Vol.13 騙された!!とならないためにどうやって素性を調べる?
読者の皆さん、こんにちは。モテ期プロデューサーの荒野です。
さて、年末年始のご予定はいかがでしょう? まだ"ぼっち"の人も大丈夫。忘年会に新年会、帰郷して久しぶりに昔の仲間と会うなど、自分しだいで年末年始に出会えるイベントってまだまだあります。行動あるのみ!です。とはいえ、勢いで変な男につかまってほしくもないので、急きょクリスマス前にこの記事を出すことにしました。
実は、先日気になるニュースを目にしました。40代バツイチの女性タレントさんが、不倫関係にあったことを報道されてテレビ番組で謝罪したとのこと。ここまでなら昨今の風潮的に「またか~」といった雰囲気ですむのですが、なんとお相手に騙されていたというから穏やかではありません。相手がバツイチだと申告していたからタワマン半同棲までしていたのに、実は地元の愛知に妻子と自宅があって、知らないうちに「不倫していたことになっていた」とか。以前も連載でシンママの婚活の話をしましたが、やはりシンママ周辺はクズ男って本当に多い……。
相手が既婚者だったことは彼女も知っていたはずという声もあったようですが、本人が(しかも、半同棲までしていて!)素性を隠していたら、仮に疑いがあっても調べるのはなかなか難しい。そもそも付き合う前に相手の素性ってどこまで確認するべきなのでしょう?
少しでも隠すそぶりのある輩は「クロ」確定
学校名などである程度セグメントされる学生時代と違って、相手の素性がわかりにくい大人の恋愛。「付き合う前にお相手の何を聞いておくといいですか?」という質問は、年齢問わず聞かれることが多いのですが、正直コメントに困るんです。なぜって、聞いてもムダだから。 男は平気で嘘をつく生き物です、しかもナチュラルに。
女「浮気したことある?」
男「ないよ(あるけど)」
女「今まで何人ぐらいの人とお付き合いした?」
男「(カラダ目的以外のちゃんとした付き合いなら)3人かな~」。
こんな会話、不毛だと思いませんか?
確認したところで、相手がよくないことをしていたなら正直に言うはずがない。仮に詐欺師に「詐欺を働いていませんか?」と聞いても答えるわけがないですし、問い詰めたところで「嘘はついていない」 という謎の言い訳を残してあなたを捨てるだけ。正しい情報が得られるかどうかわからないので、女性側がいくら注意をしてもそういう外れクジに当たることって絶対あるんです。クズ男を回避するためということで言えば、相手に聞くことに意味はないと思っていて間違いありません。
最近、出会いの主流になりつつあるマッチングアプリならどうでしょう。限定的とはいえ個人の情報を公開しています。でも僕は、40代はやめておいたほうがいいと思っています。マッチングアプリで自分のことを正直に書く男なんてごくごく少数ですし、むしろ、まともな男性ならオンラインでの出会いに対するリスクヘッジをしているはず。そもそも、若い女性相手ならまだしも40代の女性相手に男がアプリで本気の出会いを求める確率は低い。それでも近づいてきたら、「ヤリモクor詐欺」確定です。マッチングアプリで成婚した人もいるにはいますが、それはアプリで成婚にいたったのではなく、アプリでもそうでなくても成婚できた人。自分もできると思ったら大間違いです。あのアプリ界隈には、世間一般のイメージよりもはるかに変なヤツが多い。騙されて借金を負っている女性も本当にいるんです。でも、わざわざ騙されましたって言いませんから目につかないだけなんです。
どうしても事前に相手を知ってから付き合いたいと本気で思うなら、もはや結婚紹介所に行くぐらいしか手立てはないでしょう。相談所に行けば、クズはブラックリスト入りして排除するシステムが整っているから最低ラインはクリアできているはず。極論は、未婚40代全員、僕の結婚紹介所に来い!なんですよ(笑)。それぐらい、正しい情報を得るのは難しいんです。その年代の独身男は、なかなかクセのあるヤツが多いので、そこから運命の人を探し当てるなんて、砂漠の中で一粒の砂金を探すようなものなんです。
クズ男をふるいにかける2つの方法
では、どうやってクズ男を自力で回避するか。
もうこれは、お互いが結婚に向かっているかどうかから判断するしかないと僕は思います。
これまで幾度もこのコラムでお伝えしてきましたが、40代が「結婚」ではなく「恋愛」をしようとすると、悲劇的な終わりを迎えがち。弄ばれ、捨てられ、年齢的なチャンスがなくなるため再起不能になることも。だから、結婚を目ざす、これ一択です。 基本的に、男は外見、年齢、収入、中身も含めて、自分より「格下」だと思う女性とは結婚はしません。お相手に対して、自分はそれほど価値がない、自分には分不相応な素敵な男性だと感じたら、それ以上関係を進めるのは止めておくべき。相手は結婚するつもりがない、つまり責任を取るつもりがないから、都合の悪いことは適当に隠して関係をもちます。
逆に言うと、あなたがレベルの合わない人を求めることは、あなた自身が騙される土台を作ってしまっているということでもあるんです。ハイスぺ男子が好きなんだったら、40代だろうとなんだろうとそこまで自分の格を上げる努力をしなくてはいけません。外見も中身ももっと磨いてレベルを上げていくと、それに比例してクズ男と会う確率はぐっと下がっていくはず。まだまだ、できることはあるんです!
そして、もうひとつ。判断すべきは相手の言葉ではなくあなたにかける時間と時間帯です。仕事をしている男が限られた自分のリソースを割き、「重要な時間帯」っていうものを相手に捧げられるか否かはかなり大事なポイント。
重要な時間帯というのは、友人との楽しい飲み会に行っても早めに切り上げて彼女に会いに行くとか、繁忙期であっても短時間でも電話をする(LINEですませるのではなく)などいろいろありますが、究極はクリスマス。あなたは気になるお相手と会う約束はしていますか? 実は、今年のクリスマスはクズ男をふるいにかけるいいチャンスなんです。
同じ相手と2回目のクリスマスは過ごすな⁉
複数相手がいるクズ男のクリスマスって忙しい。クリスマスが土日だと、前日夜から朝にかけて、午後、そして夜と、別々の相手とのデートをトリプルヘッダーでも平気でこなします。何人とも同時に付き合えるマルチタスクの男は体力も気力もあるので、これぐらいなんでもありません。ただ、クズ男には困ったことに、今年のクリスマスはド・平日。24日と25日の夜という2枠しかないので、会う相手をかなり絞り込まないといけません。仮に、この2枠を抑えたら敵なし。どちらか片方の日しか会えないんだったら別に本命がいる、なんなら、実は家族がいる不倫男の可能性もある。両日めっちゃ忙しいと言われたら希望なし。自分はキープだとわかりますよね。
クズ男には、クリスマスには会えないのなら「別れる」って言っていいんですよ。だっておかしいじゃないですか。会えない理由がたとえ仕事でも「忙しい」にもほどがありませんか? 相手が飲食店やホテルに勤務している人、ケーキ職人でもない限り、付き合って1〜2年のカップルがクリスマスに会わないっていう選択肢は普通ないはず。仕事なら諦めるのが大人の対応だと思うかもしれませんが、そうではありません。本命の相手になら数時間、数分でもあなたのために時間をつくるのがまともな男です。
この両日に時間が取れてもクズ男だったということがあるとしたら、どうやって判断する? 例の女性タレントさんのケースのように、お相手の家に招かれたとしても単身赴任を隠しているケースもありますしね。もし、ふたりで2回目以上クリスマスを過ごすのなら、「結婚」のワードを出してみてください。拒否される、もしくは、もう少し時間をかけて……などというのであれば、即刻別れましょう。40代のあなたの1年を甘くみるような相手は、クズ確定です。あなたと結婚する気はありません。それ以上にこの先、恋愛感情が過熱することもないので、ムダな時間を消費せずに終わらせるのが吉。「次にいけ!」です。
言葉での確認なんて、ウソ発見器でもないとなんの意味もありません。少しでもあれ?と思うことがあれば、クリスマスに仕掛けてみてください。ダメならダメで、クズ男は捨てて心機一転、新しい年をクリーンな自分で迎えればいい。大丈夫、現状を変えようとする強い気持ちと自分磨きをする努力さえできれば、来年の今ごろはきっと素敵なパートナーが隣にいるはずです。年末年始を有意義な時間にできますように。そんなあなたにエールを贈るべく、今年最後の格言はコチラ!
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「クリスマスの過ごし方」