プライベートなお話ですが今月から夫とクリニックを開業したりで色々バタバタしていたら気づけば9月も下旬にして今月初の投稿となってしまいました、、、
あんこ協会認定あんバサダーとして、秋の彼岸のこの時期最も気になる和菓子、それはズバリおはぎでしょう!
色々な和菓子屋さんでこの時期限定のおはぎが出ていたりするとついフラフラ探し回ってしまいます。
ちなみになのですが、みなさま、おはぎとぼたもちの違いってご存知でしょうか?
この二つ、答えから言うと基本的には同じものです!
春のお彼岸の時に頂くのがぼた餅。秋のお彼岸の時に頂くのがおはぎ。
あのコロンとかわゆいまぁるいフォルムが春に咲く萩の花、秋に咲く牡丹に似ているからそう名付けらました。
そして実はおはぎには夏には夜船、冬には北窓という別名もあるんです。
おはぎはぺったんぺったんもち米をつかない→いつついた(着いた)かわからない、つき(月)がない
ということで、いつ着いたかわからない夜の船から「夜船」、月の見えない北向きの窓から「北窓」とそれぞれ名付けられたそうな。
昔の人の言葉遊びのセンスもですが、夏夜の月のない海を船が渡るイメージと、月の見えない北向きの窓からの冬の夜空のイメージ、いずれもその光景を想像すると風情さえも感じますよね!
由来を調べていると、おはぎに限らず全ての和菓子には、豊かな四季がある日本で古来から日々の生活の中のささやかな変化に目を向け耳を傾けようとする日本人の豊かな感性と自然を慈しむ心がぎゅっとつまっているなぁといつも感じてしまいます。
小さな和菓子たちの世界は本当に大きくて奥深いのです!
って、またしても溢れるあんこ愛からうんちくが長くなってしまいました、、、反省。
というわけで本題に戻りまして、今回はこの時期アツいおはぎについて、おすすめのご紹介です♪
●タケノとおはぎ
メディアで多数取り扱われてきたこともあり、桜新町駅近くにある本店はいつも賑わってます。
わっぱ風の容器に入ったおはぎたちは形もきれいで色彩もとても美しく、まるでアート♪
つぶあんこしあん以外に毎日日替わりで5種類の創作おはぎが楽しめるので、毎日通いたくなります!
創作おはぎのその独創性は、おはぎの世界と可能性を広げてくれます
この日のラインナップは、こしあん、つぶあん、麻の実ときなこ、抹茶とスパイスカカオ、ナッツ、ココナッツとレモンピール、アプリコットキャンディー。
並ばないと買えないため、大切な方への心を込めたお土産用としてや、その華やかな見た目から沢山買ってみんなでワイワイシェアしながら盛り上がる女子会用のお土産にも強くおすすめです♪
(まぁ、私は全部独り占めしたい派ですが笑)
●とらや
おはぎはつぶ、こし、白あんの3種類のご用意。
今回伺った日はつぶが残念ながら売り切れだったのでこしと白あんを購入。
こしは黒糖をしっかり感じるコクのある甘さ。白あんもちゃんと甘いのにそれでいてとても上品。
さすがとらやさん、この絶妙なあんこの味わいと甘さ加減には脱帽の一言です。
小さめなので3個は余裕でいけます笑
こちらはお土産用はもちろんですが、個人的には自分ご褒美としてしっぽりとあんこのお味を噛み締め味わいたいおはぎです
※おはぎの販売は9/19〜25のみの期間限定
●仙太郎
仙太郎さんでは通年きなことあんこのおはぎがおいてあります。
こちらのおはぎの最大の特徴は、もち米に青じそが練り込まれていることです。
おはぎに青じそって合うの?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、決してしそが強く主張するわけでなくそれはそれは慎ましくほんのりと鼻に抜けて香る感じで、おはぎに品とさわやかさをプラスしてくれるのです。
今回は、お彼岸の期間限定でしか食べられない黒ごまと、新宿伊勢丹店限定の青のりをご紹介。
これらももちろん青じそ入りです。
黒ごまはまるで上質な御赤飯のような味わい。塩味がきいていて中のあんこの甘さを引き立ててくれます。
青のりもやはり塩味がきいていて、ふんわりとした磯の香りが青じそ同様に意外にもあんこと相性がとても良くクセになるお味。
どちらも太鼓判の美味しさ。
甘じょっぱスイーツ好きにぜひおすすめしたいです♪
●おはぎびより
こちらのおはぎも映えおはぎです。
常時扱っているつぶあんに加えて縄文、ナッツが定番のようで、それ以外に数種類、季節で変わる期間限定おはぎのご用意が。
全体的に甘さは控えめ。
サイズはやや小ぶりなので色んな味を楽しむのにちょうど良いです。
個人的に縄文がかなりツボでした。
別添でついてくる数種の雑穀と緑茶粉のまざったふりかけを食べる直前におはぎにまぶします。
緑茶と雑穀の混じったとっても香ばしい香りと味、ポリポリした雑穀の歯触りが楽しい一品です。
ナッツはお酒にも合うそうですし、色々な楽しみ方ができそうですね!
こちらもやはり女子会で手土産にすれば話題を攫ってくれそうで喜ばれること間違いなしです。
甘さ控えめなところから甘いの苦手な方向けにもぜひおすすめです。
駅から少し歩きますが、その価値があるおはぎですよ♪
●(番外編)「草笛」のくるみおはぎ
くるみそばが美味しいお店なのですが、それとは別にこちらのくるみおはぎもとっても絶品なんです。
こちらも甘さは控えめ。
香ばしいくるみ入りの粉がたっぷりふりかかっています。
そのざくざくした歯触りに、ほとんどつかれていないほぼ米に近い状態の中のもち米のつぶつぶもちもちした食感が合わさり、なんとも小気味よい食感です。
初めて食べた時、一口目ではもうちょっと甘いほうが良いなぁと思ったはずなのに、食べ終わる頃にはくるみの風味と独特食感にすっかり病みつきになっていました。
サイズはやや大きめでしょうか。大満足の一品です。
以後、長野界隈に伺う機会があると必ず足を運ぶことにしています
いかがでしょうか?
毎度ながら、本当はまだまだぜひ知って頂きたい美味しいおはぎたちのストックがたくさんあるのですが、それはまた次の機会にお伝えできればと思います♡
そして昨日22日はお彼岸の中日でした。
1日過ぎてしまいましたが、お彼岸自体は25 日まで!
みなさんもおいしいおはぎでも食べながら、お世話になったご先祖さまや天国にいる大切な方へ感謝の思いを馳せてみてください。
それではまた♪