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長く健やかに幸せに生きるために、知っておきたい。大事なデリケートゾーンの話

最近注目されている「デリケートゾーンのケア」。でも、なぜ大切なの? 何をすればいいの?なかなか人に聞けないこの疑問に、植物療法士の森田敦子さんが熱く答えてくれた
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☆お話をうかがったのは…

植物療法士 森田敦子さん
サンルイ・インターナッショナル代表。客室乗務員時代に、病気の治療を通して植物療法に出会う。フランス国立パリ13大学で植物薬理学を学び、帰国後現職。近著に『潤うからだ』(ワニブックス)
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Atsuko Morita

健康と生命の扉であり 粘膜でできている繊細な膣

「あなたは、自分の膣に自信がありますか?」もし面と向かってこんなことを聞かれたら、ドキッとしてしまうもの。店頭にデリケートゾーンのケアアイテムが各種並ぶようになった今でも、やはり口に出すのは躊躇(ちゅうちょ)してしまう。でも、膣は「女性が女性として健康に幸せに生きていくうえで一番大事な場所」と語るのが、植物療法士の森田敦子さんだ。

「フランスで植物薬理学を学んだことで私は、食欲・性欲・睡眠欲のバランスが整って初めて私たちは不調と向き合うことができるのだ、ということを知りました。帰国後、およそ10年前から膣の大切さを少しずつ語っていましたが、それはひどい逆風でした」。

そんな状況もここ数年で変わってきたが、まだ世界的に見て日本の女性の膣に対する意識は低い、と森田さん。なぜデリケートゾーンのケアが必要なのだろう?

「膣まわりは、日々の排泄、毎月の生理、パートナーとのセックス、そして妊娠や出産、閉経とかかわっています。トラブルの視点から見れば、セックスレス、PMS、不妊や出産トラブル、更年期障害、老化現象の尿もれなどとかかわりのある場所とも言えます。また粘膜に覆われて粘液を出す部分であるということも、とても重要です。粘液には細菌やウイルスをブロックしたり、体内に入った異物を排出してくれたりする大切な役割があります。涙や唾液、鼻水も同じですが、これらが健康をつかさどり、また健康のバロメーターでもあるのです。その大切な部分を無視して、女性としての美しさや健康を保つことはできません」

 欧米では生理が始まるとすぐに母親が自分の産婦人科医のところに娘を連れていき、かかりつけの産婦人科医をもつのが一般的だそうだが、日本では親子の間でもほとんど膣まわりについて語ることがないまま年齢を重ねてしまうもの。これまでその重要性を知らずに大人になってしまった女性、そんなマリソル世代こそ、今からでもデリケートゾーンのケアをスタートすべきだと話してくれた。

「仕事も家事も全力で頑張り、自分の体のことは後回しにしてここまで走ってきた人も多いでしょう。この世代はパートナーとセックスレスになっている人も驚くほど多いのです。でも膣が柔らかくうるおっていると、印象全体に丸みのある温かい女性らしさがあふれてきます。

また愛する人とのセックスによって得られるエクスタシーは格別な幸福感をもたらしてくれます。βエンドルフィンやオキシトシンなどのいわゆる〝幸福ホルモン〟が分泌され、仕事での成功や高価なバッグやジュエリーでは手に入れることのできない特別な感覚をもたらしてくれます。その幸福感は他者への優しさとなって広がっていくもの。そして、そんなセックスも、膣が乾燥し固くなった状態では気持ちよくなることはむずかしいでしょう。だからこそ、日ごろから温かくうるおった膣を作っておくことが大切。パートナーがいない人なら、セルフケアだっていい。自分の体が気持ちよくなる方法を知っておくことはとても大切です」
撮影/永躰侑里(人物) 取材・文/吉野ユリ子

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