- WEB美容エディター 原田千裕
- ちょっとやそっとじゃ揺るがないのが自慢だった鋼鉄の肌に明らかな陰りが……ということで、アンチエイジングにフルスロットル中! そんな日々の中でキャッチした、アラフォー向けの“マーヴェラス”な美容トピックスをシェア。コスメも男性もお酒も“ディープで濃いめ”が好み。Instagram:@marvelous.h
進化してオープン! 横浜「Shiseido Beauty Park」
最先端の資生堂サイエンスと未来の美に触れる場所
エントランス遠景。夕方に伺ったのですが、今のシーズンなら美しいイルミネーションも楽しめます!
横浜・みなとみらい21地区に資生堂の研究施設があるのをご存じでしょうか。2019年のオープン以来、一般の方が“美の複合体験”を楽しめる施設として話題を集めていましたが、今年2025年、さらなる進化を遂げて本日1/22(水)にリニューアルオープンしました。
「資生堂グローバルイノベーションセンター」の1・2階に位置する「Shiseido Beauty Park」は、研究員と生活者がつながり、未来の美の可能性を共創する施設。肌・身体・心のつながりを解き明かす先進サイエンスが体験できる5つのラボで構成されています。施設自体は入場無料というのもうれしいポイント。
今回はラボのひとつである「Shiseido Kitchen Lab」で行われた試食会のレポートを中心にご紹介します!
薬膳発想の美味を堪能「Shiseido Kitchen Lab」
新しい“食体験”BEAUTY YAKUZENとは?
Shiseido Kitchen Labは、一見おしゃれなカフェテリア。ですが、“ラボ”と名付けられているとおり、最先端の資生堂サイエンスを活用した新しい食体験をかなえる場所となっています。着目したのは、薬膳。
すべての食べ物には、薬と同じような効能がある。そんな“薬食同源”という薬膳の考え方と、独自のサイエンスを掛け合わせて、シーズンごとの美容悩みに合わせたこだわりのメニューを考案しています。
肌のかさつき・ハリの低下・シワといったお悩みが気になる冬のメニューは、写真のようなラインアップ。満足感ばっちりのお食事プレートから、スイーツまで……迷うこと間違いなし!
かさつきやハリ対策にうれしい薬膳食材たっぷり
まず驚いたのは「BEAUTY YAKUZEN プレート」(¥1870・ドリンク別)の色鮮やかさ、そしてそのボリューム。お肉orお魚、選べるメインディッシュ1品に4品のデリ、その時々で変わるスープに五分搗き米、食前茶までセットになっています。
写真は、1・2月に提供されるお肉のプレート。かさつく冬の肌にやさしい蓮根と豚肉を、発酵調味料の豆豉(トウチ)と生姜で蒸しあげた薬膳メニューに、からだを温める九条ネギをトッピング。
まわりに添えられたデリにも、あたため食材の金柑や胃腸にうれしい菊芋、内側からのうるおいが期待できる百合根や銀杏などなど、冬に摂りたい薬膳食材が目白押しです。
小学生までのお子様向けのキッズプレート(¥1100)の用意もあるというから素敵! ライスの大盛りも可能(+¥150)なので、食欲旺盛なパートナーと訪れても大丈夫です。
お魚のプレートは、海老と帆立のハーブ春巻き。冬に働きを落としがちな「腎」を補う食材ともいわれる魚介などを、こんなに美しい見た目で、贅沢にいただけるなんて!
このほか、通年メニューのハーブたっぷりの薬膳カレー 4種のハーブとポークや生姜香る参鶏湯(プレートの右奥に見えますね!)もご用意。こちらも要チェックです。
もちろん、横浜散策のちょっとした休憩にお茶を楽しむのにももってこい。季節のマフィンやガトーショコラ、通年メニューのキャロットケーキやプリンなど、目移り必至のスイーツと一緒にオーダーしたいのは、オリジナルの薬膳茶(各¥770)。COOL・RELAX・WARMと、その時の自分の状態を整えてくれるものが見つかるはずです(ちなみに……オールモルトのビールや厳選のナチュラルワインも楽しめますよ!)。
冷えケアに!? BEAUTY YAKUZENパフェ
そして大本命。ぜひぜひ召し上がっていただきたいのが、季節のBEAUTY YAKUZENパフェ! からだを温め、肌をうるおす薬膳素材たっぷり、大人にぴったりのパフェです。こちらも1・2月限定。
色とりどり、食感も楽しい薬膳パフェ
はらりと彩りを添えるバラの花びらも、実は薬膳素材。気血の巡りをよくするといわれているんです
冬の限定パフェは、資生堂カラーの真っ赤な苺にまず目を奪われます。このツヤッツヤの苺、なんと金柑のゼスト(皮のすりおろし)でマリネされているんです。雪の結晶をかたどったサクサクのチュイルは、米粉に人参とクランベリーパウダーを混ぜ込んで焼き上げ。雪を思わせる純白の粉は、なんと酒粕パウダー!
横から見ても色鮮やか! 冬パフェらしく、肌にうるおいを与えるものや「温」を補うとされる薬膳素材がたっぷりと取り入れられています。
オリジナルチャイスパイスをブレンドしたほうじ茶チャイアイスは軽やかな甘さ。スパイスのおかげか、寒い今の時期、しかもアイスなのにからだの内側にひんやり感が広がらないのが不思議。
そのあとも、ビターチョコをまとったサクサクのハトムギクランチ、プチプチ食感のザクロと苺と金柑のコンポート、ジンジャーシロップに漬かったコリコリの白きくらげ……食べていて本当に飽きないんです。いちばん下の人参と温州みかんの寒天まで、まさに夢見心地。スイーツよりお酒のおつまみ派(笑)の私ですが、ぺろっと完食しちゃいました! 軽やかな食べ応えで、ほんわか幸せになれるパフェ。リピート必至の美味しさです!
BEAUTY YAKUZENパフェ -WINTER-(苺&金柑とほうじ茶チャイアイスのパフェ) ¥2530
各メニューのラストオーダーなどをチェック!
横浜「Shiseido Beauty Park」ほかには何がある?
ポカポカとお腹も満たされたところで、「Shiseido Beauty Park」の1階フロアを見学。
こちらには資生堂で“いちばん小さな工場”もあるんです。まさに、研究員と生活者がつながり、未来の美の可能性を共創していくことを予感させます。
見たことのない美に出会える実験基地「fibona Lab」
そして、フロアの一角にあるこちらは「fibona Lab」。社外の革新的なテクノロジーやアイディアを融合し“世の中にない”ビューティプロダクツを生み出すオープンイノベーションの実験基地です。
今回のオープン時には、昨年9月にマクアケで限定発売した「スキンアクセサリー」(写真:全3種 各¥5000)を再発売。この愛らしいパーツで肌をデコって、通常のメイクアップにはないデコラティブな表現が楽しめます。
私も試しに指先につけてもらったのですが、パーツを肌につけるためのジェル&ミストのヴェール技術に驚き! ピタリと密着させつつも、膜感やつっぱり感を感じさせず、肌にやさしいつけ心地。指輪のようにつけていただいた半球のパールが、まるで指輪のように、家に帰るまでずーっと手もとを華やがせてくれました。今度は耳たぶにつけてみたい!
fibona Labでは、美のインスピレーションが湧くようなアート企画も展開予定。オープンから3ヶ月間は特殊メイクアップアーティスト・Amazing JIRO氏や資生堂ビューティークリエイションセンターのアーティストらによる「スキンアクセサリー」を使用したヘッドマネキンが鑑賞できます。
自分だけの密やかな香りの愉しみ「香肌晶」
そして、驚きのプロダクトがもうひとつ。
「Shiseido Beauty Park」のオープンに合わせて発売される「香肌晶(かはだしょう)」(全2種 各¥3000)は、日本独自の香り文化にインスピレーションを受けて開発された、自分のために香らせ、自分を整えるアイテム。凛としたヒノキ、甘美なミカンの2種展開です。
肌に溶け込む香りのパウダー
パッケージに記されている「215」という数字は、完成までに重ねた試作の回数だそう!
当日、実際に香りをかいで、そのすがすがしい麗しさにガマンができず……。ヒノキを購入して帰ってきました。
香り以上に惹かれたポイントは、香りアイテムなのにパウダー状だということ。なんて斬新。
この粉雪のようなパウダーを肌にすべらせると体温で溶けていくのですが、手触りは実にさらさら。
パウダーが消え、香りだけが肌と一体化し、自分の香りと混ざり合う……。ちょっと瞑想のような、自分の内面を整えてくれる新鮮な瞬間。人に気付いてもらうものではなく、自分を整えるための香りです。
こちらは「Shiseido Beauty Park」限定発売、さらに数量もかなり限られているとのことなので、気になる方はぜひ横浜へお急ぎください!
このほかにも「Shiseido Beauty Park」には、きれいになれる“お楽しみ”がたくさん。
全13種の肌・身体・心の測定を行い、トリートメントを含むひとり一人に合わせた3つの体験を提供する“美の検診”(有料)が受けられる「Shiseido Diagnosis Lab」、見るだけで美しくなれる映像体験ができる「Beauty Retreat Theater」や資生堂の美の歴史に触れられる体験型ミュージアムの「Shiseido Art & Science Lab」なども要チェック。1日中楽しめちゃうかも。
オープン記念キャンペーン、各ラボの営業時間・要予約コンテンツなど、詳細は公式サイトでチェック。ぜひお出かけしてみてくださいね。
Shiseido Beauty Park
◆所在地:横浜市西区高島一丁目2番11号
(みなとみらい線「新高島」駅 1・2番出口すぐ、JR/市営地下鉄「横浜」駅 東口から徒歩10分)
◆入場料:無料
-
シワ・シミ・乾燥。40代の肌悩みに応えるものだけ! 2024年マイ・ベストコスメ(スキンケア編)【マーヴェラス原田の40代本気美容 #894】
ひしひしと加齢を感じる肌にはランコム、シミが気になるならポーラ。プチプラコスメもすごいんです! 職業柄、毎日新たなコスメを次から次へと試す中でも、気がつくと頻繁に手に取っていて、中身が減っていくのを心底寂しく思った、手ごたえ満点のリアル溺愛アイテムばかり。アラフォー世代に贈る、超個人的「ベストコスメ2024」スキンケア編をお届け。
-
40代、手間いらずできれいになれるものだけ! 2024年マイ・ベストコスメ(メイク編)【マーヴェラス原田の40代本気美容 #891】
カバーマークのハリ対策UVからキャンメイクのプチプラマスカラまで! 職業柄、毎日新たなコスメを次から次へと試す中でも、気がつくと頻繁に手に取っていて、中身が減っていくのを心底寂しく思った、手ごたえ満点のリアル溺愛アイテムばかり。アラフォー世代に贈る、超個人的「ベストコスメ2024」メイク編をお届け。
-
12星座別の香り、知ってる? イライラリセットにおすすめの香りブランド4選【マーヴェラス原田の40代本気美容 #883】
【パロサント・ヒノキ・クスノキetc. 樹木の香りに癒される】忙しい時こそ「香り」のチカラを借りよう。心が鎮まり、浄化されていくような森の香りを楽しめるアイテムから、ユニークな12星座別アロマまで「コスメキッチン」で買える知る人ぞ知る系フレグランスブランドをピックアップ。仕事の合間やお家の中で森林浴気分を味わって、気分を切り替えて。
-
あの手この手で冷え解消! 大人を守る「温活」新名品まとめ【マーヴェラス原田の40代本気美容 #882】
【最新の冷え対策・温活グッズ】家では“着る毛布”にくるまって、靴下3枚重ね! それでも血行はイマイチ、なかなか温まらない「スーパー冷え性」が見つけた最新のあたためアイテムをご紹介。本格的な寒さが訪れる前に備えておくべきアイテムはこれ!