NAOKO TSUJI
ファッション誌や広告、ブランドディレクション、コラボレーションなど多方面で活躍する人気スタイリスト。上品な女らしさに、可愛らしさとマニッシュなテイストが絶妙にミックスされたスタイリングが、大人の女性に支持されている。
Denim style 1
変わらないスタンダードは
ハイウエストデニムと、リブニット
「私は基本的に好きなものが変わらないんです。デニムの場合、腰まわりがすっきりとしたハイウエストで、色や加工でそのときの気分を楽しみます。これは余計なゆるさのない女らしいラインとはき込んだようなブラックがポイント。コンパクトなリブニットでウエストをはっきりさせ、背中の開き具合でアクセントをつけて自分らしく」
knit/SÉZANE
necklace/MARIE-HÉLÈNE DE TAILLAC
bag/sacai
shoes/Gianvito Rossi
Denim style 2
発色のいい赤とともに
指先まで目に新しい色遊びを楽しむ
「浅いブラックは柔らかく見えるのも特徴で、鮮やかな色との相性もいい。もともと色が好きなので、洋服と小物の色をリンクさせてみたり、リップやネイルなどでさしてトータルで色遊びをすることも。モノトーンだけでなく、このデニムだからこそできる意外な組み合わせを探すのも楽しいんです」
knit/AURALEE
bag/GABRIELA HEARST
shoes/GIA BORGHINI
Shirt style 1
ボウタイをリボン結び。
モダンでシックなネイビースタイル
「ボウタイシャツは私好みのグレーとダークネイビーの2色を選択。ダークネイビーには少しトーンをずらしたネイビーのニットスカートを合わせワントーンに。シャツは襟の印象で顔が決まるので、襟を立ててからタイをリボン結びするとスタンドカラー風になり、甘く見えないのもいいんです」
skirt/PIECE D’ANARCHIVE
bag/BOTTEGA VENETA
Shirt style 2
マニッシュなネクタイアレンジで
ひと味違う雰囲気を
「気分に合わせ、襟のあしらい方やボウタイの結び方を変えて。ネクタイのような剣先仕様を生かし、正統に結ぶのも好きです。表情をつくってくれるボリューム袖とロングカフスもお気に入りで、ボクシーなフォルムは前だけタックインしてバランスを取ります。オールグレーにしがちですが、黒との陰影も素敵」
pants/JIL SANDER
earrings/SAINT LAURENT
ring/KINRADEN
bag/sacai