ファッション部、美容ヘルス部、旅グルメ部に
それぞれ毎月2つのお題が出されるのですが、
私が所属する旅グルメ部の10月のお題の一つが
「太らないドリンク」。
なにを書こうかなーと悩んでいたのですが、
4月のイスタンブール旅行で買ったドリンクが
もったいなくて仕舞いっぱなしだったのを思い出し
「今でしょ」と思って引っ張り出してきました。
イスタンブールでサバサンドを食べたとき
アテのピクルスを齧りながら赤い漬け汁を飲む、
という習慣が衝撃的、かつ美味しかったんだけど、
その漬け汁だけをボトル詰めしました、
という感じのドリンクらしい。
カブ、岩塩、茹でてついた小麦(ブルグル)と一緒に
発酵させた漬け物のことで、
水またはジュースを意味する「スユ」がつくと
これの漬け汁の意味になるらしい。
つまり「シャルガム・スユ」は漬け物ジュース。
(ちなみにサバサンドと一緒に食べたのは
シャルガムではなく、トゥルシュという酢漬けらしい)
右の「Şalgam acısız(シャルガム・アヂュスズ)」が
「辛くないシャルガム」を意味しているらしい。
(唐辛子が入った「辛いシャルガム」も売ってた)
大量のアントシアニンとポリフェノール由来だそう。
つまり抗酸化作用に優れているということですな。
発酵食品なのでもちろん身体に良く、
ビタミンとプロバイオティクスが豊富で、
食欲増進、腸内環境改善、デトックスなどなどに
効果があるとされているらしい。
トルコでも健康食品と認識されているそうです。
色が見やすいように、透明なグラスに注いでみます。
その奥からおそらく黒ニンジン由来の土っぽい匂いが
ガンガン主張してきます。
そして一口飲んだ印象は……
しょっぱぁぁぁ!!!
それがどれくらいの塩気かというと、
一般的な味噌汁の塩分が1%らしい。
こっちはジュースだと思って口をつけたので
想定超えの塩っぱさに面食らいました。
そして乳酸発酵してるので当然ながら、酸っぱい!!
でも酸味は塩気ほどきつくなくて、
体感だと減塩の梅干しくらい。
風味はピクルスではなく、ぬか漬けやキムチのそれ。
そういえば韓国の水キムチにも似てるかも。
黒ニンジンの土臭さと苦みがあるので
そこで好き嫌いが分かれそうですが
私は発酵の酸味が好きなので、かなり気に入りました。
汗をたくさんかく暑い夏の日に、
薄い水割りでゴクゴク飲んだら
さぞかし美味しいだろうなあ、と思ったけど
本場トルコでは冬によく飲むらしい。
特にケバブを食べるときに、一緒に飲むらしく、
たしかに脂とスパイスがたっぷりのケバブに
さっぱりしたシャルガム・スユはとっても
よく合いそうな気がする。
といいたいところですが、軽く検索したところ
日本での入手はなかなか難しそう。
(トルコ食品がたくさん揃う東京ジャーミイの
スーパーでも、シャルガムは見たことない)
私も次回トルコに行ける日まで、
残ったシャルガム・スユを
大切にちびちび楽しもうと思います。
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