津軽に息づく文化を体感。冬を「特別なもの」にする宿
弘前から電車で約10分。非常に好アクセスな“津軽の奥座敷”に佇む「界 津軽」は、冬の滞在を強くおすすめしたい温泉旅館のひとつ。
雪国で知られる津軽の地は冬になると、あたり一面白銀の世界に。雪が降りしきるシーズンには、スタッフがつくるオリジナルの七雪かまくらが出現し、幻想的なムードを盛り上げます。
かまくらの外壁や周囲に飾られているのは、津軽の伝統工芸「こぎん刺し」の七雪模様をあしらった「こぎん幻燈」。日が落ちると、色とりどりの灯りがあたりを照らし、津軽の冬を鮮やかに彩ります。この美しい光景を心に刻むことができるのも、冬だけの特権。
冬の体をじんわり温めるとろりとやわらかな温泉
「界 津軽」のある大鰐(おおわに)温泉は、肌にやさしく、保温にもすぐれた温泉で知られる名湯。冷えが気になる冬の体を芯から温め、湯上りの肌もしっとりなめらかに導きます。
まるでかまくらのようなアーチ型の屋根がついた露天風呂での湯浴みも、「界 津軽」だけの特別な体験。津軽こぎん刺しの灯篭が浮かぶ水庭と、津軽の一面の雪景色が非日常へと誘います。また、青森ヒバの湯船の内湯で楽しめる爽やかな香りの「りんご風呂」(内風呂での実施)も、冬ならではのおもてなし!
ご当地部屋や館内の伝統工芸に癒される
その土地の魅力を満喫できる「ご当地部屋」にも津軽の文化が凝縮。障子や掛け軸、行灯などにこぎん刺しを取り入れた「津軽こぎんの間」は、息をのむほどの凛々しさと美しさに満ちています。
そのほかにも館内をやさしく照らす津軽びいどろの照明や、ロビーの壁画など、津軽の手仕事のあたたかさを感じられるインテリアがそこかしこに。レトロとモダンが溶け合う空間が、最上の休息となるステイを約束します。
「ご当地楽」でこぎん刺しにトライ!
界ならではのアクティビティ「ご当地楽」も津軽らしさ満点! 日本の三大刺し子のひとつと称される「津軽こぎん刺し」も、もちろん体験可能。ひと針縫うごとに気持ちがなごみ、柄が仕上がっていく楽しさを感じてみて。
夜な夜な開かれる津軽三味線の生演奏も必見&必聴。ほかの三味線の演奏とは一線を画す、まるで打楽器のような「叩き」を主とする奏法は、圧巻のひとこと。その場の空気を震わす独特の音色に魅了されてしまうこと間違いなし。
「津軽七雪かまくらアペロ」で海の幸を堪能
津軽地方出身の文豪・太宰治は、紀行文『津軽』の中で、津軽に降る雪を七つの種類に分けて表現しています。それは、雪と親しみの深いこの地だからこそ感じることができるもの。
この冬からは、そんな“津軽七雪”をイメージした七種の大間の鮪のアミューズと、その日降る雪に合わせた地酒を楽しめる「津軽七雪かまくらアペロ」がスタート。青森の海の幸を余すところなく楽しめるお食事の前に、津軽ならではのしゃれた雪見酒を楽しんでみては。
いつもの冬とは違う感動を求めて「界 津軽」へ!
とっておきの雪景色と名湯、この地ならではの文化や美味を余すところなく満喫できる「界 津軽」。いつもよりも鮮やかで印象的な、冬の思い出をつくりに出かけて!