坪田あさみ エディター・ライター
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24秋冬ジャケット最新事情① ジャケットが大流行中の今季、 どう着こなすのが正解?【エディター坪田あさみのおしゃれと暮らしと時々名品 #95】
従来のベーシックなジャケットとはデザインも素材もシルエットもまったく違う新テーラードジャケット。どう選んでどう着こなすのが正解なのか? エディター坪田が解説します。
3枚目/エレンディークのグレージャケット
ブラックをすでにお持ちのかたに2枚目としておすすめしたいのがグレーのジャケット。こちらはヘリンボーン柄のビッグシルエットになっていて、素材はウールではなく、ポリエステルだから軽くてふかふかした手触り。従来のフォルムだと“おじさん”ぽくなってしまいそうなグレーのヘリンボーンですが、軽い素材のビッグシルエットなので、ぐっとカジュアルダウンして着用することができます。
▲一見ボリュームがあるのに、めちゃくちゃ軽くて肩が凝りません(笑)。 そしてマニッシュなアイテムだからこそ、体が泳ぐビッグシルエットで上半身の華奢見え効果を狙います。
▲軽くてシワにならないポリエステル素材だからこそ、襟を抜いたり、肩がけしたりとジャケットそのものを着崩すことができます。ちょっとお行儀が悪い着方をしても形がさまになるのがいいところ。
4枚目/カオスのリネンウールジャケット
最後は今季ものではないのですが、トレンドカラー・ブラウンなので、チョイスしてみました。
こちらは一枚仕立てのリネンウール素材で、ビッグシルエットのカジュアルさが魅力です。
コーディネートのポイントを「着崩す」と言いましたが、お仕事シーンではそうもいかない時もありますよね。でもリネンウールというラフさのある素材ならば、きちんとしたセットアップ風の着こなしでもしゃれたムードに仕上がります。またトレンドカラーを選ぶことで今っぽい雰囲気に。
▲かなり前から愛用しているブラウンのテーラードジャケット。一枚仕立てなのでお堅い印象がまったくなく、デニムなどカジュアルなアイテムとも合わせやすい一枚。軽くて柔らかな着心地もストレスフリーです。
▲ブランドは上下同じものですが、セットアップとして作られたものではなく購入時期も実はバラバラ。たまたま同じ色み、同じ素材感、同じヘリンボーンだったので、きちんと感が必要な時にセットアップとして着用しています。ジャケットの中に深Vネックを合わせて、デコルテで肌見せ効果を狙いました。お仕事にもOKだけど、今っぽい抜け感もある、そんなセットアップスタイルに仕上がります。
いかがでしたでしょうか? 今月は24年秋冬トレンドの本命アイテムであるテーラードジャケットとその着こなしについてご紹介しました。皆さまのお買い物やコーディネートのご参考になれば幸いです。
今月も最後まで読んでくださりありがとうございました。次回更新は12月14日(土)です。