2025年ネクストブレイク観光地、滋賀へ!
オーバーツーリズム状態の東京や京都を避けて、文化と美食を求める感度の高いインバウンドの方々から注目されているのはもちろん、京都、名古屋からのアクセスの良さもあり、滋賀の多様な文化に魅せられた日本の旅上手な方からも人気とのこと。
先日、滋賀在住の友人に誘っていただき、滋賀へプチトリップしてきたので、張り切ってレポさせてください!
信楽といえば、皆さん真っ先にあの信楽焼の狸を思い浮かべますよね!
もちろん狸だけではなくて、信楽は焼き物のまち。信楽焼は日本六古窯のひとつで、その始まりは鎌倉時代にさかのぼると言われています。
今回は、明治7年創業の信楽焼の老舗窯元、「大小屋」の4代目当主奥田さんに特別にアテンドしていただき、美食と観光のガストロノミーツーリズム体験を楽しんできました。
触れて、観て、食べて、遊んで、全て楽しめるスポット「大小屋」へ。
2階のギャラリーには地元の作家さんによる信楽焼の作品がたくさん並んでおり、日常使いしたくなる実用的なうつわから芸術的なかなりの大作まで、見るだけで楽しめます(もちろん狸もたくさんいます)。
そして、岡本太郎の貴重な作品も展示されています。
それもそのはず、あの万博で有名な「太陽の塔」のレリーフは、大小屋で作成されたんです!そしてなんと、奥田さんのご実家にしばらく岡本太郎が滞在し、制作に励んでいたとか!
大小屋にはペット同伴化のOKのカフェレストランがあり、近江牛を贅沢に使ったメニューや、ペット用のランチもあります。ペットと一緒にご飯が食べられるのは嬉しいですよね。
本格的な石窯パンも販売されており、私もカンパーニュを買って帰りましたが、食べ応え満点でした。
こちらでは、ろくろや手びねりでうつわを作る本格的な陶芸体験ができます。なんとペットも一緒に体験できるそう。
今回陶芸はしなかったのですが、窯を見学させてもらいました。
この釜を囲んでいる小屋は、裏千家家元御用達の数寄屋大工棟梁、中村外二が建てたものだそうです。
(私は中村外二のすごさをあまり知らなかったのですが、日本建築に詳しい方ならびっくりするようなエピソードではないでしょうか)
宮大工が手がけた静謐な空間、「東雲」
中央に位置する漆塗りのオブジェは、ロエベ クラフトプライズにも輝いたアーティスト石塚源太さんの作品。
この日は、櫻川オーナーシェフの山本さんが京都から来てくださり、ご自身で腕を振るってくださいました!
シャンパンから始まり、ワイン、日本酒と、一皿一皿に合うお酒をおしゃれな酒器とともに奥田さんがチョイスしてくれるので、ついついお酒が進みます。
独自に精製したという特別なお水を使っているからでしょうか。十割とは思えないほどなめらかな舌触りにコシもあるお蕎麦は本当に美味しかったです。
デザートは蕎麦粉で作られたシフォンケーキ。
おなかも心も最高に満たされるお料理の数々でした。
「東雲」はお昼はお蕎麦のメニューですが、人気店なのであらかじめご予約がおすすめです。
「櫻川」のディナーは完全予約制になります。
詳しくは、大小屋HPをご覧くださいね。
私も近々、今度は子供を連れて陶芸体験をしに再訪したいと思っています。
また、素敵な場所を訪れたら、ブログでご紹介させていただきたいと思います。