそう。
そんな雇われ漁夫たちと、雇い主一家が
集団生活をしていたのが「番屋」と呼ばれる家で、
このヤマシメ番屋では、建物がそのまま保存されているほか
当時の調度品や衣服もたくさん展示されていて
まるでタイムスリップしたような気持ちになります。
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雇われ漁夫の生活空間は2階。
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56年前のサントリーのポスター。
ここでのティータイムは、
生ウニと双璧を成すハイライトでした。
まあまあ長文ブログになってきたので
このあとはサクサク行きます。
【14:30】ニッカウヰスキー余市蒸溜所をチラ見
お酒が飲めたら試飲や買い物が楽しいのでしょうが
下戸なのでミュージアムだけ駆け足で見学し、
創業者・竹鶴政孝氏の、世界を股にかけた情熱に
ほとほと感心しました。昔の人は偉い。
『マッサン』観ときゃよかったな。
【15:30】小樽の天狗山に登る
少し時間があったので、“裏山”の天狗山へ。
晴れだったらジップラインとかロープウェイとかで
遊べたのに、ああ、雨が恨めしい。
でも晴れだったら絶対天狗山まで来れなかったし
シマリス公園で飼われているリスも拝めたので
良しとしましょう(ポジティブシンキング)。
ちなみにリスには売っている餌をあげられるのですが、
いつもたっぷりもらっているのか、
餌をあげる手をガン無視している様子が印象的でした。
奈良の鹿とは大違いだ。
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灰色に沈む小樽市街。
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プイッ。
【18:00】千歳空港で北海道グルメのラストスパート
食べそこねていた北海道グルメを逃さず食べました。
行列ができていて20分くらい並びましたが、
その価値ありました!
一口スープを飲んだ印象は、モツ煮込みの味。
それくらい野性味が強くて、複雑な旨さでした。
噛みごたえのある麺も、クタクタの野菜も最高に美味しく、
これはぜひ寒い冬に再訪して食べたい!
できればすすきの本店で。
さすが北海道中のグルメが集まる千歳空港、
ソフトクリームを提供するお店も何軒もあるなか、
「新千歳空港ソフト・アイスクリーム総選挙」を
5連覇中の猛者『きのとや』へ。
かなり大ぶりのソフトクリームで、
牛乳は凝縮されたように濃厚で
クリームは舌の存在を忘れるくらいなめらかで
恐れ入りました、という完成度の高さでした。
お付き合いいただきありがとうございました。
また日本のどこかでお会いしましょう~!
\採れたてとうきびが最高に美味しかったぞ/